山で喉が乾いたらクラフトビールはいかが。山と個性豊かなビールを楽しむコースガイド【山と溪谷4月号】

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雑誌『山と溪谷』2025年4月号の特集は「登山者に欠かせぬ 風呂、酒、山小屋土産」。登山を彩るのは、山登りそのものだけではありません。山を下りてからのひと風呂や一杯、その山ならではの土産物といったアクセントが、山行をいっそう豊かにします。いつもの登山をより楽しくする、登山と切っても切れない、そんな3つのこと・ものを紹介する特集から、クラフトビールを楽しめる山をご紹介します。

構成=池田菜津美

目次

二丈岳(にじょうだけ)とワンダーコーストペールエール

福岡県/711m

ワンダーコーストペールエール
750円(350ml)
二丈岳 山城跡の山頂から深江海岸と糸島半島を望む
山城跡の山頂から深江海岸と糸島半島を望む

糸島から唐津へ海岸線を走るJR筑肥線。二丈岳へは筑肥線の大入駅を出発し、筑前深江駅へと下る、海から山をめざすルートがおすすめ。登山口は、春には桜と菜の花が同時に楽しめる加茂ゆらりんこ橋。明神の滝などの渓谷美を堪能しつつ二丈渓谷遊歩道を進み加茂神社を経てひと登りすると、城跡である大展望の山頂へ。巨岩の上から海岸線や糸島富士可也山(かやさん)を望む。下山は岩の裏から北へスギ林を下る。

(文・写真=米村奈穂)

施設情報

CAMOSI BREWING(カモシ ブルーイング)

CAMOSI BREWING(カモシ ブルーイング)

筑前深江駅より徒歩10分。二丈岳の山麓は豊臣秀吉が茶会を催したと伝わる名水処。ミネラル豊富な名水で醸造された、できたてのビールを楽しめる。

所在地 福岡県糸島市二丈深江2545-1
営業時間 土日12時〜17時
定休日 平日

DATA

歩行時間:計4時間50分
アクセス:[公共交通機関]行き JR筑肥線大入駅/ 帰り JR筑肥線筑前深江駅
[マイカー]福岡前原道路(西九州自動車道)前原東ICから県道49号、国道202号で加茂ゆらりんこ橋へ。駐車場は加茂ゆらりんこ橋(40台、無料)。車の場合はピストンとなる
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『山と溪谷』2025年4月号より転載)

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プロフィール

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2026年1月号の特集は「美しき日本百名山」。百名山が最も輝く季節の写真とともに、名山たる所以を一挙紹介する。別冊付録は「日本百名山地図帳2026」と「山の便利帳2026」。

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雑誌『山と溪谷』特集より

1930年創刊の登山雑誌『山と溪谷』の最新号から、秀逸な特集記事を抜粋してお届けします。

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