いち早く届く紅葉の便り。北海道の紅葉名山【紅葉コースガイド2025】
例年、北の大地から一足早く届く紅葉の便り。厳しい冬を控え、北海道の山々は燃え上がるような鮮やかな色彩に包まれる。北海道の山々に精通する谷水亨さんが厳選した紅葉名山を紹介しよう。
写真・文=谷水 亨(トップ写真=錦秋の富良野岳)
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チングルマがつくる赤の絨毯 旭岳(あさひだけ)・裾合平(すそあいだいら)
大雪山系/1690m
紅葉の見頃 9月中旬
北海道の最高峰・旭岳の北山麓に「裾合平」があります。夏はチングルマの群生地として有名で、秋は、そのチングルマの草紅葉が赤の絨毯を引き詰めたように染まります。旭岳ロープウェイ姿見駅(すがたみえき)を小沼群を見ながら北東へと続く登山道を歩いていきます。なだらかな登山道脇にもチングルマの紅葉があちらこちらに見られ、登山者を楽しませてくれます。また裾合平は草紅葉の中を1.3kmの木道を歩き、前後左右、真っ赤に染まった台地の中を楽しめます。そしてその先の中岳温泉(なかだけおんせん)で足湯を楽しんだ後、折り返すのが人気コースになっています。健脚の登山者ならそのまま旭岳周回コースも楽しめるでしょう。
MAP&DATA
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プロフィール
谷水 亨
北海道富良野市生まれの富良野育ち。サラリーマン生活の傍ら、登山ガイド・海外添乗員・列車運転士等の資格を持つ異色の登山家。
子育てが終わった頃から休暇の大半を利用して春夏秋冬を問わず北海道の山々を年間50座ほど登って楽しんでいる。
最近は、近場の日高山脈を楽しむ他、大雪山国立公園パークボランティアに所属し公園内の自然保護活動にも活動の範囲を広げている。
YouTubeでも北海道の山々の魅力を動画で配信中。YouTubeチャンネルこちらの連載もおすすめ
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