行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
鴨沢(06:50)・・・小袖乗越(07:15)・・・堂所(08:45)・・・七ツ石小屋(09:35)・・・七ツ石山(10:05)・・・ブナ坂・・・雲取奥多摩小屋(10:55)・・・小雲取山(11:20)・・・雲取山(11:45)[休憩 75分]・・・雲取山荘(13:20)
【2日目】
雲取山荘(06:10)・・・雲取山(06:40)[休憩 10分]・・・小雲取山・・・雲取奥多摩小屋・・・ブナ坂・・・七ツ石山・・・七ツ石小屋(08:18)・・・堂所・・・小袖乗越(09:53)・・・鴨沢(10:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
スタート地点の青梅街道から少し斜面を登ったら、尾根をぐるっと西側へ回り込んで上に出ます。マイカー組は東側の林道を登った先の駐車場からスタートできるので、体力は勿論、時間にして20分少々の余裕が生まれるので羨ましくもあります。7時10分時点で7-8割埋まってました。
今回の目的の一つに地図読みリベンジがありました。具体的には小袖スタート地点から、堂所までの区間です。行ったことある方なら分かるかと思いますが、尾根の中腹をひたすらダラダラ~と歩きます。で、これといった特徴もほとんどなく、現在地割り出しをする材料にホトホト困る区間です。これまでここを通った際の読図は全て負け戦です。
なので1年半ぶりに歩く機会が巡ってきたので、今度こそは成功させてやる!という意気込みでした。まず注意したことは、細かくやりすぎてドツボにはまらないように、という点です。ある程度目印になりそうな地形にだけ焦点を絞りました。具体的には、人が下りられるレベルの尾根だけに目を付けました。すると、細かくて紛らわしい部分には惑わされず、サクサク成功していきました。自分でも驚きやら面白いやらでした。お蔭で、いまは道のない、地図記載の線の場所を特定することにも成功しました。
オマケの効果も。木々が完全に葉を落としていて向こう側が見えたので「ああ、あれが赤指山か」と特定することも出来ました☆
その先七ツ石に登ってからから雲取山へ向けて一気に高度を落としていきますが、あまり人がいないなという印象でした。が、ブナ坂が見えてくると、巻き道から合流してくるひとが複数人いたので、皆さんそっちを使うんだと改めて感じました。個人的に、雲取山に続く道に3つ難所があるなと感じていまして...最初が奥多摩小屋の先の斜面、2つ目が小雲取山直下、3つ目が雲取山直下、、、この3段構えは脚がヒィヒィいいます。上を見ちゃダメですねw
ヘリポート辺りから、雲取山の隣の飛龍山が目につきました。どっしりとした山容で、非常にカッコいいです☆ いつかここのテッペンに行きたいです
急斜面をがんばりがんばり登って、11時20分、小雲取山に到着です。初めて、山頂標を見ることが出来ました。標識のくくってある木のところまで笹が刈り払われていましたが、以前からあったかな???
11時45分、山頂に到着です。スタートからおおよそ5時間で山頂に着きました。雲取山荘の受付が14時からなので、山頂で休憩しつつゆっくりしようという算段でしたが...
超 絶 寒 い !!!
もうこの一言で全てが片付いてしまうのではというくらい、寒さが襲ってきましたwww
食事の用意をとザックを開け始めたくらいから、山頂に風が吹きつけてくるようになりました。それもなかなかに強い風です。バーナーを用意したりで手袋を外したんですが、その瞬間から手がかじかみ始め、すぐに指先の感覚がなくなっていきましたw
とりあえず寒さをしのぐのが先決と、近くの避難小屋で風よけの為に駆け込みました。中はすいていて助かりましたが、中の床板も心底冷え切っていました。吐いた息が白く見えますw
なんだかんだとしているうちに時間も過ぎて、時間は13時になりました。ここでこうやっていてもじり貧でしかないと思い、思い切って雲取山荘に向かう事にしました。山荘まで下りればそこまで風はひどくないハズという見込みで行くことにしました。
小屋泊の経験は、前回の山荘泊が全ての私。前回はこたつに入ってゆーっくり、という思い出です。しかし、案内された2階の部屋にコタツがない...ハイ、大部屋でした
そして見込み違いだったのは、、、
床 が め ち ゃ く ち ゃ 冷 え て い ま す
元々足が冷えているところに床も冷えていて、まさに二重苦っ!
相部屋になった方とも口々に寒ーい!冷たーい!を連呼してましたwww
翌朝は5時に目が覚めました。起床した後はお手洗いや出発の荷物まとめをし、朝食の5時30分まで時間を使います。前回は山頂に行かず直接三峰ルートを降りてしまったので、今回は是非とも人生初の山でのご来光を経験しようと意気込んでいました。
山荘をチェックアウトして外に出ると、既に空のかなたにはオレンジ色のラインが綺麗に走っていました。まだ登山道は薄暗いので、他の登山者に混ざってヘッドランプで足元を照らしながら登っていきます。暗い登山道は高尾でしか経験がないので、こういうことでも新鮮でワクワクしちゃいます^^ 因みに山頂までは30分だったので、日の出から逆算して6時10分にスタートしました。
上る途中、秩父側の山なみのみえるポイントがあるんですが、山肌が段々と明るくなっていく様子をリアルに目にすると、山っていう大きな生き物の息吹というか、鼓動のようなものを肌で感じられるようでした。
皆さんと一緒に、同じ方角を見て、日の出をいまかいまかと待ち構えます。
そして太陽が姿を現すと、唯一無二の美しさ、とはこの瞬間の為にある言葉だと思えました。
他の方がまばらに帰り始めるころ合いに合わせて、私も動き出しました。反対側の飛龍山を眺めながら下りを歩いていると、山頂辺りには濃い霧が発生していて、風に吹かれて雲取山の方へと流れてきました。一瞬の出来事で、自然の息吹の一つ一つが言葉にならない感動でした。
帰りは、鴨沢バス停10時16分発の便に間に合えばいいかなくらいに考えていました。山頂を動き出したのが7時前なので、過去のペースを思い起こすと、10時きっかり位に小袖乗越の駐車場になる見込みです。急ぎ過ぎも危ないですが、休憩が要らないくらいにはマイペースを貫きました。
人の少ない、夜明け直後の石尾根を静かに歩くのはこの上ない贅沢でした☆ 時折冷たい風が吹きつけてきますが、しっかり手袋をして歩き続ければ、さほど苦にはならない程度でした。
で、ブナ坂の交差点を七ツ石山へ登り返し、頂上に着くとすっかり明るくなっていました。その先の七ツ石小屋へのくだりに入ると、風もなくむしろ暖かさを感じるくらいでした。
七ツ石小屋は8時20分通過です。
そうしてなんとか、10時10分にバス停に到着しました☆
16分発の便の到着までにギリギリ間に合いましたw
無事奥多摩駅には11時前に到着し、早めに帰宅できました。
毎年、年に一回は雲取山へ登りたいと決めていたので、年を越すギリギリで実現出来て良かったです。また初のご来光も拝めて、寒さも含めて年の瀬にいい思い出になりました。
フォトギャラリー:13枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | 登山靴 |
バックパック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | カメラ |
登山計画書(控え) | ツエルト | 健康保険証 | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 行動食 |
トレッキングポール | ストーブ | 燃料 | ライター | クッカー |
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