【10月8日更新】栗駒山「神の絨毯」の見頃は今週いっぱい。秋山紅葉情報2024

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宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山(くりこまやま)。「神の絨毯」とも称される紅葉の美しさは、全国から多くの登山者を惹きつける。栗駒山の最新紅葉情報と、交通規制に関して紹介する。

構成=山と溪谷オンライン

「神の絨毯」と称される東北の紅葉名山・栗駒山

花の山、そして紅葉の山として名高い栗駒山(1627m)。複数の登山道があり、宮城県側のいわかがみ平を起点としたコースと、岩手県側の須川温泉を起点としたコースが人気が高い。

紅葉写真コンテスト2023より、栗駒山
紅葉写真コンテスト2023より、栗駒山(写真=Terry

混雑と交通規制に注意

例年、紅葉の最盛期には周辺道路が登山者や観光客で大混雑する。そのため渋滞対策として、宮城県側からの登山口のいわかがみ平までの道路では、交通規制が行なわれる。規制期間中には臨時駐車場からいわかがみ平までシャトルバスが運行する。

詳しくは、栗原市公式観光サイトへ。
https://visit-kurihara.travel/news/24

交通規制期間:2024年9月27日(金)~10月20日(日)

10月7日 「神の絨毯」の見頃は今週いっぱい(栗原市田園観光課)

「神の絨毯」と称される標高1400mから上の紅葉の見頃は今週いっぱい。現時点の週末の天気は晴れ。シャトルバス、紅葉号は共に混みあいが予想されるため、時間には余裕を持った楽しい登山をお願いします。

栗駒山
10月5日の紅葉状況・東栗駒コース
栗駒山
10月5日の紅葉状況・中央コース
栗駒山
10月7日の紅葉状況・湯浜コース

10月2日 山頂から標高1300mくらいまで見頃(栗原市田園観光課)

本日、栗駒山の紅葉の進み具合を確認してきました。前回確認日は9月24日(火)でしたが、この1週間で一気に進んだ感じがします。 山頂から標高1300mくらいまでは見頃を迎えており、今日も多くの方が登山を楽しんでいました。

「神の絨毯」と称される標高1400mから上の紅葉の見頃は来週いっぱいでしょうか。それから徐々にいわかがみ平付近、ハイルザーム栗駒付近へと紅葉が進んでいくと思います。神の絨毯はもちろんですが、ハイルザーム栗駒付近の紅葉や、花山(はなやま)の湯浜峠(ゆばまとうげ)、浅布(あざぶ)渓谷の紅葉もまた絶景です。 

栗駒山
栗駒山
10月2日の紅葉状況

9月24日 今年は例年より遅い紅葉予想(栗原市田園観光課)

山頂から標高1400m付近までの色付いている面積が広がりつつあるものの、「神の絨毯」と称される赤や黄色、オレンジ等の色鮮やかな紅葉にはまだ早いようです。 現地はガスがかかっており、写真では色が表現しきれていませんが、見頃は10月に入ってからになりそうです。

紅葉写真コンテスト2023より、栗駒山
9月24日の紅葉状況

この記事に登場する山

岩手県 宮城県 / 奥羽山脈中部

栗駒山 標高 1,626m

  みちのくのくりこま山の朴の木の   まくらはあれど君がた枕  平安中期の古今和歌集六帖にも詠まれた栗駒山は、仙台の真北、宮城、岩手、秋田の県境に位置する古い火山。浸食が著しく地形も複雑だ。  全国に数ある駒のつく山は、雪形から名付けられたものが多い。この山も5月になると南東の宮城県側に飛翔する天馬の姿が見事に浮かび上がる。岩手県側では須川岳とも呼ばれているが、こちらは須川温泉(酢川、強酸性の湯)に由来すると思われる。  灌木と草原のたおやかな山稜、豊かな残雪と随所に見られる高層湿原、高山植物の多いことなどとともに、すべての登山口、下山口に温泉があるのも特徴の1つ。  1時間ほどもあれば登れるコースから、5時間以上のコースまで10本以上のコースがある。交通の比較的便利な須川温泉から登頂し、広大なブナの原生林の中を、山深いランプのいで湯、湯浜温泉へ下山するコースがお勧め。  秋のドウダンツツジやウラジロヨウラクなどの目の覚めるような紅葉は、特筆に値する。  3~4月は、山スキーに絶好の山。スロープは初心者向だが、独立峰ゆえ天候に要注意。 ※ 平成20年岩手・宮城内陸地震で、周辺道路や登山道が荒廃していて通行できなかったり、困難だったりする箇所があります。栗駒山登山を計画されている方は、現地関係機関にご確認の上、お出かけ下さい。

紅葉情報

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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