行程・コース
天候
二日間ともに晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
笠取山のメイン登山口である作場平駐車場へ駐車しました。
車 20台程度は停められそうです。
また、新しめの綺麗なバイオトイレもあります。
作場平へ至る林道一ノ瀬線ですが、甲州側は車でのすれ違いが困難な狭い道が約7Km続きます。全線舗装はされていますがカーブが多く排水溝の有る箇所などの段差も大きめで路面状態も良くありません。
丹波山村側のほうは若干距離は伸びます(約9Km)が道幅も広く、路面状態も良いのでこちらのほうが走りやすいです。
この登山記録の行程
※標準コースタイムの×1.1にて計算
【1日目】
05:00 [04:00] 作場平
05:28 [04:38] 一休坂分岐
06:29 [06:11] 笠取小屋 ※休憩 20分 [20分]
07:00 [06:53] 雁峠分岐
07:29 [07:26] 笠取山 ※休憩 67分 [30分]
08:54 [08:28] 水干 ※休憩 7分 [10分]
11:03 [10:28] 唐松尾山 ※休憩 33分 [30分]
12:03 [11:25] 御殿岩分岐
12:40 [11:58] 御殿岩 ※休憩 14分 [30分]
13:04 [12:50] 御殿岩分岐
13:48 [13:17] 山ノ神土 ※休憩 17分 [10分]
14:28 [13:49] 将監峠 ※休憩 5分 [無し]
14:33 [14:00] 将監小屋 ■将監小屋のテント場にて一泊
16:30 夕食
19:00頃 就寝
休憩時間 … 2.7時間 [2.2時間]
行動時間 … 6.9時間 [7.8時間] ※計画の88%
合計 … 9.6時間 [10.0時間]
【2日目】
02:00 起床
05:30 朝食
08:06 [06:00] 将監小屋
08:11 [06:16] 将監峠 (七ツ石尾根にて下山) ※休憩 3分 [10分]
09:54 [07:58] 将監峠入口 ※休憩 10分
11:01 [09:19] 作場平
休憩時間 … 0.2時間 [0.3時間]
行動時間 … 2.7時間 [3.0時間] ※計画の90%
合計 … 2.9時間 [3.3時間]
※[ ]は計画タイム
★コース定数 … 40 (体重 58Kg / 荷物重量 20Kg)
予想消費カロリー/水分量 … 3122kcal/mL
※山と溪谷社公表の計算式より
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【コース状況】
比較的綺麗に整備されていて歩きやすい登山道でした。
特に作場平~笠取小屋までは遊歩道のように広く綺麗な道で、道標も至る所に有るので道迷いの心配もほぼ無さそうな感じでした。
笠取山山頂~水干分岐の間と、唐松尾山の西側に岩場混じりの急登があるのと、唐松尾山の東側~山ノ神土の間にガレ場を数回横切る箇所がありました。
※時期的な事も有り、念の為に軽アイゼンを携行して山行に望みましたが、季節先取りの高温が続いた影響か登山道には全く雪はありませんでした。
【周辺情報】
1日目は将監峠から南に下ったすぐの場所にある「将監小屋」のテント場にて一泊しました。
段々畑のような広いテント場です。
(事前に電話で予約可能か確認しようとしましたが、冬期休業中だった為か繋がりませんでした。現地にも管理人さんは不在だったので、そのまま利用させて頂きました。※ガイドブックだと1張¥1,000となっていました)
小屋の前に水量豊富な水場があります。
湧き水なのか冷たい水が常に塩ビパイプから出ていて自由に補給出来、とても有り難いです。また、水場の前にかなり新しい綺麗なバイオトイレも設置されています。
トイレに入ると自動で照明が点灯します。(夜間は電力不足で照明は付きませんが、利用は可能です)
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下山後は国道411号線を奥多摩湖方面へ向かった道沿いにある「道の駅たばやま」隣接の「丹波山温泉 のめこいの湯」にて入浴。
大人一人 ¥900でした。(平日限定ですがJAF会員証があると更に100円引き)
作場平から28分ほど (約18Km)
のめこい(のめっこい)とは丹波山村の方言で「つるつる、すべすべ」という意味だそうで、名前の通り肌がツルツルになります。
脱衣所や洗い場も広く綺麗で、休憩所も広くて良い温泉でした。食事処も併設されています。
GW入り直後の土曜日だった為か、多くのお客さんで賑わっていました。
【備考・反省点等】
今回の荷物重量 25.5Kg。
自分の感覚ではいつもよりゆっくり歩いているつもりだったのだが、全体ペースだとほぼ標準コースタイム通りとなった。もう少し意識してペースを落としても良いのかもしれない。
【感想】
約2ヶ月前の山行記録となりますが、職場の後輩の登山初挑戦にて大菩薩嶺へ行った翌日、奥秩父の笠取山・唐松尾山へ昨年7月の平標山・仙ノ倉山以来となる久々のテント泊登山に行ってきました。
ルートは作場平駐車場を起点に時計回りの周回コースです。
計画では02:30に山梨市内のホテルを出発 → 03:30頃に作場平駐車場に到着して暗いうちから行動開始としていましたが、前日に予定を詰め込んだ為、1時間ほど予定を後ろ倒しし03:30ホテル発 → 行動開始 05:00となりました。
久々のテント泊山行で、しかも荷物重量は今までで最大の25Kg超えとなってしまいましたが、昨年の平標山登山と時と比べて体は少し楽に感じました。2回目のテント泊だったのでテント場での行動も前回よりもスムーズに行う事が出来、テントで過ごすのんびりとした時間も十分に楽しむ事が出来ました。
初日は天気には恵まれましたが、前日よりも気温が高いせいか霞がかかった空となってしまい、笠取山からの展望はイマイチとなってしまいました。ただ、翌日は冷え込んだおかげかスッキリとした青空で遠く南アルプスの山々もはっきりと見渡す事が出来ました。
また、今回は今までの山行で一番綺麗な星空を見ることが出来ました!念願のテント泊 & 星景撮影も叶えることが出来て満足の行く山行になりました。
下記リンクは今回の登山のログデータです。
https://connect.garmin.com/modern/activity/11003797245
フォトギャラリー:79枚
本日の山行のスタート&ゴール地点である作場平駐車場。
山梨市内の「ホテルルートインコート山梨」出発 3:30 → 4:30頃到着。
※林道一ノ瀬線は甲府側よりも丹波山村側からのほうが走りやすいです。
遊歩道のような広い登山道です。
至る所に道標があります。
東京都水道局が管理している道のようです。
朝日が差し込む登山道を歩く。
笠取小屋への登り。
写真奥の小高くなっている場所に笠取小屋があります。
笠取小屋に到着。
笠取小屋のテント場。
綺麗なバイオトイレも併設されています。
※手前のトイレは使用不可となっていました…
バイオトイレに生理用具を捨てていくバカも居るんですね…
先日後輩と登った大菩薩嶺を望む。
雁峠分岐。
途中に小高い丘が見えてきました。
「小さな分水嶺」という場所のようです。
ここに降った雨は荒川、多摩川、富士川、それぞれに注ぐ一滴になる場所なんですね。
分水界を示す石柱も立っていました。
「小さな分水嶺」より富士山を望む。
笠取山が眼前に迫ってきました。
笠取山と言えばこの直登ですね…
直登を登り切り、笠取山山頂に到着です。
※正確には山頂ではありませんが、山梨百名山の標柱もある展望の良いこの場所を山頂という事にします!
山頂標柱前で記念に一枚。
薄らと南アルプスの山々。
先日に比べて気温が高いせいか霞がかかった空になってしまいました…
富士山も薄らと。
こちらが笠取山の山頂です。
木々に囲まれて展望は良くありません。
三角点。
火の用心の札と天狗(?)の人形。
多摩川の源頭である水干にも足を伸ばしてみました。
ここに降った雨は138Kmの道のりを得て東京湾に至るのですね。
何だか感慨深いです。
黒槐の頭付近の県境尾根。
笹原の高原のような感じです。
「緑の回廊」の表示板。
唐松尾山山頂に到着しました。
木々に囲まれて展望の無い地味な山頂です。
笠取山のような立派な山頂標柱は無かったので、手作り感満載の山名板の前にて記念に一枚。
別デザインの山名板も。
三角点。
西御殿岩分岐に到着しました。
分岐の案内版が足下にさり気なくあるだけで、初めはわからずに通り過ぎてしまいました。
ここから少し下った先に広くなっている箇所があったので、そこにテント泊装備の重いバックパックをデポし、サブパックに持ち替えて身軽になって西御殿岩を往復しました。
西御殿岩に到着。
360°の大展望が広がっていました!
正面奥に飛龍山を望む。
三峯神社から雲取山に至る稜線。(右手のピークが雲取山)
和名倉山(白石山)。(右手の盛り上がったピークが山頂部)
両神山。
辿ってきた唐松尾山を振り返る。(写真左手に北奥千丈岳と国師ヶ岳)
奥秩父らしい黒木と苔の登山道。
時折、木々の間から富士山も見えました。
山の神土に到着。
ここから和名倉山への道も分かれています。
山の神土の遭難碑。
牛王院平を経て将監峠に到着。
本来であれば将監峠から防火帯のような斜面を真っ直ぐ下って将監小屋に行けば良いのですが、初日はイマイチわからずに峠右手の巻き道から将監小屋へ向かいました。
将監小屋に無事到着しました。
小屋自体は未だ冬期休業中で管理人さんは不在でした。
小屋前の水場。
塩ビパイプから冷たい水が途切れること無く出ています。
テント設営完了!
写真のように段々畑のような感じの広いテント場です。
平日の為か上段側は僕だけで,他には下段側にソロの男性4名と貸し切り状態でした。
テント場の様子です。
左手の茶色い壁の建物がバイオトイレです。
晩飯の準備に取りかかります。
本日のメニューはモンベルのコーンリゾッタにレトルトカレーをかけただけの簡単な一品です。
重いテント泊装備だった為かあっさりと平らげてしまいました。
日暮れ前の将監小屋とテント場。
このあと19時頃には寝てしまいました。
あまり期待はしていませんでしたが、夜中に目覚めると満天の星空が!急ぎ星景撮影の準備をしてテントを出ました。
今回、ようやく念願だったテント泊での星景写真を撮ることが出来ました。薄らとですが天の川も撮影出来て大満足です。
日中は暑いくらいでしたが流石に標高1800m近くのテント場、深夜の撮影中は上下ダウンでも肌寒いくらいでした。
おはようございます。
本日のメニューは早茹でペンネにミートソースをかけただけの、これまた簡単な一品です。
体が暖まりました!
テント場の木々の間から富士山。
前日よりも冷えたおかげか、遠くの山々もはっきりと見えました。
朝の将監小屋。
お世話になりました!
水場にて水を補給し出発しました。
まずは将監峠を目指して、防火帯を直登します。
牛王院平はだだっ広い笹原の高原です。
笹原の奥に大菩薩嶺と薄ら笠雲を被った富士山。
残雪の南アルプスの山々もはっきりと見えました!
左より上河内岳、聖岳、赤石岳、荒川三山、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳。
※赤石岳と荒川三山手前の山は櫛形山。北岳手前が鳳凰三山。
奥秩父の山々。(写真左の尖ったピークが乾徳山。その右側が黒金山。中央やや右のピークが北奥千丈岳と国師ヶ岳)
牛王院平と将監峠への分岐に到着。
ここからは車も通れるくらいの広い林道歩きです。
※将監峠方面も同じくらい広い道の感じでした。
一ノ瀬集落の将監登山道入口に到着です。
桜と紅葉の共演です。
なんだか不思議な光景ですね。
※調べてみると若葉が紅色をしている植物もあるみたいです。
今回は車道歩きでは無く、「ヤマケイオンライン」の登山地図に載っていた一ノ瀬高原キャンプ場 → 作場平駐車場へのルートを確認してみました。
キャンプ場入り口に咲いていた鮮やかなツツジ。
キャンプ場横の渓流。
水がとても綺麗で川底が見えています。
笠取山方面の案内板はありましたが…
途中の集落で見かけたシャクナゲ。
一ノ瀬キャンプ場から川を渡って作場平へ至るルートは見つからず…
結局、川沿いの道を進んで中島川口へ出る事としました。
林道一ノ瀬線を作場平を目指して歩く。
作場平駐車場へ無事到着。お疲れ様でした。
「丹波山温泉 のめこいの湯」にてサッパリしました。
※3月の鷹ノ巣山登山後にも立ち寄りましたが、改修工事の為入れなかったのでリベンジ達成です!
本日の昼飯。
孤独のグルメ in 丹波山温泉 のめこい湯 「のめこい湯カレー」¥1,000。
大きな肉がゴロゴロと入っていて美味でした。
「道の駅たばやま」と「のめこい湯」は丹波川にかかる吊り橋を渡って行き来します。
※調べてみると温泉の裏側にも駐車場があるようです。
GW初日の土曜日だった為か、大勢の人で賑わっていました。
「道の駅たばやま TABAテラス」にて定番の品を。
「たばチキン」¥350 + 「鹿ゴロッケ」 ¥350。
装備・携行品
| 【その他】
<シューズ> Sirio P.F.630 (トレッキングシューズ) mont・bell Canyon Clogs (サンダル) <ザック類> Gregory BALTORO 75 (70L バックパック) SEA TO SUMMIT ULTRA-SIL DAYPACK (20L サブザック) <アウター> ARC'TERYX Beta AR Jacket Men’s (レインジャケット) THE NORTH FACE Climb Light Zip Pant (レインパンツ) ARC'TERYX Atom SL Hoody Men’s (化繊インサレーション) mont・bell Superior Down Jacket Men’s (薄手ダウンジャケット) mont・bell Light Alpine Down Pants Men’s (中厚ダウンパンツ) <パンツ> finetrack STORMGORGE ALPINE PANTS (厚手ロングパンツ) <シャツ> MILEET CASTOR WOOL ZIP LS (長袖ジップシャツ) <ソックス> HOSHINO V-System タビ形状2本指ソックス mont・bell Merino Wool Trekking 5 Toe Socks <アンダーウェア (パンツ・タイツ)> mont・bell ZEO-LINE LW Brief Men’s (ブリーフ) CW-X GENERATOR MODEL 2.0 (サポートタイツ) mont・bell ZEO-LINE MW Tights Men’s (中厚ロングタイツ) mont・bell Super Merino Wool Expedition Tights Men’s (極厚ロングタイツ) <アンダーウェア (シャツ)> MILEET DRYNAMIC MESH 3/4 Sleeve Crew (七分丈ドライレイヤー) mont・bell ZEO-LINE MW Round Neck Shirt Men’s (中厚ロングベースレイヤー) mont・bell Super Merino Wool Expedition Round Neck Shirt Men’s (極厚ロングベースレイヤー) <その他ウェア類> mont・bell WINDSTOPPER Thermal Gloves Men’s (中厚手グローブ) mont・bell OutDry Over Gloves Fit (レイングローブ) <ギア類 (トレッキング用品・テント & 寝具類)> PETZL ACTIK CORE (ヘッドライト) アライテント ビバークツェルト ソロ (ツェルト) 東京ベル BEAR BELL 森の鈴 (熊鈴) FOX 40 MICRO (ホイッスル) LEATHERMAN SQUIRT PS4 BLACK (マルチツール) Black Diamond Trail Pro Shock (トレッキングポール) mont・bell スノースパイク 6 (6本爪軽アイゼン) アライテント TREK RIZE 1 (1~2人用テント) アライテント アンダーシートT1 アライテント TREK RIZE 1用DXフライシート ISUKA Air Dryght 480 Short (シュラフ) mont・bell Warm Up Sheet (インナーシュラフ) NEMO ORA MEDIUM MUMMY (スリーピングマット) ISUKA Non-Slip Pillow (枕) Ledlenser ML4 Warm Light (ランタン) mont・bell トレール クッション (座布団) <ギア類 (火器・ボトル・クックウェア等)> SOTO SLIDE GAS TORCH ST-480 (ライター) JETBOIL MiniMo (広口小型バーナー) Camelbak Peak Fitness Chill 0.75L (750mLボトル 清涼飲料水) mont・bell Flex Water Pack 1.5L (1.5Lソフトボトル 水) nalgene 32oz Wide Mouth Tritan Water Bottle + capCAP Plus 1.1L (水) mont・bell Clear Bottle 0.75L (行動食のナッツ・柿の種 等) TOAKS TITANIUM 375mL CUP (マグカップ) HIGHMOUNT Drip Sierra Cup Titanium 450mL (シェラカップ) mont・bell STUCK IN 野箸 (箸) MSR Spork V2 (スポーク) SOTO Field Hopper M (コンパクトテーブル) <GPS、アイウェア等> GARMIN fēnix 7X Sapphire Dual Power Ti Carbon Gray DLC (GPSウォッチ) 眼鏡市場 i-ATHLETE IA-465 (調光レンズ眼鏡) 眼鏡市場 i-ATHLETE IA-440 (通常眼鏡) <カメラ類> PENTAX K-1 Mark II J limited 01 (フルサイズデジタル一眼) PENTAX K-3 Mark III (APS-Cデジタル一眼) HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR (21mm広角単焦点レンズ) HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR (70-210mmズームレンズ) HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW (16-50mm標準ズームレンズ) HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW (11-18mm広角ズームレンズ) Velbon UTC-63 (カーボン三脚) PENTAX O-GPS2 (カメラ用GPSユニット) HAKUBA GW-PRO フォトグローブ プロ PL M (カメラ用厚手グローブ) Manfrotto Advanced ホルスター S III (トップローディングカメラバッグ TENBA Axis V2 4L Top Loader MultiCam Black (トップローディングカメラバッグ) |




