行程・コース
天候
曇り時々霧
登山口へのアクセス
バス
その他:
奥多摩駅より西東京バス奥21 東日原行き(7:27) 東日原7:54着
この便の前に川乗橋行きバスの増便が出ていました
この登山記録の行程
東日原(08:00)・・・稲村岩のコル(08:50)[休憩 15分 この間稲村岩方向へ偵察]・・・鷹ノ巣山(10:59)[休憩 36分]・・・縦走路分岐(11:50)・・・水根山・・・六ツ石山分岐(12:47)・・・三ノ木戸山分岐(13:12)・・・奥多摩駅(14:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
9月二度目の三連休も天気予報がパッとしませんが、中日は晴れ予報ということで、小さな秋を探しに鷹ノ巣山へ。
奥多摩に登る際に、これまで一番利用したのが東日原のバス停。そこからいつも仰ぎ見ていたのが屹立した稲村岩です。実は鷹ノ巣山にもこれまで登ったことがありません。では、ということで計画したのが、稲村岩尾根から鷹ノ巣山を経て石尾根を奥多摩駅まで下るコース。稲村岩そのものにも登れるらしく興味もあったのですが、ルートを自分で的確に見極められる自信もなく、今回は途中まで偵察しただけで今後の課題としました。
爽やかな秋晴れのもとでの登山を期待していたのですが、残念ながら天候は曇りで時折霧に巻かれる状態。でもその分涼しく登れましたし、霧にけぶるブナや針葉樹のかぐわしい香り、秋の草花を楽しむことができました。霧の山というのもしっとりしていて良いものです(負け惜しみでなく)。早くも紅葉し始めている木や、のびひろがるキノコ、秋の草花、それに霧も秋の季語になるくらいですから、そこかしこに小さな秋を見つけることができました。
稲村岩尾根は、奥多摩三大急登の一つとされていますが、登山道が細かいつづら折れになっているためか、比較的涼しかったおかげか、はたまた曇天がテンションが妙に上がるのを防いでオーバーペースにならなかったためか、さほど苦労ぜずに登れました(・・・と思ったのですが)。標高差や距離が大きな本格的な山行をしばらくしていないのと、一月あまりのブランクでちょっと筋肉痛になるかも・・・。
稲村岩尾根から鷹ノ巣山は、よく整備され、ペースを守って歩けば良いと思います。一方、鷹ノ巣山から奥多摩駅方面への石尾根は、特にコース後半は台風などの影響でしょうか、落ちた杉の小枝や深くえぐれて非常に滑りやすい泥の斜面など少々荒れています。特に深くえぐれた泥の箇所は、スリップに注意が必要です。泥汚れ対策として、ショートスパッツを持参するといいかもしれません。もっとも石尾根コースは奥多摩駅に直接下山ですから、帰りのバスの時間を気にしなくていいのは大きなメリットでしょう。
お風呂にも入りたかったのですが、朝から大勢の登山者が出かけてきていたことを考えると、「もえぎの湯」も混雑しているかなと今回は敬遠。15:27発のホリデー快速2号で早々に引き揚げました。
コース定数33
フォトギャラリー:47枚
東日原からいつも仰いでいた稲村岩。今日はあの尾根を登ります。
稲村岩まで連なる巨岩を眺めながら沢沿いを巻くように進みます
なるほどこうして先行する登山者の姿を見ると、稲村岩コースはかなりの傾斜であることがわかる。けれど、涼しかったためか、沢沿いのコースが変化に富んでいるためか、登りが苦しかった印象はない。
大きな白いキノコ発見
稲村岩のコル。道標には稲村岩の表示が覆い隠され安易な立ち入りを戒める表記が
しばらく稲村岩方向に偵察してみましたが、登頂はまたの機会にしましょう
栗の実もまた秋を感じさせるものですね
霧が出てきた
ブナの枯れ木の横には紅葉が始まったカエデ
大きなウロ
落ち葉におびただしい数の卵状のものが付着しているのですが、これはなんでしょう?
ちょっとグロテスク
こんな風に所々紅葉した樹木が見られます
霧を纏うブナ
美しいブナ
樹皮に生える苔
樹皮にはえる苔にさらに着生する植物
鷹ノ巣山(1736.6m)山頂に到着。急登と聞いていた割には楽に登れた気が(この時は)しました。
鷹ノ巣山から石尾根方向の眺望。残念ながら霧でほとんど見えず。これでも霧が少し抜けた場面なのです
ススキノ穂ももうすぐ開きそう
なんの木の実でしょうか?赤く色づいています
将門馬場への下りは急傾斜です
不思議な曲がり方
鮮やかに紅葉しているカエデ
六ツ石山への分岐。霧で眺望も期待できないのでそのまま進みます
トリカブトなんですが、ブレブレです
正面に大きく御前山が見えているのですが、雲に隠れてはっきりしません
左手に見えているのは大岳山。その手前にかすかに鋸山が見えています
三ノ木戸(サヌキド)山を超えたありから土が深く抉れたズルズルの急斜面が出てきますから、スリップ注意。
台風などの影響でしょうか、杉の小枝がたくさん落ちていました
稲荷神社のすぐ脇にあった石仏。享保年間の銘があります。徳川吉宗の時代ですね。最近磨かれでもしたのか、苔も付いていない真っ白な状態です
手のひらの倍以上ある大きなキノコ
秋はカマキリも出てきますね
キバナコスモス
秋海棠(シュウカイドウ)
香りに誘われて辺りを見回したら、ありました。金木犀(キンモクセイ)
彼岸花(ヒガンバナ)




