行程・コース
天候
5/2 快晴、5/3-4 穏やかな晴れ一時曇り(気温は日中高め)
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
5/1 19:30 自宅発 23:40 三股登山口駐車場着(圏央道、関越道、上信越道、長野道経由) 駐車場は、15台(3割位)
この登山記録の行程
【1日目】
三股・林道ゲート(05:30)・・・三股[休憩 10分](04:44)・・・標準点櫓跡[休憩 30分](09:41)・・・前常念岳[休憩 30分](12:39)・・・常念岳[休憩 30分](14:02)・・・常念小屋(15:30)
【2日目】
常念小屋(04:20)・・・横通岳南肩[休憩 10分](05:00)・・・東天井岳分岐(06:50)・・・大天荘[休憩 20分](08:25)・・・大天井岳[休憩 30分](09:00)・・・大天荘(09:35)・・・東天井岳分岐[休憩 10分](10:20)・・・横通岳南肩(11:30)・・・常念小屋(11:54)
【3日目】
常念小屋(04:30)・・・常念岳[休憩 30分](06:00)・・・蝶ヶ岳三角点[休憩 30分](10:35)・・・横尾分岐(11:10)・・・蝶ヶ岳[休憩 20分](11:35)・・・まめうち平[休憩 10分](13:40)・・・三股(15:25)・・・三股・林道ゲート(15:40)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
2017GWは天候が4/29-5/1までが不安定、5/2-5/5が晴れの予想であったので、前半はテニスと山行準備とし、5/1 19:30自宅発、23:40三股駐車場着し車中泊。
5/2 5:30 山行開始。(三股ゲート駐車場のトイレが使用不能で困ったが三股登山指導所で用が足せた。) 三股指導所(1350m)に登山届を提出して間もなく分岐点。蝶が岳への直進と右に別れて常念岳への樹林帯の急登に取り付く。1600mを過ぎると徐々に雪道となりアイゼン歩行となるが朝のうちは雪が固くアイゼンが利くものの3泊4日のテント泊ザックは約22kgで足取りは重い。10:30頃2200mに達して傾斜が緩み、12:30前常念に着くと南東側稜線に雪庇が張り出した常念岳が大きくなる。13:54常念8合目の分岐に荷を置いて、10分で2857mの頂上に着いた。頂上は360度のくっきりとした大展望で、南の富士山と南アルプス、南西に央アルプスと活発な噴煙の御嶽と乗鞍、西手前から北西に峩々たる槍穂高連峰が大きく迫る。大キレットの奥に加賀の名山白山が白く輝く。槍ヶ岳の右奥に北ア最深部の双六・鷲羽・水晶が並ぶ。北には立山・剣・奥に白馬連峰と鹿島槍。北北東に大天井と燕岳、妙高火打と戸隠が並び、東に浅間山・八ヶ岳が望まれて、この時期としては滅多にない登山の醍醐味を味わえた。14:30頂上を後にし、15:30常念小屋テント場に到着。小屋で受付し、幕営料1000円・水2L(400円)・ビール500ml(700円)を払い、テントを張り、雪に埋めておいたビールで槍ヶ岳を眺めながら1人乾杯。14:00頃常念岳の頂上直下北東斜面で長さ300m幅50m位のやや大きな雪崩があり、廃道となっている旧トラバース道を横切って流れ下った。人的問題は無かったが、この時期、雪の状態により自身の山行に考慮すべき教訓となった。また、常念の西側斜面の雪面を上部(2700m付近)から数名のバックカントリーのスキーやボードの人たちがシュプールを描いているのを羨ましく眺めた。(小さな雪崩が幾筋も発生していたが特に危険はない。) 東側眼下には安曇野が横たわり水を張った田んぼと犀川が明るく穏やかな春を告げている。テント泊者との情報交換や一の沢ルートから登ったグループの女性の方などと歓談し楽しい時間を過ごした。18:00頃夕食、19:00就寝。
5/3 3:00起床。4:20 テントは張ったまま軽量で大天井岳(2922m)に向け出発。雪は締まりアイゼンが利くが、雪の無い所が多く煩わしいが順調に進み、9:00に到着。2922mの頂上は北ア全体が一望できる大展望で常念岳がやや低く望まれ、特に槍ヶ岳が大きく迫り、2013/10/11の北鎌尾根山行や2016/1/1の槍登頂を思い出した。前日ほどではないが好天で約30分展望を満喫して引き返し、11:55テント場に帰着(ビールで乾杯)。(昨夕はテントが15張程であったが、3倍位に増えた)16:00頃夕食を取り18:00就寝。
5/4 3:00起床。 4:30テントを撤収し出発。八合目手前で雷鳥3羽に遭遇し、暫し姿を追うが良い写真は撮れず心残りであった。6:00常念岳頂上着。30分頂上展望を楽しみ蝶が岳に向け出発。途中燕岳から縦走してきたUさんと相前後して進み、互いの山行を語り合い楽しい時を過ごせた。(帰途GW渋滞を避けるため12:00までに蝶が岳に着いたらそのまま泊まらず下山と決めていた。)
11:40頃蝶が岳到着。 記念写真を撮ってUさんに挨拶し、下山を開始した。2550m辺りは残雪が多くシリセードが楽しめた。さらに傾斜がきつくなり一歩毎に大きく潜るようになり2200m辺りまでは、転倒など悪戦苦闘が続いた。(登りとのすれ違いも大変であった。)その後緩やかになり13:50まめうち平(1900m)着。14:48ゴジラの木。三股付近の渓流でイワナ釣りの長野のご夫婦に会い10匹ぐらいの釣果を見せて頂いた。更に山菜を採って帰るとの由。(羨まし)15:35駐車場着。16:00頃ラドン温泉「ほりでー湯」入浴、露天風呂から常念岳を仰ぎ、この山行の余韻に浸る。後、帰路につく。若干の渋滞はあったが回避ルートなどで、22:00帰宅。
フォトギャラリー:31枚
5/2 5:44 三股登山口登山指導所から50m位先に分岐
左 蝶が岳、右 前常念経由常念岳方面
(1350m付近)
5/2 9:34 2200m付近 急登が終わり左折して尾根筋にでる
5/2 10:16 2300m? やや長い稜線歩き。(荷が重い)
5/2 10:46 2550m付近 前常念に近づく
樹林帯を抜ける
5/2 12:32 2600m付近 前常念の石室
5/2 13:54 2800m付近 間もなく常念八合目分岐点(槍ヶ岳が正面に!)
5/2 13:55 2800m付近 常念岳東斜面
雪庇が大きく張り出している。
5/2 14:10 2857m 常念岳頂上より(槍ヶ岳を背に!)
5/2 14:11 左:御嶽山(噴煙が多い)
、右:乗鞍岳(NW)
5/2 14:15 常念岳山頂にて(WWN)
5/2 14:23 常念山頂より(N)
中央左より 1:大天井岳、2:立山(奥の連山)、3:剣岳(黒い三角錐)、4:鹿島槍ヶ岳(双耳峰)
5/2 14:29 常念岳山頂より(NNW)
5/2 14:30 常念山頂より(SW)
右より 涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、乗鞍岳、遠くに御嶽、左:蝶が岳の稜線
5/2 15:50 常念小屋入口(雪のトンネル)
5/3 08:16 大天井山荘と冬季小屋 頂上が近づく。
5/3 08:58 大天井岳頂上(槍ヶ岳を背に)
5/3 09:00 槍ヶ岳の右奥に白山 その右に北ア北部の山々
5/3 09:01 大天井岳から望む春霞の安曇野
5/3 11:25 常念小屋と常念岳
5/3 11:26 槍ヶ岳ズーム(穂先の右に槍ヶ岳山荘)
5/3 11:30 右より、北穂(白い)・涸沢岳(黒い)・奥・前穂・乗鞍岳(奥))
5/3 11:40 常念岳と山小屋(横通岳より)
5/3 14:17 テント場風景(中央の白っぽいのがマイハウス)
5/4 04:59 常念2600m付近でご来光。
5/4 05:46 2800m付近で雷鳥
5/4 11:17 蝶が岳ヒュッテ着(Uさんと)
5/4 11:55 三股方面分岐(これより下山)
5/4 12:01 午後になり気温上昇、深い雪で50cm位潜る
5/4 13:50 2時間弱でまめうち平(1900m)着(蝶が岳ヒュッテから3.9km、三股へ2.5km)
5/4 14:51 有名な”ゴジラの木”
5/4 15:09 三股手前の吊り橋(この先河原コース、増水時は左に高巻きする)
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | サブザック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
健康保険証 | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
テント | シュラフ | シュラフカバー | テントマット | スリーピングマット | ストーブ |
燃料 | ライター | カップ | クッカー | オーバーパンツ | オーバーグローブ |
雪山用登山靴 | アイゼン | ピッケル | スリング |
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