10月に人気なのはやっぱり紅葉の山!みんなの登山記録からオススメの山をピックアップ!【2025年版】
構成・文=山と溪谷オンライン
10月に人気の山は紅葉のオンパレード!
記録的に暑かった9月が終わり、いよいよ10月。中級山岳から高山にかけては、紅葉が見頃となる季節だ。ただし10月後半になると標高の高い山では降雪の場合もあるので、事前に情報収集の上、力量に応じて無理のない計画を。そんな10月には、いったいどんな山が登られているのか、「みんなの登山記録」をひも解いてみよう(2024年10月の記録調べ)。
北海道の山は夏に比べて大幅に減り、東北では名だたる紅葉の山がよく登られていた。栗駒山(くりこまやま)と安達太良山(あだたらやま)が特に多かった。次いで八甲田山(はっこうださん)、磐梯山(ばんだいさん)、大朝日岳(おおあさひだけ)、一切経山(いっさいきょうざん)、岩木山(いわきさん)、八幡平(はちまんたい)がよく登られていた。ほか登られていたのは早池峰山(はやちねさん)、秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)、蔵王山(ざおうさん、ざおうざん)、焼石岳(やけいしだけ)、月山(がっさん)、三ツ石山(みついしやま)、姫神山(ひめかみやま)など。
上信越周辺では苗場山(なえばさん)が一番多く、次いで谷川岳(たにがわだけ)、越後駒ヶ岳(えちごこまがたけ)、雨飾山(あまかざりやま)、巻機山(まきはたやま)、平標山(たいらっぴょうやま)など。ほか登られていたのは、妙高山(みょうこうさん)、火打山(ひうちやま)、四阿山(あずまやさん)、黒斑山(くろふやま)、八海山(はっかいさん)、仙ノ倉山(せんのくらだけ)など。
関東北部周辺では那須岳(なすだけ)が一番多く、次いで日光白根山(にっこうしらねさん)、男体山(なんたいさん)、至仏山(しぶつさん)、赤城山(あかぎさん、あかぎやま)、至仏山(しぶつさん)、筑波山(つくばさん)など。また燧ヶ岳(ひうちがたけ)、尾瀬沼(おぜぬま)や尾瀬ヶ原(おぜがはら)、会津駒ヶ岳(あいづこまがたけ)鬼怒沼(きぬぬま)など尾瀬周辺や、男体山(なんたいさん)、半月山(はんげつさん)など日光周辺の山々のほか、群馬や茨城の低山がよく登られていた。
関東南部周辺はまだ紅葉の時期には少し早いが、低山から中級山岳まで多くの山々が登られている。主要エリアごとに見ていくと、奥武蔵・秩父周辺は両神山(りょうかみさん)、蓑山(みのやま)、棒ノ折山(ぼうのおれやま)、日和田山(ひわださん、ひわだやま)、二子山(ふたごやま)、柏木山(かしわぎやま)がよく登られていた。ほか武甲山(ぶこうさん)、伊豆ヶ岳(いずがたけ)、武川岳(たけかわだけ)、天覧山(てんらんざん)、丸山(まるやま)、笠山(かさやま)など。奥多摩では雲取山(くもとりやま)が一番多く、次いで日の出山(ひのでやま)、御岳山(みたけさん)、高水三山(たかみずさんざん)、鷹ノ巣山(たかのすやま)、大岳山(おおだけさん)。ほか登られていたのは御前山(ごぜんやま)、網代弁天山(あじろべんてんやま)、浅間嶺(せんげんれい)、川苔山(かわのりやま)、三頭山(みとうさん)など。
中央線沿線では高尾山(たかおさん)が一番多く、次いで陣馬山(じんばさん)、小仏城山(こぼとけしろやま)が多かった。ほか草戸山(くさとやま)、石老山(せきろうざん)、滝子山(たきごやま)、権現山(ごんげんやま)、景信山(かげのぶやま)、高川山(たかがわやま)、百蔵山(ももくらやま)、扇山(おうぎやま)、聖武連山(しょうむれさん、しょうむれやま)など、多くの低山が登られていた。丹沢では塔ノ岳(とうのだけ)が一番多く、次いで大山(おおやま)。ほか登られていたのは鍋割山(なべわりやま)、蛭ヶ岳(ひるがたけ)、檜洞丸(ひのきぼらまる)、不老山(ふろうさん)など。
奥秩父・大菩薩周辺では甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)が一番多く、次いで金峰山(きんぷさん)、大菩薩嶺(だいぼさつれい)が多かった。ほかよく登られていたのは瑞牆山(みずがきやま)、笠取山(かさとりやま)など。富士・箱根・伊豆周辺では金時山(きんときやま、きんときざん)のほか、明神ヶ岳(みょうじんがたけ)、丸岳(まるだけ)、三ツ峠山(みつとうげやま)、杓子山(しゃくしやま)、三国山(みくにやま)、高座山(たかざすやま)、天城山(あまぎさん)などが登られていた。
八ヶ岳周辺は天狗岳(てんぐだけ)、蓼科山(たてしなやま)、美ヶ原(うつくしがはら)が多く、次いで硫黄岳(いおうだけ)、北横岳(きたよこだけ)、にゅう、編笠山(あみがさやま)、権現岳(ごんげんだけ)、赤岳(あかだけ)、横岳(よこだけ)がよく登られていた。
北アルプスでは乗鞍岳(のりくらだけ)、御嶽山(おんたけさん)が特に多く、次いで燕岳(つばくろだけ)、大天井岳(おてんしょうだけ)、双六岳(すごろくだけ)、西穂高岳(にしほたかだけ)、立山(たてやま)、常念岳(じょうねんだけ)などがよく登られていた。
中央アルプスは木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)や南木曽岳(なぎそだけ)がよく登られていた。南アルプス周辺では甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)と仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)が多く、次いで北岳(きただけ)、鳳凰三山(ほうおうさんざん)、間ノ岳(あいのだけ)、農鳥岳(のうとりだけ)、入笠山(にゅうかさやま)など。
東海・北陸・近畿では単体の山としては白山(はくさん)が一番多く、京都、滋賀、愛知、岐阜、奈良、三重など各地の低山がよく登られていた。中四国では大山(だいせん)が一番多く、次いで剣山(つるぎさん)、石鎚山(いしづちさん)などがよく登られていた。九州では、くじゅう連山の山々、高千穂峰(たかちほみね)、国見岳(くにみだけ)などが登られていた。
それでは、10月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。
なお各コースには、「コース詳細ページへ」のリンクを設けてある。山と溪谷オンラインへの会員登録(無料)・ログインが前提となるが、コースデータを自分の登山計画にコピーしたり、コースデータのGPXデータをダウンロードできるのでご利用いただきたい。そして山歩き後は登山記録を作成して、「みんなの登山記録」で公開してみよう!
みんなの登山記録から、月ごとにオススメの山をご紹介
どんな山が登られているのか、みんなの登山記録をひも解いて、月ごとにオススメの山をピックアップしてご紹介します。
こちらの連載もおすすめ
編集部おすすめ記事

- 道具・装備
- はじめての登山装備
【初心者向け】チェーンスパイクの基礎知識。軽アイゼンとの違いは? 雪山にはどこまで使える?

- 道具・装備
「ただのインナーとは違う」圧倒的な温かさと品質! 冬の低山・雪山で大活躍の最強ベースレイヤー13選

- コースガイド
- 下山メシのよろこび
丹沢・シダンゴ山でのんびり低山歩き。昭和レトロな食堂で「ザクッ、じゅわー」な定食を味わう

- コースガイド
- 読者レポート
初冬の高尾山を独り占め。のんびり低山ハイクを楽しむ

- その他
山仲間にグルメを贈ろう! 2025年のおすすめプレゼント&ギフト5選

- その他