山が新緑に輝く季節の到来。山の緑を徹底的に楽しむ登山コース9選

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

初夏に差し掛かろうとする今、山肌の色が積雪の白一色から褐色、そして緑色へと急激に変わる季節だ。爽やかな空気、淡い緑の新緑の木々——。どの山に行っても森や草木の緑が最もまぶしく美しいとき。そんな「緑」の色や楽しみ方もさまざま。そこで今回は「ブナ」「カラマツ」「コケ」に注目。それぞれの緑が美しい山をピックアップする。

構成=山と溪谷オンライン トップ写真=PIXTA

目次

奥多摩随一のブナの原生林「都民の森」で新緑に癒やされる 三頭山(みとうさん)

東京都/1531m

三頭大滝
落差約35mの三頭大滝(写真=ロートル山岳部々長

東京の奥座敷・奥多摩は、古くから林業が盛んだったために植林の林が多いが、三頭山周辺は原生林が残っている。現在は「東京都檜原都民の森」として東京都が整備されているので、多くのブナの木が茂る。

とくにブナが多いのが、鞘口(さいぐち)峠~三頭山の間で、初夏の時期は美しいブナの新緑に癒されるだろう。また御前山(ごぜんやま)の北西の尾根「大ブナ尾根」も、文字通りブナ林が茂る場所で、新緑の頃は薄緑のトンネルの中を歩ける。

なお、新緑が美しいのは4月下旬から5月中旬で、ブナの新緑を満喫できるコースとなる。ぜひ、こちらの記事も参照にして、楽しんでもらいたい。

尾根から望む富士山
尾根に出ると富士山を望むことができる(写真=ロートル山岳部々長
富士山遠望
山頂で新緑越しに富士山を遠望する(写真=ロートル山岳部々長

MAP&DATA

高低図
最適日数:日帰り
コースタイム: 3時間30分
行程:都民の森・・・森林館・・・大滝休憩小屋・・・分岐・・・ムシカリ峠・・・三頭山西峰・・・鞘口峠・・・森林館・・・都民の森
総歩行距離:約6,205m
累積標高差:上り 約776m 下り 約776m
コース定数:16
1 2 3 4 5

目次

ゴールデンウィークに登りたい山

2025年のGWは、4月26日(土)から5月6日(火・振替休日)。前半は飛び石連休ですが、5月3日(土)から5月6日は4連休となります。 この大型連休をどのように過ごしますか?  長距離縦走から登山と観光を混ぜた計画まで、GWだからこそできる登山のプランを紹介します。

編集部おすすめ記事