【10月26日更新】雲取山は標高1500m以上で色づき始め。秋山紅葉情報2023

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東京都で最も標高が高い名山・雲取山の紅葉情報を紹介する。

写真=PIXTA

東京都一の高峰は紅葉も随一

雲取(くもとり)山(2017m)は、東京都の最高峰。山頂からは富士山や南アルプスなどの展望がよく、都心からアクセスしやすいこともあり人気が高い。山中でモミジやヤマブドウなどが、稜線付近ではカラマツと草もみじが美しい。

紅葉を楽しみたいなら鴨沢から七ツ石小屋を経由して、山頂をピストンするコースがおすすめ。赤や黄に染まる樹林帯を抜けて、黄金に彩られた石尾根の稜線歩きを楽しめる。

10月25日 週末から来週にかけて見頃を迎える

標高1500m付近から色づきが始まっており、稜線付近では見頃を迎えている。
七ツ石小屋によると、今後の気温次第ではあるが、おおむね5日〜1週間ほど経過すると紅葉が見頃を迎えると予測している。10月28日〜11月5日に訪れるとすばらしい色づきが見られるだろう。また、今年は例年より紅葉が1週間ほど遅いが、色味は例年以上にきれいとのこと。

七ツ石小屋より富士山を望む(写真=suekichiさんの登山記録より)
七ツ石小屋より富士山を望む(写真=suekichiさんの登山記録より)

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この記事に登場する山

東京都 埼玉県 山梨県 / 関東山地

雲取山 標高 2,017m

 三峰山の最高峰。山頂の一部には埼玉県も含まれていることを知る人は少ない。  山頂からの展望は北を除いて非常によく、山並みのはるかかなたに富士山も眺められる。山頂直下にお花畑があり、山頂の避難小屋も利用しやすいように改築された。  一般には三峰神社から尾根通しに白岩山を通って、雲取山荘に1泊して山頂に立つ。  山頂を挟んで、奥多摩側にも山小屋がある。甲州側には三条ノ湯があり、温泉付の山小屋に人気が集中している。下山コースは石尾根を前方に奥多摩の雄、大岳山、三頭山を見ながら七ツ石山、六ツ石山、鷹ノ巣山を経て氷川へ下るのが豪快な山旅となる。七ッ石山から鴨沢へ下るエスケープコースもある。  雲取山は東京都の最高峰、そして一等三角点のある山としても知られているが、三角点のかたわらにもう1つの三角点がある。大きな三角点には「明治十五年十二月内務省地理局原三角測点」と彫られてある。当時の地理局長塚本明毅、河田羆らの活躍の記念物である。  三峰山口から約5時間で雲取山に達し、石尾根は下り8時間で氷川へ。七ツ石山から鴨沢には約6時間で下れる。

紅葉情報2023

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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