【2024年版】登山+山麓観光の欲張りプラン! ゴールデンウィークに登りたい山 山と旅行編

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ゴールデンウィークは山に登りたい。せっかく遠出するなら、山麓の観光も楽しみたい。そんなあなたに、登山と旅行を両方楽しめるプランを6つ紹介します。

目次

鎖場もある四国最高峰を登り古代から続く温泉へ石鎚山(いしづちさん)+道後温泉

愛媛県/1982m
石鎚ロープウェイ山頂成就駅~石鎚神社成就社~前社森休憩所~弥山(みせん)~天狗(てんぐ)岳〜山頂成就駅/日帰り  計5時間25分

弥山から見た天狗岳

四国、ひいては西日本最高峰の石鎚山は、鎖場が続く修験道の山としても知られている。最高点である天狗岳は天を突き刺すような鋭鋒だ。山腹までロープウェイが通っており、鎖場も巻道を使って避けることができるので、家族連れのハイカーも多く訪れる。

石鎚登山ロープウェイの山頂成就駅から、石鎚神社成就社へ。そこから左の鳥居を潜って八丁坂を下り、樹林の中の道を進むと、「試しの鎖」が現われる。ここは左の巻き道からかわすこともできる。この先、「一ノ鎖」「ニノ鎖」「三の鎖」と続くが、やはり巻き道があるので、自分の技量を見極めて無理のないように進もう。登りつめたところが、石鎚神社が祭られる弥山の頂上だ。雄大な展望が広がるが、特に目の前にそびえる天狗岳が威圧的だ。天狗岳へは、鎖場を下ってから岩稜を登る。20分くらいで到着できるが、岩場に自信のない人は敬遠したほうが無難だ。下山は巻き道をたどる。成就社に着いたら、最後にもう一度石鎚山を遥拝していこう。

登山の疲れは、日本最古の温泉と呼ばれている道後(どうご)温泉で癒やそう。(文=木元康晴)

弥山に続く二ノ鎖
国の重要文化財に指定されている道後温泉本館

MAP&DATA

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山麓の観光プラン

石鎚山に登るのならば、国内最古ともいわれる温泉地・道後温泉 に立ち寄ろう。重要文化財である本館は2019年から保存修理工事が行なわれているが、入浴は可能(6~23時、420円)。周辺の宿泊施設も充実しているので、登る前か後に宿泊するのもおすすめ。カラクリ時計や坊っちゃん列車など、温泉以外の見どころも楽しい。

石鎚登山ロープウェイ山麓下谷駅のすぐ下にある、温泉旅館 京屋でも日帰り入浴ができる。古くから登山者や参拝者に親しまれてきた温泉で、白濁したお湯は心地よく、すっきりと疲労を回復させてくれる。10~17時、500円、無休。

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ゴールデンウィークに登りたい山

2024年のGWは、4月27日(土)から4月29日(月)の3連休と、5月3日(金)から5月6日(月)の4連休の長期休みとなります。 この大型連休をどのように過ごしますか?  長距離縦走から登山と観光を混ぜた計画まで、GWだからこそできる登山のプランを紹介します。

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