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南アルプス南部縦走2013年7月

塩見岳~聖岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (space036 さん )

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行程・コース

天候

初日:曇り時々晴れ 2日目曇時々晴霧 3日目雨強風みぞれ 4日目小雨~晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 毎日アルペン号~タクシー

この登山記録の行程

 7月27日(土)
6時30分 鳥倉登山口
9時、三伏峠
12時30分 塩見岳
3時 三伏峠
7月28日(日)
4時30分 三伏峠発
15時30分 荒川小屋着
7月29日(月)
5時30分 荒川小屋発
9時20分 百間洞
3時40分 聖平小屋
7月30日(火)
5時30分 聖平発
9時 聖岳登山口

コース

総距離
約52.3km
累積標高差
上り約5,285m
下り約5,851m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

南アルプス南部縦走(三伏峠~塩見岳~荒川三山~赤石岳~聖岳)
7月26日(金)夜行~7月30日(火)3泊4日
メンバー 1名
 南アルプス南部は、交通の便が宜しくないので安易な思いつきで出掛ける山域ではない。ましてや、縦走となるとマイカーは使えない訳だし、それなりの時期にちゃんとした計画を立てないといけない。苦手だ。
三伏峠へは、1日2便のバス。畑薙ダムからは1日掛りでないと帰れない。昔ながらの前山越えのイメージ漂う山域だ。無知だった。
インターネットで調べたところ、M日あるぺん号と言う伊那大島を経由する夜行登山バスがある。帰りも温泉付き新宿行きがあるらしい。これだと思った。
会員登録でグズグズしているうちに伊那大島便は満席に。7人目のキャンセル待ちで申し込み完了。次いで帰り便キープ。日頃の行いは決して悪くなかったらしく、1つのキャンセルが一足飛びに届き、吉報に胸を撫で下ろした。6人の方ゴメンなさい。
 これも、八重洲にあるデパート11階の山道具屋で、細引きと空気枕を買って帰り、正札を外している時に呼び出し音が、るぅるぅるぅ・・。着替えたら不携帯のはずが。
 7月27日(土)
4時 いつものことで、快眠空気枕をもってしてもウツラ寝に終始し、不眠感を抱いて伊那大島駅下車。鳥倉登山口行き路線バスまで2時間45分待ち。「お客さん」、決して明朗快活とは言えないタクシー運転手が声を掛けてきた。雲助だ。
9時、三伏峠 テント設営。食パンにヘッ電、水筒、雨具、セーター担いで、待ってろ塩見。
途中、ゴロゴロと遠くから雷鳴。ビビリながら、塩見岳を目指す。もうちょっと雷待ってぇ。
頂上では、景色はないけど、雲上の撫子に写真を撮ってもらいご満悦。この撫子、夕方には鳥倉に戻りたいそうな。日帰りですか。
3時過ぎ 帰着、スーパードライ500調達。いそいそと満開となったカラフルなテントサイトへ。プシュ、山来てよかったぁ。
水分補給は、コーヒー、きのこ入りスープ、味噌汁、緑茶。メインはカレーライス。夜ニワカ雨。
7月28日(日)
3時前には、辺りは騒がしく出発準備。これに乗じて起床。味噌汁、チキンライス
4時30分発  曇り、霧
高山植物は花盛りで、思わず写真を撮ってしまい、歩が進まない。小河内岳の下りでは雷鳥が道を塞ぐし、荒川岳の登りでも子連れ雷鳥の動画撮りで、夏山満喫。荒川小屋の分岐にザックをデポして悪沢岳を往復2時間。荒川小屋への下りでは、ちょっと不思議な風景だが、鹿よけ柵に守られ、満開の花の絨毯が楽しめた。
15時30分 荒川小屋着 幕場は貸切りで落ち着かない。
 晩飯はカレーに代わって親子丼登場。昨夜寒かったので、靴下とタイツで防寒策。
7月29日(月)
5時30分発 間もなく雨となりカッパ装着。五目ご飯はお湯でなくても美味しく食べられるものだ。
9時20分 百間洞 庇を借りてアンパン頬張っていたら、行き先を尋ねられ、聖平と告げると、頑張ってとエールを送られた。水も滴るいい女。頑張れると思った。
 中盛丸山への稜線で、兎岳付近は強風と雨でかなり厳しく体も冷え切ったと単独行の女性から情報。もっと厳しくなるのかぁ。既に横殴りで足が取られているのに。
 情報通り兎岳、聖岳では風に翻弄され、集中して対応するが前後左右に突き回される。あられ混じりのように頬が痛い。
2時10分 聖岳 写真撮影のためザックを下ろしたがブルって、尋常ではない、動き続けないといけないと思った。
 テント泊と小屋泊りの狭間で葛藤しつつ聖平に向かうが、体は暖まらない。
3時40分 聖平小屋 一張りだけテントが水に浮かんでいる幕場を見て小屋泊りの受付へ。送迎バスも予約。聖岳登山口まで歩けば良いことに。テントやめて良かったァ。靴下履き替えて、セーター,軽羽毛服着て、熱燗呑んでフゥーッ。
7月30日(火)
5時30分発 昨日水に浮かんで野営していた君に追いつき、勇気ある高校生と分かった。素泊り小屋では、強者ぶりが話題であった。ついつい40年前に自分と重ね合わせて口が開いた。君は話に付き合ってくれて、しばらく下山の時間を共にした。
9時 登山口 稜線とは別世界の素晴らしいお天気に、物干しタイム。レタスハムサンドで腹ごしらえも。
10時 井川観光協会の送迎バス乗車。
2時 畑薙第一ダム堰堤発。同乗した鈴木さんのウイスキーで出来上がって新宿駅スバルビル下車、ご馳走さまでした。笹島さんお疲れ様でした。※個人名は仮称。バス会社の方、空気枕の送付お手数お掛けしました。

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フォトギャラリー:31枚

鳥倉登山口

三伏峠のテント場

塩見小屋

シコタンソウ

シロウマオウギ

イワベンケイ雌花

イワベンケイ雄花

小河内岳避難小屋

小河内岳から富士山

小河内岳親子雷鳥

高山裏のフジウスタケ

高山裏小屋

荒川岳シコタンソウ

荒川岳ミヤマオダマキ

小赤石岳山頂

赤石岳山頂

百間洞山の家

聖岳山頂

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター ヘッドランプ タオル 帽子
サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ ナイフ 修理用具 健康保険証 医療品 熊鈴・ベアスプレー
ロールペーパー 非常食 行動食 ストーブ 燃料 ライター
カップ クッカー
【その他】 ドライポロシャツ、アームカバー、タイツ、セーター,軽羽毛服、フリース手袋、水筒1.4ℓ+1ℓ、スプーンセット、割り箸、食料4日分、非常食1日分

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登った山

塩見岳

塩見岳

3,052m

本谷山

本谷山

2,658m

烏帽子岳

烏帽子岳

2,726m

小河内岳

小河内岳

2,802m

大日影山

大日影山

2,573m

板屋岳

板屋岳

2,646m

東岳

東岳

3,141m

中岳

中岳

3,084m

前岳

前岳

3,068m

赤石岳

赤石岳

3,121m

中盛丸山

中盛丸山

2,807m

兎岳

兎岳

2,818m

聖岳

聖岳

3,013m

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