山と水遊びを同時に楽しむ! 盛夏におすすめのハイキングコース7選【関東周辺】
夏休みは家族でハイキングを楽しみたい季節だが、夏ならではの水遊びも捨てがたい。そこで、関東のハイキングコースのなかから、登山の後に川や海で水遊びが楽しめるコースをセレクトしてみた。いずれも公共交通機関が利用でき、渋滞の心配がないので週末でもスムーズにアクセスできる。登山後に水辺で冷えたビールを傾けるのもよいだろう。なお、水遊びの際は必ず大人が付き添い、安全管理は確実に行ないたい。
構成=山と溪谷オンライン
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海水浴場発祥の地、大磯で山と海を楽しむ高麗山と大磯海水浴場(こまやまとおおいそかいすいよくじょう)
神奈川県/168m
神奈川県大磯町は保養地として人気を博したことから海水浴場の発祥地といわれる。海の印象が強いが、相模湾に並行して大磯丘陵が連なり、大磯と平塚をまたぐように位置する高麗山は貴重な自然林の生息地として1972年に県の天然記念物に指定され、保護されている。
JR大磯駅の改札を出て右に進んでガード下をくぐり、道なりに高田公園へ。公園奥にある登山口から上っていくと、湘南平(しょうなんだいら)への分岐に出るので左へ。湘南平は開放的な広場で、遊具やベンチのある絶好の休憩スポット。また、レストハウスの展望台からは富士山、伊豆大島、房総、丹沢と三六〇度の大パノラマを楽しめる。
その後は分岐に戻り、道標に従って高麗山方面に直進する。スダジイやタブノキなどの大木が茂る尾根道はアップダウンがあるが歩きやすく、潮風が吹き抜けるので夏場でも涼を感じる。
浅間山を過ぎたら標高160mの八俵山(やたわらやま)へと進み、分岐は大堂(だいどう)方面へ。橋や岩場を進むと、やがて標高168mの山頂、大堂に到着する。下山は男坂か女坂を高来(たかく)神社まで下るが、男坂は落ち葉や岩場で滑りやすいので注意しよう。その後は大磯駅までは舗装路を歩く。
お待ちかねの海までは、大磯駅から徒歩15分ほど。8月31日までは海水浴場が開設されていて、遠浅のビーチは多くの海水浴客でにぎわう。隣接する大磯港には駐車場もあるので、車の場合は利用しよう。
(文・写真=鈴木志野)
MAP&DATA

編集者・ライター 鈴木志野さん
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今がいい山、棚からひとつかみ
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