【2024年版】登山＋山麓観光の欲張りプラン！　ゴールデンウィークに登りたい山　山と旅行編

ゴールデンウィークは山に登りたい。せっかく遠出するなら、山麓の観光も楽しみたい。そんなあなたに、登山と旅行を両方楽しめるプランを6つ紹介します。

山頂から富士山の絶景を堪能、下山後は温泉宿でのんびり金時山（きんときやま）＋箱根温泉

神奈川県・静岡県／1438m
乙女峠バス停〜乙女峠〜金時（きんとき）山〜分岐〜金時神社入口バス停／日帰り　2時間45分　

芦ノ湖を取り囲むようにそびえる箱根外輪山のひとつ、金時山。坂田金時（金太郎）が幼少の頃にこの山で過ごしたといわれ、山中に「金太郎ゆかりの地」が点在している。富士山の展望台としても人気の高い山だ。

乙女峠バス停を起点とする御殿場からのルートで山頂をめざそう。針葉樹の林を進み、乙女峠で外輪山の一角に出る。乙女峠は富士山の展望がすばらしいが、逆側の箱根外輪山、中央火口丘の眺めもよい。箱根外輪山を時計回りに進み、金時山の山頂方面へ。長尾（ながお）山から先は岩が露出しているところがあり、慎重に通過しよう。山頂が近くなると箱根の山々と芦ノ湖が箱庭のように眺められて気持ちがいい。

2軒の茶店が立つ金時山の山頂は三六○度の展望。左右に裾野を広げる富士山は感動的な美しさだ。「天下の秀峰金時山」の看板と写真を撮ろう。景色を満喫したら仙石原（せんごくはら）方面に下る。明神（みょうじん）ヶ岳との分岐で外輪山と分かれ、山麓をめざす。ルートの後半は針葉樹の急な下りで足場も悪いので慎重に。途中にある金時宿り石の前で休んでいくとよいだろう。林道を横切り、公時神社で無事下山のお参りをして、金時神社入口バス停に向かう。（文＝西野淑子）

MAP＆DATA

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山麓の観光プラン

箱根は関東地方有数の温泉郷。東京近郊から日帰りで訪れることができる近さではあるが、温泉宿に泊まり、心地よい温泉を満喫したい。翌日は、登山電車やロープウェイなどを乗り継ぎ、芦ノ湖の湖畔をのんびりと散策してみては。芦ノ湖の遊覧船で湖上から箱根の山々を見るのも楽しい。また、箱根は「ミュージアム天国」。ガラス工芸を満喫できる箱根ガラスの森美術館や、富士山の景観と名画が堪能できる成川美術館など、好みに合わせて楽しめる。

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