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読売新道~水晶岳~烏帽子岳

水晶岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (白木さんたろう さん )

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行程・コース

天候

1日目:晴れ  2日目:晴れ  3日目:晴れ後くもり

利用した登山口

七倉山荘  

登山口へのアクセス

その他
その他: 信濃大町からバスで扇沢へ、扇沢からトロリーバスで黒部ダムへ

この登山記録の行程

【1日目】
黒部湖駅(08:32)・・・ロッジくろよん(08:50)・・・平ノ小屋(11:10)[休憩 60分]・・・平ノ渡場(12:18)・・・奥黒部ヒュッテ(13:50)

【2日目】
奥黒部ヒュッテ(04:10)・・・2/8標識(05:35)・・・4/8標識(06:32)[休憩 10分]・・・6/8標識(07:39)・・・赤牛岳(09:02)[休憩 23分]・・・温泉沢ノ頭(11:05)・・・水晶岳(黒岳)(12:02)[休憩 7分]・・・水晶小屋(12:40)

【3日目】
水晶小屋(06:08)・・・東沢乗越(06:38)・・・竹村新道分岐(07:35)・・・野口五郎小屋(08:20)[休憩 10分]・・・三ッ岳北峰(09:52)・・・烏帽子小屋(10:31)[休憩 3分]・・・山頂分岐(11:00)・・・烏帽子岳(11:15)[休憩 5分]・・・山頂分岐(11:30)[休憩 10分]・・・烏帽子小屋(12:05)・・・三角点(12:45)・・・ブナ立尾根登山口(14:05)・・・高瀬ダム(14:25)・・・七倉山荘(15:25)

コース

総距離
約44.5km
累積標高差
上り約4,428m
下り約4,886m
コースタイム
標準28時間
自己20時間57
倍率0.75

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

秋のシルバーウィーク、9/19~9/23まで5連休、有給休暇をとればさらに長い休みになる。「シルバーウィークは北アルプスだ。但し登山者で混雑するところを避けなければならない。」ということで、比較的地味な「読売新道」を登るコースで計画をたてた。9/18松本市内に前泊し、9/19黒部ダムから奥黒部ヒュッテへ、9/20奥黒部から読売新道を登って水晶小屋へ、9/21は水晶小屋から野口五郎、烏帽子に縦走したあと北アルプス3大急登の「ブナ立尾根」を高瀬ダムへ下山するという行程で決定した。
9月19日(土)松本駅発5:58の電車に乗り信濃大町駅へ。駅前からバスで扇沢へ、さらにトロリーバスに乗り換え黒部ダムへ。ダムからの放水の様子など見ながら堰堤を歩き、TKルート黒部湖駅の横から遊歩道にはいる。黒部湖を左に見ながら緩やかなアップダウンの続く道を進む。10時46分広い河原に出る。沢にかけられた橋を渡り、岬のように湖に突き出た半島部をぐるっと回り込んで、11時10分「平の小屋」に到着した。ここから対岸へ船で渡ることになるが、出発時間が12時のため、食事をとり休憩する。乗船客は20名くらいいただろうか、黒部湖の対岸に渡り、そこから黒部川の左岸を奥黒部へと進む。ボートから降りた登山者の列が最初は1つのグループのように連なっていたが、次第に間隔があいていく。川の両側は急峻な斜面で登山道には梯子や木で組まれた歩道が多数設置されている。崩落した木道の残骸が下の方に放置されているところもあった。登山道の維持・補修にはたいへんな労力がかかりそうだ。やがて河原の平地になり、13時50分「奥黒部ヒュッテ」に到着した。この山小屋には小さいながらも風呂があり汗を流すことが出来た。また指定された部屋は5人の登山者のみで人数的に余裕があり、窮屈な思いをすることもなくゆっくりと休むことができた。
9月20日(日)赤牛岳から水晶岳へ続く読売新道は長い登りが続くため、宿泊者は早朝から次々と出発していく。4時10分懐中電灯の照明で足元を照らしながら暗闇のなか山小屋を出発する。5時半を過ぎると少しづつ明るくなってくる。7時50分標高2500mまで登ってきた。行く手に赤牛岳が大きく聳える。西には薬師岳と氷河に削り取られたあとのカールが見える。9時過ぎ赤牛岳の頂上に到着した。山頂は広く360度の展望が楽しめる。休憩後、水晶岳を目指して出発、まだかなりの距離がある。登山者が多くなってきた。11時過ぎ温泉沢の頭を過ぎ、砂地の斜面を下る。水晶岳の黒っぽい山頂部が次第に大きくなってくる。山頂直下の急峻な岩場を登り12時過ぎ水晶岳山頂に着いた。人が多くゆっくり休憩するスペースもないため水晶小屋に向けて下る。30分程で水晶小屋に到着。小さな山小屋にたくさんの登山者が次々と到着してくる。「布団2枚に5人でお願いします」と山小屋の人が連絡してきた。定員の3倍くらい詰め込まれ、布団の中で体を動かすこともできないような窮屈な一夜を過ごすことになった。
9月21日(月)5時過ぎ、東の山の稜線付近が朱色に染まってくる。超満員だった2階広間の登山者はすでに半分くらいに減っている。吊り下げられていたザックも少なくなり空間が広くなった。朝食を済ませて6時10分水晶小屋を出発。ヤセ気味の登山道を下り東沢乗越へ、そこから真砂岳の中腹を登り野口五郎岳山頂へ。広々とした山頂を北に少し下ると野口五郎小屋があり、さらに北に進んで三ツ岳の山腹をトラバースして木立の中に建つ烏帽子小屋へ。三角の山容が美しい烏帽子岳を往復した後、ブナ立尾根の急勾配の登山道を高瀬ダムへと下った。

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フォトギャラリー:21枚

黒部ダムの放流

開けた河原を流れる沢にかかる丸木橋。平の小屋はもうすぐだ。

黒部湖(平の小屋付近から)

黒部湖の渡船

渡船で対岸へ到着、下船する登山者

奥黒部への険しい登山道

黒部湖に流れ込む黒部川

崩壊した斜面を進む登山者

沢にかかる橋を渡るとヒュッテは近い

西に薬師のカール(赤牛岳より)

水晶岳方面(赤牛岳より)

北に遠く剱岳・立山方面(赤牛岳より)

南に槍ヶ岳(赤牛岳より)

赤牛岳を振り返る

水晶岳山頂にて

朝陽に赤く染まる水晶小屋

真砂分岐(竹村新道分岐点)

野口五郎岳山頂

烏帽子岳

ブナ立尾根登山口

七倉山荘前

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装備・携行品

みんなのコメント

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登った山

烏帽子岳

烏帽子岳

2,628m

三ツ岳

三ツ岳

2,845m

野口五郎岳

野口五郎岳

2,924m

赤牛岳

赤牛岳

2,864m

水晶岳

水晶岳

2,986m

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