岩の割れ目にしがみついて生き残る、氷河期には大陸と日本が繋がっていた生き証人、タンナチョウセンヤマツツジの悲劇
日本では対馬だけに自生するという珍しいツツジ、「タンナチョウセンヤマツツジ」が絶滅の危機に瀕している。断崖絶壁の岩場でも生きられるために、残ったわずかな植物を、我々は守らなければならない。
山には美しい花が咲き、珍しい植物がたくさん生息しています。植物写真家の髙橋修さんが、気になった山の植物たちを、楽しいエピソードと共に紹介していきます。
岩の割れ目にしがみついて生き残る、氷河期には大陸と日本が繋がっていた生き証人、タンナチョウセンヤマツツジの悲劇
日本では対馬だけに自生するという珍しいツツジ、「タンナチョウセンヤマツツジ」が絶滅の危機に瀕している。断崖絶壁の岩場でも生きられるために、残ったわずかな植物を、我々は守らなければならない。
山の危険な野生動物スズメバチ。近寄ってきたときは静かにやり過ごし、緊急時にはとにかく走って逃げる
秋の時期の活発に活動するスズメバチ。今年は暖かかったせいか、11月下旬になってもまだ活動しているという。スズメバチに刺されないための秘訣は「静かにやり過ごし、緊急時にはとにかく走って逃げる」ことだという。
山でツキノワグマに遭わない秘訣は「こちらが先に見つけること」。植物写真家が山で気をつけていること
植物写真家の髙橋修さんは、入山者の少ない山ばかりに入っているため何度もヒグマやツキノワグマを見ているが、幸い、被害にあったことはないという。クマに襲われるニュースが後を絶たないが、ツキノワグマに出会わないために、高橋さんがツキノワグマに対してふだん気をつけていることは「こちらが先に見つけること」だという。
奇跡も、発見も、あるんだよ。新種キリシマギンリョウソウの発見
登山愛好者にとっては「ギンリョウソウ(銀龍草)」は決して珍しい植物ではなく、きっとどこかで見かけたことがあるはずだ。その、今まで見てきたギンリュウソウ、実は新種のものだったかもしれない。
世界自然遺産の島・西表島で起きていること。絶滅危惧種のウミガメが絶滅危惧種のウミショウブを食べ尽くす
浅瀬の海に生きる、絶滅危惧種の植物「ウミショウブ」。この植物を守るためにはどうすればよいのだろうか? ウミショウブの数を減らしているのは、やはり絶滅危惧種の「アオウミガメ」というのは、なんとも皮肉な現実だ。
シラネアオイの山、北海道・目国内岳。登山道脇の大群落に心奪われる
シラネアオイ――、花名のとおり日光白根山などで見かける美しい花だが、本州では珍しい花だ。しかし北海道では、あちこちの山に咲く普通の山の植物だという。そんなシラネアオイを見に、本州出身の筆者は北海道の目国内岳へと向かった。
梅雨の晴れ間には平標山に――。夏山シーズンの前、最初に高山植物が見られる貴重な山
上信越国境にある平標山は、梅雨の最中にたくさんの高山植物に出会える山として知られている。梅雨の最中の今が、まさにその時。ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラなど、色とりどりの花が迎えてくれる。
寒い冬でも都会の足元で花を咲かせるヒメツルソバ。その逞しい生存戦略
冬の寒い時期でも、元気に花をつけている植物もある。その1つが「ヒメツルソバ」。ヒマラヤが原産というこの植物の生存戦略を知ると、植物の逞しさを感じるだろう。
魔法のように美しく――。「逆さスマホ」で紅葉の落ち葉を撮影しよう
地面に落ち葉が降り積もる季節だが、この落ち葉も紅葉の風物詩の1つだ。この自然の造形物をスマホで美しく撮るには? その必殺技が「逆さスマホ」だ。
紅葉の木々の写真は、なかなか見たようにキレイに撮れない。ただキレイに撮れるコツはある
この美しい紅葉をスマートフォンでより美しく撮影したいが、紅葉の木々の写真は、なかなか見たようにキレイに撮れない。ただキレイに撮れるコツはある。そこで今回は、スマホで魔法のようにキレイな紅葉写真を撮るコツを伝授。