日本の変な植物ベスト10があれば、きっとベスト5には入ってしまうだろう「ツチトリモチ」には、他人の空似のキノコもある
この写真を見て、キノコと考えるのは普通の感覚だが、実はキノコではなく「ツチトリモチ」という植物の花だという。鹿児島の山を訪れた髙橋修氏さんが、この不思議な植物の謎の多い生態に迫る。
山には美しい花が咲き、珍しい植物がたくさん生息しています。植物写真家の髙橋修さんが、気になった山の植物たちを、楽しいエピソードと共に紹介していきます。
日本の変な植物ベスト10があれば、きっとベスト5には入ってしまうだろう「ツチトリモチ」には、他人の空似のキノコもある
この写真を見て、キノコと考えるのは普通の感覚だが、実はキノコではなく「ツチトリモチ」という植物の花だという。鹿児島の山を訪れた髙橋修氏さんが、この不思議な植物の謎の多い生態に迫る。
カエンタケとナラ枯れの因果――。自然は複雑に絡み合い、不思議な因果で結ばれている
キノコ採りの季節だが、猛毒のカエンダケが増えているというので注意が必要だ。この原因は「ナラ枯れ」というブナ科の樹木に発生する現象によるもので、その遠因は人々の生活様式の変化によるものだという。
絶滅危惧植物のエンビセンノウに出会って考えた、持続可能な自然との付き合い
絶滅危惧植物として環境省のレッドデータに載っている「エンビセンノウ」。こうした希少種の植物を見つけたとき、我々が取るべき行動は「持続可能な自然との付き合い」。美しい自然が、これからもずっと残されていくことを願って――。
大雪山の高山植物を堪能する――。本当のところ、あまり教えたくない穴場にて
自然・植物写真家の髙橋修氏は、この夏、北海道・大雪山を訪れた。大雪山と言っても広く、向かった1つが旭岳の南西にある緑岳や大雪高原沼めぐりコース。「本当のところ、あまり教えたくない穴場の山」という場所を紹介。
日帰りで、格安に公共交通機関を使って、中央アルプスの高山植物を楽しもう
日本アルプスに登って高山植物を鑑賞となると、日帰りでは難しいうえに、時間的にも経済的にも、もったいない気持ちになる。しかし「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」を使ってリーズナブルに訪れた宝剣岳では、多くの高山植物が迎えてくれた。
関東の太平洋側と日本海側の植物が同時に見られる、玉原湿原の高山植物
群馬県沼田市、武尊山の西側に広がる玉原湿原は、尾瀬の近くにあって目立たないが、小規模ながらも植生豊かな場所だ。6月、そんな玉原湿原に高橋修氏は訪れた。
今まで見過ごしてきた雑草の美しさと逞しさを知る「あした出会える雑草図鑑100」
長く続いた感染症対策で生活様式が変わり、近所を散歩する機会が増えたという人が増えたという。そんな散歩のお供に、ぜひ連れていきたいのがこの本。今まで見過ごしてきた雑草の美しさに気づくはずだ。
植物の名を知るには図鑑がいちばん効率的。この春から植物図鑑を使ってみよう
野山に咲く花の名前を知るに際して最も効率の良い方法は、やはり「アナログの図鑑を眺めること」というのは自然・植物写真家の高橋修氏。図鑑をパラパラめくるほうが、画像検索よりもずっと早く見つかり、深く知ることができるという。
春の準備が始まったアブラチャンの冬芽。小さいけれどもかわいく目立つ冬芽の秘密
少しずつ春めいてきているが、まだ山々の木々は冬枯れのままだ。しかし、その枝をよく見ると冬芽が育っている。なかでも3月に黄色い小さな花を咲かせるアブラチャンの冬芽は、不思議な形をしていて興味深い。
日本アルプスの高山植物が、四国の山になぜ生えるのか? タカネマツムシソウの不思議
北アルプスなどの高山帯のみに咲くはずのタカネマツムシソウは、四国の山々でも生えている。同じタカネマツムシソウなのか、また何故四国に咲いているのか――。自然・植物写真家の高橋修氏が四国で見て考えたことは?