登山記録詳細

無雪期登山
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本仁田山をゴンザス尾根から下り、もえぎの湯へ (3B) 本仁田山(関東)
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記録したユーザー

すてぱん さん
  • 日程

    2015年11月28日(土)

  • 登山口へのアクセス

    電車
    その他:ホリデー快速奥多摩号で一旦奥多摩駅まで出て、折り返し鳩ノ巣駅まで。こうした方が到着時間が早い

  • 天候

    快晴

この登山記録の行程

鳩ノ巣駅 ( 8:40)・・・大根ノ山ノ神 (9:23)・・・瘤高山 (10:31)・・・本仁田山 (10:53 休憩40分)・・・ 花折戸尾根分岐(11:39)・・・チクマ山( 12:10)・・・ゴンザス尾根分岐(12:16)・・・760m地点電波塔( 12:57)・・・707m地点送電鉄塔(13:13)・・・ 679m地点電波塔(13:25)・・・ゴンザス尾根登山口(13:50)・・・もえぎの湯(14:00)


総距離 約8.4km 累積標高差 上り:約976m
下り:約1,074m
久しぶりに週末好天の予報で、各地から積雪の便りも届いているので雪遊びを考えたが、宿が取れずに断念。代わりに冬枯れの陽だまりを歩こうと、奥多摩の本仁田山をバリエーションコースのゴンザス尾根から下り、もえぎの湯を訪ねてきた。

陽だまりのコースとしてすぐ思いつくのは丹沢の鍋割山稜や奥多摩の笹尾根、大菩薩から牛ノ寝通りなどだが、今まで行ったことのない静かそうなところで、奥多摩の本仁田山から一般道を外れゴンザス尾根を下るコースを選んだ。ただ、結論から言うと私には少し地味すぎた。

<鳩ノ巣駅から杉ノ尾根を本仁田山へ>
鳩ノ巣駅から杉ノ尾根を瘤高山を経て本仁田山に登る。ここは川苔山に向かうコースとも重なっており、一般コース。大根ノ山ノ神で道は三つに分岐するが、駐車車両で登山道が隠れていて、林道をしばらく間違って進んでしまった。登り始めてから1時間ばかりは植林されたスギ林の単調な登りだが、標高900mあたりからようやく広葉樹が混じり始め、気分も高揚してくる。やがて展望が開け、瘤高山と本仁田山のピークや都心方向が見える。ここから瘤高山へは距離は短いが岩混じりの急登。瘤高山、本仁田山とも東側への展望が良い。

<保温ポットかストーブか、それが問題だ>
本仁田山ピークにはベンチもあり、休憩に好適。西側には樹間から冠雪した富士山も見えた。快晴で日当たりもいいが、風は冷たく指がかじかむほど。ここで新調したストーブでお湯を沸かし、暖かい昼食。いつもはパンなどで簡単に済ませるが、単純に楽しい。お湯が沸くまでのちょっとした間にも、山をより深く感じられるように思う。

日帰り程度であれば保温ポットを持参すれば済むが、500ml程度だと給水や小休止時のお茶程度がせいぜいで容量が小さいので、ストーブを持参すれば自由度は高まる。ただ、悪天など条件が悪ければ、お湯を沸かしているうちに体も冷えるだろうし、ゆっくりする気分でもなくなるかも。ストーブを使うのに安定した場所も必要だし、手間暇や重量や自由度との兼ね合いなどを考えると、完璧な回答はないなと当たり前の結論に至る。

<汗冷えに対して効果が大きい網シャツ>
今回は汗冷えしにくいという網シャツ(Millet)とスーパーメリノウールの下着を重ねてみたが、確かな効果を実感。指先がかじかむほどの寒さだったが、40分休憩しても汗冷えをほとんど感じなかった。冬は汗冷えがあるので休憩が快適に取れず、ついつい歩き通したりするのだが、これならそれも軽減できそう。冬はもちろん、夏の高山でも手放せなくなりそうだ。

<ゴンザス尾根をもえぎの湯へ下る>
さて、本仁田山で気持ちの良い時間を過ごした後、下りにかかる。今回は、山頂から少し下った分岐(道標あり、写真参照)で、安寺沢の一般道と道を南に分けて花折戸尾根方向に下る。ここから先は、昭文社「山と高原地図 奥多摩」では点線のバリエーションコース扱いとなっているので留意していただきたい。

いきなり急傾斜で、落ち葉が厚く積もっているのでスリップしやすい。バリエーションルートであることもあってか踏み跡は薄いが、基本的に尾根沿いのコースなので判断に迷うこともあまりない。明るい広葉樹林帯で、ところどころ岩が露頭している。紅葉が少し残っていたし、人もいないので静かな好みの雰囲気なのだが、傾斜がきつく足元にも注意しなければならず、「のんびりと陽だまりの山を行く」というテーマにはそぐわないかなという印象。コース後半はスギ林なので私には単調に感じられたのも、いまひとつ。全体的には、わざわざ歩きにくいバリエーションルートを行く割に合わないかな(好みの問題でしょうけど)。奥多摩を知り尽くした玄人向けコースですかね。

<ゴンザス尾根を下る上で目安となる地点情報>
前述したようにこのコースはバリエーション扱いとなっている。おそらく、急傾斜や尾根が痩せた区間があることがその理由なのだろう。踏み跡が薄く、ピンクテープもわずかで、尾根の中間部にはない。尾根の分岐など要所要所で地形図やGPSで現在地と照らし合わせることは、きちんとやるべきだろう。出戻り登山者は、普段は人気の高い一般コースを行くので、漫然と踏み跡を辿り時折道標で確認する程度。こういう基本動作の重要性を実感できたのは良い経験だった。

とはいえ、基本的に尾根沿いのコースなので、ルートファインディングに大きな困難はない。花折戸尾根とゴンザス尾根との分岐にも道標がある。自分が正しいコースを進んでいること確認する上で、以下の地点が目印になった。標高はGPSの表示なので、目安程度にしていただきたい。

標高1040m地点チクマ山(山頂を示すお手製の標識あり)
花折戸尾根分岐(ゴンザス尾根との分岐、道標あり)
標高760m付近に電波塔(パラボラアンテナ)
標高710m付近に送電鉄塔(カヤトで展望が開ける)
標高680m付近に電波塔

680m電波塔から下は、昭文社「山と高原地図 奥多摩」の表記とは大きく食い違い、尾根から外れて九十九折になる(国土地理院の2万5千分1地形図とも異なるようだ)。NHK施設(680m電波塔がそれだと思われる)へコースを示すペグが打ち込んであるのでそれを目印に進めば良い。また、踏み跡もこのあたりから濃くなる。程なくしてゴンザス尾根登山口を示す標識に出て車道に出会う。車道を西に進めば、もえぎの湯(2時間780円)まで5分ほどの歩き。奥多摩駅へは国道を経てさらに10分ほど。

ルート定数23.7、一部急斜面と痩せた尾根、ルートファインディングが必要なマイナーな区間を含む。主観的なグレーディング3B

登山中の画像
  • 天気は快晴、鳩ノ巣駅(標高310m)から出発
  • 棚沢の集落を抜けていくと、本仁田山、川苔山方向の登山口へ
  • 本仁田山が見える
  • 大根ノ山ノ神
  • 1時間ばかり単調な杉の植林地を登る。広葉樹ばかり写真にしているが、実際には針葉樹林帯が多いのだ。
  • 道が少し変わったと思ったら・・・
  • 見上げると広葉樹
  • その他の変化としては杉の他に所々松の大木があること
  • 標高900mあたりから広葉樹がようやく出てくる
  • 気温は低かったが、本日初めて霜柱に出会う
  • 今日目指す本仁田山
  • その前に踏まなければならない瘤高山(こぶたか)
  • 岩混じりの急登
  • 東側の展望が開け、都心なども見える
  • 瘤高山ピークには、道標のみで山頂を示すものはなかった
  • 杉の枝打ち作業をしている人たちに会う。こうやって一本一本、林は手入れされているんですね
  • 本仁田山の山頂に到着
  • 今回は保温瓶に代わって、ストーブを投入。これで温かいお昼ご飯を食べるのだ。
  • 指先がかじかむほど寒いが、快晴で気持ちいい
  • 山頂の樹間から、冠雪した富士山も望める
  • 山頂から少し下ったところで一般道と花折戸尾根方面のマイナーコースとの分岐がある
  • この写真ではうまく伝わらないかもしれないが、厚く落ち葉が積もった急傾斜地でスリップに注意
  • 振り返ったところ
  • 奥多摩のように人里に近いのに植林されずに残ったということは、急傾斜で利用しにくかったためだろう
  • 振り返ると樹間から本仁田山が見える。これも冬枯れの季節ならでは
  • 標高1400mのチクマ山
  • チクマ山から200mほど進むと、花折戸尾根とゴンザス尾根の分岐に出合う
  • ここからも急傾斜地がしばらく続く
  • 落ち葉で踏み跡は薄いが、分岐に注意して尾根伝いに進めば良い
  • 標高760m付近に電波塔がある
  • 標高710m付近で送電鉄塔
  • ピラミッドパワー全開?
  • 送電鉄塔などがあるところは周囲が切り開かれているので展望が良い
  • 標高680m付近でもう一つ電波塔
  • この辺りから「山と高原地図」や国土地理院の地形図と実際の道が大きくずれ始める。しかし、電波塔の直下からNHKのペグが出てくるので、これに沿って歩けば良い。また、踏み跡もはっきりしてくるので問題はないだろう。
  • ゴンザス尾根下部は、再び杉の林
  • ゴンザス尾根登山口に到着
  • 立ち寄ったもえぎの湯はいいお湯だった
  • わさびがたっぷり添えられているわさび蕎麦
  • 沿道でゆずをいただく。いい香り
この山行で使った山道具
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  • やぎやぎ さん
    そうそう汗冷え・・結構、後からこたえるんですよね。
    お風呂であったまるまで治らないし・・
    網シャツ・・探してみようっと

  • やぎやぎ さん
    針葉樹が多く‥傾斜のある山ですね。急傾斜!って感じが写真に出てます。…ピラミッドパワーも(笑)
    そうそう‥森の香りが薄くなった感じがしませんでしたか?…場所・季節や樹木種も違うのでしょうけれど‥柑橘系のツンとした香りが、このところ行く山では、あまり感じられませんでした。

    いつも‥見たことのない光景や刻々と変化する山の気配が伝わってきそうな写真の数々…たくさん見せていただきありがとうございます。これからも楽しみにしております。(感謝w)
    ようやく寒気が入って冬らしくなってきました。どうぞ‥良い年をお迎えくださいね‥

  • すてぱん さん
    やぎやぎさん、コメントありがとうございます。
    山の香気ですか。。私は高山のハイマツのテレピンの香りがとても好きです。そうですねえ、最近は山で印象に残る香りに出会っていない気がします。それがもしかしたら、やぎやぎさんのおっしゃる「香りが薄くなった」ということなのかもしれませんね。ちょっと気に留めておきます。
    今年も残りわずか。山行記録はもちろんのこと、花の名前を教えていただいたり、コメントをいただいたり一年間ありがとうございました。とても楽しませていただきました。
    寒くなってきて山に行く機会も春までは減りそうですが、これからも楽しい登山記録を楽しみにしております。
    ご家族ともども、どうぞ、良いお年をお迎えください。

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