紅葉を求めて　奥多摩湖から三頭山へ

日帰り

三頭山（関東）

2021.11.06（土）

パーティ： 1人 (ムラチャンさん )

ムラチャンさん

行程・コース

天候

晴れのち曇り

登山口へのアクセス

バス
その他：往路は奥多摩駅から留浦西行バス。帰路は都民の森から武蔵五日市駅行バス利用。臨時の増発便が出ていた。本数が少ないので時刻表を調べておくことが必要。

この登山記録の行程

小河内神社バス停（07:30）・・・三頭山登山口（07:55）・・・イヨ山（08:55）[休憩 05分] ・・・ヌカザス山（09:50）[休憩 10分] ・・・入小沢ノ峰（10:30）・・・鶴峠分岐（10:55）・・・三頭山西峰（11:20）[休憩 35分]・・・御堂峠（12:00）・・・三頭山中央峰・・・三頭山東峰（12:05）・・・コマドリの路分岐（12:25）・・・ブナの路分岐（13:45）・・・三頭大滝（13:00）[休憩 10分]・・・森林館（13:30）・・・檜原都民の森バス停（13:35）

コース

総距離: 約9.6km

累積標高差: 上り約1,420m; 下り約953m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

　立冬前日のこの日、紅葉を求めて奥多摩を歩いた。奥多摩湖から奥多摩屈指の急登といわれるヌカザス尾根を登り三頭山へ。山頂の木々の葉はほとんど落ちてしまっていたが、山腹では赤や黄色の紅葉を楽しむことが出来た。
　奥多摩駅発留浦西行きのバスは満員だったが、小河内神社バス停で降りたのは７、８人だけ。奥多摩湖を浮橋（昔はドラム缶橋と言った）で渡り、歩き出す。朝日が湖面に反射し、紅葉が始まった山々が美しい。ヤマタイム地図では橋の付け根からまっすぐ道路に上るようになっているが、遊歩道を左に進み階段で車道に出るようになっているので注意したい。
　奥多摩周遊道路から階段で登山道に入るとさっそく急登が始まり、植林帯の単調な登りが続く。登山口から約１時間で最初のピークのイヨ山、木々に囲まれて展望はないが、梢越しに奥多摩湖の湖面が見えていた。登山道は一度下って続いていく。両側に広葉樹が増えてきて、赤や黄色の紅葉が朝日に輝いて楽しませてくれる。小さな岩場を過ぎ、右に回り込むと２番目のピーク、ヌカザス山である。山頂は紅葉した木々に囲まれ静かだった。
　ムロクボ尾根分岐を過ぎると本コースの一番の難所、オツネの泣き坂にかかる。滑りやすい急登でところどころにロープが張ってある。その昔、奥多摩湖に沈んだ村に住んでいたツネという娘が、恋人との逢瀬のあと、泣きながら坂を下ったという言い伝えがあるそうである。鶴峠分岐を越えるとあと一登り。御堂峠への道は斜面をトラバース気味についているが、紅葉した林の中、右に直登するしっかりした踏み跡がついているのでたどると三頭山西峰に飛び出した。
　山頂は都民の森方面からの登山者でいっぱいだった。雲が増えてしまい富士山は雲の中、しかし北側は雲取山や鷹ノ巣山などの山々を望むことが出来たので良しとしよう。
　下山は静かな道をたどることにした。三頭山中央峰、東峰を過ぎ見晴し小屋の手前から道標に沿ってコマドリの路を下った。野鳥観察小屋を過ぎるとほどなくブナの路に合流、たくさんのハイカーと一緒に三頭大滝に向かった。
　滝見橋からはたくさんの人が紅葉の三頭大滝にカメラを向けていた。太陽が雲に隠れてしまったのが残念。晴れていればさぞ見ごたえがあることだろう。
　都民の森ができてからの三頭山はいつも都民の森から登っている。奥多摩湖からのコースを歩いたのは都民の森ができる前だから３０年以上昔のこと、三頭沢を数馬まで歩いたはずなのだが、今も歩く人はいるのだろうか。