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山伏 大谷崩ルートで夜営訓練(新窪乗越で敗退orz)

山伏( 南アルプス)

パーティ: 1人 (山野けいすけ さん )

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行程・コース

天候

1日目 曇、吹雪(夜 風速17m) 2日目 快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 西日陰沢の山伏登山口に車を置いて、大谷崩ルートの記念碑公園駐車場まで徒歩2時間近く。
そのまま縦走して下山する予定が・・・。

この登山記録の行程

1日目
山行
4時間34分
休憩
4分
合計
4時間38分

S山伏登山者用駐車場09:0910:22大谷嶺駐車場10:2410:40大谷嶺登山道入口10:4210:59扇の要13:47新窪乗越泊

2日目
山行
2時間22分
休憩
4分
合計
2時間26分

泊新窪乗越08:1409:21扇の要09:29大谷嶺登山道入口09:3009:34大谷嶺駐車場09:3710:40ゴール地点G

コース

総距離
約13.2km
累積標高差
上り約1,309m
下り約1,322m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

ツェルトトレーニングの為に山伏に行って来ました。
西日影沢ルートが安定ですが、折角の泊りなので縦走をしようと。西日影沢(山伏登山駐車場)に車を置いて、2時間近く車道を歩いて登り大谷崩方面へ。あわよくば誰か拾ってくれないかなぁ・・・と甘えた考えしていましたが、出発時間も遅く、そもそも記念碑公園駐車場に1台しか停まっていませんでしたorz
西日影沢までは凍結も無く安心して車が運転出来ていましたが、途中のお墓を右手に登っていくあたりからは雪が多く、嫌な感じに凍結も有り。チェンスパ装着も微妙だったので、轍部分を避けて歩いたり、大きく迂回して記念碑公園駐車場まで行きました。
扇の要に行く途中にカメラを持ったお兄さんとすれ違いましたが挨拶しかしなかったのですが、トレースは早々に(大谷崩登り始めの大きめの岩あたり以降は無し)途切れていたので引き返したのかな? ・・・まぁそういいながら私自身も、大丈夫と踏んでピッケル無しチェンスパのみの超軽装で突入しましたが、案の定2014年あたりに敗退したポイント(1700-1800m地点)で進退窮まる。【写真6枚目】
前回もそうでしたが、キックステップするにも時々ガレ面に到達してそのままガレてく場面も多く、かと言って岩が露出している部分はどこが浮き石かザレて落ちるか判らないのが怖く。やはり前回(は単純に所持してませんでしたが)と同じようにピッケルを持ってきてないので、滑ったらどうしようと焦っているうちに足が攣る(苦笑) 半分這って足を休められる木が生えている所に避難して、芍薬甘草湯を飲んでしばらく休憩。

・・・明らかに引き返すべき条件でしたが、今回ビバーク訓練の為にフル装備だったので、山伏到達しなくても雪上夜営して、どうせこの道帰り通らないからいいやとチェンスパを装着して登り切った所、激風(事前の予報では風速17メートル)と雪。新窪乗越の看板もかろうじて先が見えている程度でした。先ほどの足攣りもありようやく人心地つきたいのに寒いので、奥の方にスコップで30cmほどの穴掘って潜り昼食後。14時と微妙な時間でしたが山伏方面へ。
乗越から最初の坂を登ろうとしてズボズボで膝下程度。それでもラッセルで進もうと思ったら早々に股下まで到達したので【写真15】速攻停滞決定。なんと、最初の倒木より手前なんで、20メートル進んでないと思います(苦笑)

そこからは時間が駄々余りだったので、まずは竪穴式雪洞(あわよくば横穴式も)を掘ろうとしましたが【写真17】【写真19】【写真20】深さ全然足らず。どうせ撤去するので適当に設置したので写真からもにじみ出る適当感。気を取り直して底割れをさせてタープ状にして設営、ただやはり掘りが足りなく非常に微妙な【写真21】【写真22】高さになってしまいましたが、夜に台風レベルの激風が来てサイドリフターの竹ペグ吹っ飛んだかと思ったぐらい揺れたので、あまり高い位置にタープを設置しなくて正解でした。
夜になって更に風が強くなってきたので【写真25】潰れた時の為に折り畳み傘を展開。寒さで結露と言うより霜でしたが、風で始終揺れていたので、自分で結露を拭いた(正確には霜を落とした)のは2回ぐらいで済みました。経験になったのか微妙ですが夜営は終了。

下山時は軽アイゼンどころかチェンスパでピッケル無しの山を舐めるなスタイルだったので。念の為に新窪乗越で登山計画書に書いてある服とザックの特徴・警察への連絡先・12時までに追加連絡無かったら大谷崩で滑落して動けない状態なので警察に連絡して欲しい旨を家族に伝え下山開始。(* 帰宅後、超怒られましたorz) 1800mあたりで大谷嶺に向かうシニアパーティとすれ違い、無事下山。・・・そして再び1時間半の車道歩きを経て無事下山しました。

正直プラスマイナスで考えるとマイナス面が多くなってしまった山行でしたが。やはり近場のトレーニングには山伏はベストだと再確認。雪が引く前にあと数回は行ってみたいと思いました。

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