奥多摩馬蹄縦走：長沢背稜〜石尾根ロングハイク

ハイキング

川苔山、日向沢の峰、蕎麦粒山、天目山、酉谷山、長沢山、芋の木ドッケ、雲取山、七ツ石山、日陰名栗峰、鷹ノ巣山（関東）

2024.08.10（土）～2024.08.11（日）

パーティ： 1人 (S-TAROU さん )

S-TAROUさん

行程・コース

天候

1日目：晴れ時々曇り、夕方より一時雨　2日目：晴

利用した登山口

古里駅　奥多摩駅　

登山口へのアクセス

電車

この登山記録の行程

【1日目】
古里駅(07:12)・・・川井駅分岐(07:56)・・・赤杭山(08:27)・・・曲ヶ谷北峰(09:35)・・・東の肩(09:37)・・・川苔山(09:40)[休憩 5分]・・・東の肩(09:48)・・・曲ヶ谷北峰(09:51)・・・横ヶ谷平(10:00)・・・踊平(10:09)・・・日向沢ノ峰(10:30)・・・蕎麦粒山(11:05)[休憩 5分]・・・天目山（三ツドッケ）(12:19)[休憩 5分]・・・巻道分岐(12:30)・・・大栗山(12:50)・・・七跳尾根分岐(13:15)・・・酉谷山避難小屋(13:40)[休憩 40分]・・・酉谷山(14:30)[休憩 10分]・・・酉谷山避難小屋(14:48)

【2日目】
酉谷山避難小屋(03:52)・・・酉谷山(04:01)・・・行福のタオ(04:10)・・・分岐(05:10)・・・長沢山(05:37)[休憩 4分]・・・桂谷ノ頭(06:00)・・・芋ノ木ドッケ(06:45)・・・大ダワ(07:10)・・・雲取山荘(07:28)[休憩 5分]・・・雲取山(07:54)[休憩 5分]・・・小雲取山(08:09)・・・奥多摩小屋跡(08:21)・・・ブナ坂(08:37)・・・七ツ石山(08:48)[休憩 3分]・・・千本ツツジ(09:12)・・・巳ノ戸の大クビレ(09:51)[休憩 5分]・・・鷹ノ巣山(10:17)[休憩 8分]・・・縦走路分岐(10:37)・・・水根山(10:40)・・・六ツ石山分岐(11:12)・・・三ノ木戸山分岐(11:36)・・・奥多摩駅(12:35)

コース

総距離: 約52.9km

累積標高差: 上り約4,872m; 下り約4,821m

コースタイム: 標準23時間36分; 自己14時間44分; 倍率0.62

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

2日にわたり晴れ予報が出た週末、かねてより課題としていた奥多摩馬蹄形縦走へ。雲取山を挟んで長沢背稜と石尾根をファスト＆ロングで２日間、たっぷり歩いたり走ったりしてきました。

初日。起点は奥多摩線古里駅より、暑さと低標高もあり体力を使ったものの、標高1500〜1700の長沢背稜へ乗れば暑さも耐えられる範囲内。

行動ペースで概ね標準タイムの0.7程度を意識し、特に天目山を超えてからはセーフティに。尾根自体は比較的なだらかだけど、奥多摩の中でも最も人跡薄いこのエリアで怪我とかしたくない。

酉谷山避難小屋の水が枯れていたら雲取山荘まで長駆するつもりで歩を進めたが、この日はちゃんと出ていたので時間は早いけど行動終了。空身で酉谷山に登ったり、翌日夜明け前出発に備え行福のタオ方面への偵察などしているうちに夕方より断続的に雨。夜半には止み、星空が広がるなか翌朝4時前に出発。

それにしても酉谷山避難小屋は本当にきれいに保たれており、この努力を続けている人々に敬意と感謝を捧げます。宿泊者は自分一人で、ゆっくりストレッチできたおかげか2日目の方が調子良かった。

２日目。夜明けの長沢背稜、酉谷山より先は奥秩父の雰囲気があり、朝日に赤く輝く木々や苔も美しく、昨日無理して雲取山まで行かなくてよかった…と思うほど美しい朝の稜線を歩けて幸せでした。

日が完全に登ってからはなんということもなく芋の木ドッケから雲取山へ。8時には登頂し、その後は勝手知ったる石尾根をジョグペースで下って昼過ぎには夏祭で賑わう奥多摩駅でゴール。2日目は行動８時間40分でフィニッシュ。総行動時間はざっくり16時間でした。

【わかったこと、気づいたこと】

●地上真夏日でも標高1700m近辺の避難小屋で日中22℃程度、思ったほど暑くない
●その温度であれば2時間500mlの水分摂取で行動可能だとわかった
●よって、それなりに水が当てにできる場合携行水量はこの時期多くて２Lで十分の経験則を得た
●今回は3.5L携行もプラティの2L分は結局手をつけなかった。でも安心を担ぐという意味でも持っていってよかったし、このコースの特に初日は必須。逆に水が計算できる２日目は総量2Lに減量しました
●火を使わないふやかしオートミールは食えないことはないけどこれを2晩以上続けるのはしんどいので食料計画は見直したい
●今回特に登りでは歩幅短め、一歩で稼ぐ標高差を少なめに意識して脚力のセーブにつとめた
●結果、脚が疲労で上がりにくい時に騙し騙し登っていく足運びの手がかりを得た
●ハイキング用のザックでも上半身をしっかり保ち、膝下の回転をコンパクトにすればそれなりに走れるとわかった
●でもトレランより倍くらいは荷が重いので最後は膝にきた。無理は良くない

（定数101）