春の花はハナネコノメからスミレへ。高尾山【開花情報/3月22日更新】

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都民のハイキングのメッカ、高尾山も春。花の季節を迎えている。

イメージ写真=ラヴィ08さんの登山記録より

次々に開花するスプリング・エフェメラル

都心からのアクセス抜群で、オフシーズンがないほど人気の高尾山。自然が豊かなことで知られる高尾山は花の宝庫でもあり、登山道沿いでは、さまざまな山の花に出合える。

【3月22日】ハナノコノメ終盤。スミレは次々に開花

高尾ビジターセンターによれば、ハナノコノメはそろそろ盛りを過ぎてきている一方、ウグイスカズラやアブラチャン、ダンコウバイなどがまだ見られる。スミレ は22日現在で4種の開花が確認され、今後さらに開花が進むとみられる。

ハナネコノメは終盤
ハナネコノメは終盤(ラヴィ08さんの登山記録より
バイカオウレン
バイカオウレン(ラヴィ08さんの登山記録より

【3月5日】山麓のウメは満開。山ではネコノメソウなどが開花

高尾梅郷では、3月9日(土)、10日(日)に梅まつりが開催される。2月の大雪で枝が折れた木もあるものの、満開となった梅林は見ごたえ充分だ。高尾ビジターセンターによれば、山ではハナネコノメ、ヤマネコノメソウ、ヨゴレネコノメなどネコノメ系開花が確認されているという。

沢沿いなど湿った場所に咲くハナネコノメ
沢沿いなど湿った場所に咲くハナネコノメ(かぐや姫さんの登山記録より
ユリワサビも湿った礫地を好む
ユリワサビも湿った礫地を好む(かぐや姫さんの登山記録より
暖かさに誘われて早くも開花したニリンソウ
暖かさに誘われて早くも開花したニリンソウ(かぐや姫さんの登山記録より
高尾梅郷のウメは満開
高尾梅郷のウメは満開(ラヴィ08さんの登山記録より

この記事に登場する山

東京都 / 奥多摩

高尾山 標高 599m

 関東の三霊山の1つ、薬王院有喜寺がある。天平16年(744)奈良期の高僧行基が開山したと伝えられている。高尾山頂は有喜寺からさらに登った所にある。山頂の三角点のかたわらに十三州見晴台の標識がある。  山麓には高尾自然科学博物館があり、山中の動植物の標本の展示がある。また山頂に向かうケーブルカーとリフトがあるが、低い山なので歩いて登りたい。1号から6号の自然歩道があり、山の自然を観察することができる。山頂から冬の晴れた日には相模湾に浮かぶ江ノ島まで見渡すことができる。  山頂から西に山稜をたどり、一丁平、城山、小仏峠を経て景信山、陣馬山へと足を延ばす登山者が多い。高尾山一帯は有喜寺の境内だが、開発で一部の自然が破壊されつつある。  高尾山口駅から薬王院有喜寺―高尾山―城山―小仏峠を経由して高尾駅まで約4時間。

開花情報

山に春の訪れを告げるスプリング・エフェメラルから夏のアルプスに咲き誇る高山植物まで、折々の花の開花情報をまとめました。

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