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常念岳・穂高岳登山 (一ノ沢~常念岳~蝶ヶ岳~奥穂高岳~北穂高岳~上高地)

常念岳、蝶ヶ岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 4人 (ぷーすか さん 、ほか3名 )

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行程・コース

天候

晴れ後時々曇りまたは雨

登山口へのアクセス

電車
その他: 入山:松本=(大糸線)=穂高=(安曇野観光タクシー)=一ノ沢
下山:上高地=(アルピコ交通)=沢渡(自家用車)

この登山記録の行程

8/4(日) 8:54 一ノ沢 - 10:31 王滝ベンチ - 13:29 最終水場 13:59 - 15:07 常念小屋
8/5(月) 5:59 常念小屋 - 7:57 常念岳 8:13 - 11:19 2593ピーク 11:23 - 12:40 蝶槍 12:59 - 13:14 横尾分岐 - 13:50 蝶ヶ岳ヒュッテ
8/6(火) 6:02 蝶ヶ岳ヒュッテ - 6:08 蝶ヶ岳 6:12 - 6:58 長塀山 - 9:34 徳澤園 10:25 - 11:15 横尾 11:22 - 12:11 本谷橋 12:20 - 13:08 Sガレ 13:15 - 13:50 涸沢ヒュッテ
8/7(水) 5:59 涸沢 - 6:33 パノラマ分岐 - 7:00 ザイテングラート 7:05 - 7:45 穂高山荘 7:50 - 8:32 奥穂高岳 8:52 - 9:35 穂高山荘 9:40 - 10:00 涸沢岳 10:20 - 10:34 穂高山荘 11:02 - 11:46 ザイテングラート 11:52 - 12:09 パノラマ分岐 - 12:30 涸沢小屋 - 12:35 涸沢
8/8(木) 5:15 涸沢 - 5:19 涸沢小屋 - 7:29 北穂高岳(北峰) - 7:36 北穂高小屋 8:00 - 9:54 涸沢小屋 - 9:59 涸沢 10:59 - 11:05 涸沢ヒュッテ 11:25 - 11:48 Sガレ - 12:30 本谷橋 12:40 - 13:28 横尾 13:35 - 14:20 徳澤園 14:45 - 15:25 明神館15:29 - 16:03 河童橋 - 16:09 上高地バスターミナル

コース

総距離
約47.7km
累積標高差
上り約5,123m
下り約4,941m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

よく整備された登山道でした。
今年の夏休み山行は、2部構成で北アルプス(槍・穂高エリア)へ行ってきました。前半は、甥と母と3人で、一ノ沢から常念岳へ登り、槍・穂高を眺めながら蝶ヶ岳まで小屋2泊で縦走し、徳澤へ下りました。後半は、涸沢まで登り返しMさんと合流、テント2泊で奥穂高岳、涸沢岳と北穂高岳をピークハントし、上高地へ駆け下りました。夕方には雷鳴がなり、雨が降ることもありましたが、天気に恵まれた素晴らしい山行になりました。
前半:甥(中三)が常念岳へ連れて行って欲しいというので、折角だから蝶ヶ岳まで縦走しちゃおうと1年前から計画。徳澤から上高地そして自宅まで帰るのに甥一人では寂しいかと思い、甥のおばあちゃんである母(77)を誘ってみると、「行く」とのことで、3人で登山することに。前日、8/3(土)の朝、バスタ新宿から松本行きに乗ると、凄い渋滞、それでも想定内の2時間弱の遅れで到着。その日は高級ホテルのなんとExectiveフロアーに宿泊、夕食のバフェーをいただき、ラウンジでちょい飲みして豪華な前夜を過ごしました。さて、1日目、テント装備を背負い、大糸線へ乗り込み母や甥と合流、穂高で予約タクシーが分からず普通のタクシーに乗りそうになるハプニングはありましたが、一ノ沢の登山口へ到着。登山計画書をポストに入れて、ゆっくり歩き出します。すると「○○(名前を呼ばれ)速い!」と母の声が、、、コレはまずい。計画より1時間ほど遅く常念小屋へ到着。2日目、計画より1時間早く小屋を出発し時々休憩しながら常念岳へ、2時間ほど掛けて山頂に着くと、素晴らしい360°の眺めが楽しめました。そこから下り上りを繰り返し、母は疲れ、私も重い荷物でバテバテです。一方、甥は前日から母の飲料など荷物を持たせていましたが、流石に若いっ!歩みを進めるたびに眺めが変わる槍・穂高を見ながら、おばあちゃんを励ましながら楽しく歩いていました。思ったよりもキツいルートでしたが、計画より1時間半程のオーバーで蝶ヶ岳ヒュッテへ到着。生ビールが美味い!3日目、計画より30分早く出発、母も疲れ、転倒したりしたので、危ないと思いヘルメットを被らせ、慎重に下ります。徳澤が近づくと、下から妹(甥の母)の声が、疲労困憊の母を安心して預けられるので、天使の声でした。計画の30分遅れ(時刻としては計画通り)徳澤へ着き、妹と共に、徳澤園でカレーとコーヒーソフトクリームを頂き、休憩しました。ここで、二人とはお別れです。何とかギリギリ事故もなく、楽しんでもらえたかな?甥は2日目の縦走が楽しかったようで、叔父さんは連れて行った甲斐がありました。ありがとう。
さて、予定よりゆっくりしてしまいましたが、私は、朝から900m下ってきた身体にむち打って、涸沢へ向けて800m上り返します。頑張って歩いたおかげで、計画より1時間早く涸沢ヒュッテに到着。docomoの地図では、携帯が通じそうな表示でしたが、、、圏外だな~、重い荷物を背負ったまま、テラスでぐるぐる見回してみると、Mさんがスマホをいじって電波を探しているところを発見。両手でピースサインをしてみると、やっと気づいてくれて、見事合流できました。少し手伝ってもらいながら、テントを張り、おでんと生ビールで涸沢到着を祝い乾杯っ!そのままカレーも頂き、夕飯は自炊せず。テントに入ると雨が降ってきました。
後半:計画通り6:00にパノラマコースへ、涸沢カールは広大なんですね~、平に見えましたが、実際は急勾配でどんどん高度を上げていきます。見晴の良い岩の上でヒュッテの方を眺めてから振り返ると、をお~、お花畑がきれい過ぎます。トラバースの道へ合流して登って行きますが、ここも急です。下から見ると横に筋が入っている様に見えたのですが、なめてました。ゴメンナサイ。確かに地図を見ると等高線を横切って行ってました。いよいよザイテングラートを注意深く登ります。落石も怖いので、あまり休まずに登ると、アッと言う間に穂高山荘へ着きました。少し呼吸を整えて、目の前の梯子に取り付きます。小屋がどんどん下の方になり、帰りは「どうなるんだ」と頭をよぎります。斜度は緩みますが気を抜かずに登っていくとジャンダルムが目の前に大きく飛び込んできて、山頂に到着しました。展望プレートの下に棚があったので、二人で腰掛けてジャンや吊り尾根や上高地を眺めてしばし達成感に浸りました。天気も最高!祠にもお詣りをして山荘へ戻り、また、呼吸を整え今度は涸沢岳へ向かいました。山頂から山荘や奥穂高、北穂高、槍ヶ岳方面を眺め、今回は歩くのを止めた北穂高へ向かう縦走路への鎖を見に行きました。、、、なるほど。登ってきた方にお話を伺い、もう少し岩場を歩き、次回は挑戦したいネと、Mさんと話しました。そこにヘルメットでなく帽子を被った方(私より年配?)が、×印に行き先を阻まれ立ち止まっています。恐る恐る「北穂ですか?」と声を掛けると、「はい」との事だったので、右手の人差し指を下に向けて、足下の鎖をご案内。ご無事をお祈りしました。再び山荘へ戻り「おしるこ(お茶つき)を頂きました。勢いでTシャツも買ってしまいました。サブザックに無理矢理突っ込み、ザイテングラートを慎重に下りました。今回感じたのですが、上りでは結構ビビるところも、下りの時は思うよりは急に見えず、落ち着いて下れたと言うことでした。かなり早く涸沢へ戻れたので、今日の無事を祝して、また、おでんと生っビ~ル!14:00頃から雨が降り、太陽が照らしたりして、虹が架かりました。雨なのでテントに戻る気もせず、昼から夕方まで売店前で過ごしました。ついでに再びのおでんとラーメンを食べて、、、はい、今日も自炊せず。夜には雲も無くなり、素晴らしい星空が見れました。ん~、どれも星座が分からない、不勉強なため分かるのは天の河だけでした。最終日、テント撤収の準備に時間を要し、アンパンで簡単に朝食を済ませるも、予定の5:00を15分回って出発。整備された階段の道をどんどん登り、高度を稼いでいきます。長い鎖と梯子が現れ、一寸、ビビりながら南稜に取り付きました。浮き石のあるガレ場や鎖のあるトラバース的な所を通過して、ホッと息をつくと天場でした。北穂高山頂(北峰)では小屋の方がヘリで荷下ろしをする準備を忙しそうにされていましたが、拍手で迎えてくれました。ありがとうございます!今度は小屋へ泊まりに来ます。今回はお土産を購入させて頂きました。そして今日は、大キレットを眺めて引き返します。若い女性がやってきて立ち止まり、、、景色をカメラに納めてひょいひょいと下っていきました。こっちも挑戦しようネとMさんと誓いました。Mさんによると、浅間山が噴火したとか、あそこに見えるけど、噴煙かな~、雲かな~?休憩後、南稜はザイテンより急だったので、気を引き締めて下りました。途中、腰を下ろして休んでいる方が足下に見えます、小さな石でも落とさないように、ゆっくり一歩一歩進みました。涸沢に戻り慣れないテント撤収作業に1時間も費やし、売店で今回4個目の「おでん」となっちゃんを注文し、軽食を済ませます。こんな感じだったのでザックの中は食料が消費されずに、、、その分水を減らして軽くなった(はずの)、ずっしりとしたザックを担ぎ、徳澤へ急ぎます。Mさんが徳澤園でカレーを食べるぞー、と気合いを入れたためです。横尾では長野県庁観光課?のインターンの方からインタビューを受けて、アミノバイタルをもらいました。ん?効きますね、アミノ、何か元気が出たぞ。徳澤園で再びのカレー&コーヒーソフトをいただき、行きに買ったお土産の槍ヶ岳クッキーを更に買い足して、上高地へ足を進めました。河童橋に着くと、登山者は少数派、道の端っこを歩いてバスターミナルへ。計画ではタクシーで沢渡の予定でしたが、まだ通常のバスが運行している時間でした。10分程でバスに乗り込み、沢渡バスターミナルへ。Mさんの車で、途中、温泉に寄りました。温泉(露天風呂)ではアブに刺されてしまいましたが(その時は痛~い、翌日は痒~い)、とても美味しかった山賊焼き定食が閉店前に頂けたので、Goodとします。そして、雷雨の中央道を走り、自宅まで送っていただきました。今日は、一生懸命に歩いたおかげで、いろんなところで得をしました。午前様にもならず。
こんなに天気のよい穂高岳には、また行けるかどうか分からないけれど、とても楽しかったので、Mさん、是非また行きましょう!お疲れ様でした。
帰路途中の入浴:竜島温泉 せせらぎの湯
短パンなど替えのパンツがあると、テントや♨の後さっぱり過ごせたはず。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 行動食
テーピングテープ トレッキングポール ストーブ 燃料 ライター カップ
クッカー カトラリー
【その他】 ヘルメット(穂高岳登山用)

登った山

常念岳

常念岳

2,857m

蝶ヶ岳

蝶ヶ岳

2,677m

北穂高岳

北穂高岳

3,106m

涸沢岳

涸沢岳

3,110m

奥穂高岳

奥穂高岳

3,190m

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