【10月29日更新】くじゅう連山、紅葉は足踏み。紅葉情報2024

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くじゅう連山など、九州の山々の最新紅葉情報を紹介する。

構成=山と溪谷オンライン

紅葉も美しい九州の山

温暖なイメージの九州だが、秋の冷え込みが始まると、木々の紅葉が進み、山は燃え上がるような色彩に包まれる。2024年は九州でも紅葉がやや遅れているが、秋の深まりとともに見頃を迎えている。くじゅう連山では10月中旬から山頂部の紅葉が始まり、11月上旬にかけて徐々に麓へと紅葉前線が下りてくる。

紅葉写真コンテスト2023より、秋の秋のくじゅう三俣山
紅葉写真コンテスト2023より、秋のくじゅう三俣山(写真=zuyan

10月29日 紅葉は足踏み(法華院温泉山荘)

まだ冷え込みが弱く、紅葉は始まっていますが足踏みしています。山荘から見渡す山は色がつき、徐々に下がってきています。

大船山:見頃少し過ぎ
三俣山:まだまだ見頃
坊がつる:このあたりまで紅葉前線は降りてきました
佐渡窪:見頃は間もなく
雨ヶ池:これから見頃
大船林道:林道の鳴子橋からの川沿いが色づき始めています。色づきはまだまだ今から

大船山
大船山(10月28日撮影/写真提供=法華院温泉山荘)

10月23日 くじゅうはいよいよ今週末からがピーク(法華院温泉山荘)

先週末から雨風、時に雷が鳴る時もあかと思うと、急に青空が出たりと不安定な天気が続きました。そのせいか空気は「ひんやり」から、やや冷たく寒さも感じるようになり、くじゅうの紅葉は色を増してきています。

予想では今週末~10月末にかけて大ピークを迎えそうです。くじゅうの紅葉は遠見からは丸くポコポコとした独特のものです。雨ヶ池はみっしりと縁取るパッチワークのようなかわいらしさで、三俣山や大船山の山肌は絨毯を敷き詰めたような濃厚な紅葉が楽しめます。

三俣山
三俣山(10月22日撮影/写真提供=法華院温泉山荘)

この記事に登場する山

大分県 / 阿蘇・くじゅうとその周辺 九重連峰

九重山 三俣山 標高 1,748m

 大分県西部、九重連峰の北に位置し、九重町と久住町(現・竹田市久住町)との境にある。  三峰の堂々たるその山容は、ふもとに広がる長者原湿原とともに、九重町のシンボルになっている。どこから眺めても三峰に見えるのが山名の由来で、別名三岐山(みつまたやま)ともいわれるが、実際には四峰からなる山体。つまり主火口丘である主峰を3つの外輪山が囲んでいる。  各峰からはそれぞれ変化に富んだ展望が楽しめる。南西尾根伝いには兄弟峰の硫黄山(1580m)があり、イオウ臭の強い噴煙は遭難事故の一因ともなるので注意が必要。その奥には星生山があり、眼下の北千里ヶ浜には各峰へ誘うケルンが並ぶ。東峰からは坊ガツルや大船山(1787m)が一望だ。また、草つきの台地にはイワカガミの群落やシャクナゲ、ミヤマキリシマなどが咲き、美しい。  また、火口跡の大鍋(おおなべ)・小鍋(こなべ)のお鉢巡りも楽しい。ここは紅葉期にお勧めしたい。  国立公園内にある山だけに、登山口の長者原にはビジターセンターなどの施設があり、一年中賑わっている。ここから見る山容は格別すばらしい。長者原登山口からスガモリ越コースで頂上まで2時間。雨ヶ池コースは2時間10分。

紅葉情報

秋が深まるにつれて、山の表情は刻々と移ろっていきます。北は北海道、標高の高い日本アルプスから九州の山まで紅葉前線を追いかけて、全国の登山エリアの最新情報をお届けします。

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