行程・コース
天候
初日:晴れのちガス、夜間は本降りの雨、2日目:ガスのち高曇り、時折青空
登山口へのアクセス
バス
その他:
往路:扇沢行き夜行バス
復路:白馬五竜BS発高速バス(BSはエスカルプラザから無料シャトルバスで3分)
この登山記録の行程
【1日目】
扇沢(05:31)・・・柏原新道登山口(05:43)[休憩 2分]・・・種池山荘(08:42)[休憩 16分]・・・爺ヶ岳南峰(09:39)[休憩 3分]・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(10:40)・・・冷池山荘(10:52)[休憩 6分]・・・布引岳(12:01)[休憩 7分]・・・南峰(13:01)[休憩 19分]・・・北峰分岐(13:43)・・・鹿島槍ヶ岳北峰(13:50)[休憩 7分]・・・北峰分岐(14:01)[休憩 2分]・・・八峰キレット(15:03)
【2日目】
八峰キレット(04:58)・・・口ノ沢のコル(05:57)[休憩 6分]・・・五竜岳(08:06)[休憩 46分]・・・五竜山荘(09:27)[休憩 6分]・・・大遠見山(10:44)[休憩 3分]・・・小遠見山(11:34)[休憩 9分]・・・地蔵ノ頭(12:19)[休憩 3分]・・・アルプス平駅(12:35)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
日本3大キレット最後のひとつ、八峰キレットへ。
扇沢駅で砕破帯の美味しい水を3L補給させてもらってから、柏原新道を登る。相変わらず整備の行き届いた歩きやすい道。早朝はすっきり晴れて、針ノ木からの稜線が美しい。ところが種池山荘に着く頃にはガスが上がってきてしまい、その後は時折現れる太陽と青空を見上げながらの山行。標高2000mあたりから、アキノキリンソウ、ハクサンボウフウ、ヤマハハコ、アザミなどの花々。
本日の目標は15時にキレット小屋に到着すること。展望は利かないがせっかくなので爺ヶ岳の南峰、中峰を踏んで、冷池山荘へ。布引岳への九折でちょっと消耗、鹿島槍南峰へは亀のように登る。信州側からガスが流れて山容を隠すも、数年前は風雨の中だったので、十分有難い状況。
南峰で軽くランチとし足の疲労をリセット、ここでヘルメットを装着して北峰に向けて吊尾根を下る。北峰分岐にザックをデポして北峰へ。切れそうで切れないガスの合間にうっすら南峰を捉えられたことに満足し、八峰キレットに向けて更に下る。他の山ならロープでも下がっていそうなガレ場や岩場が続くが、スタンスは十分で慎重に歩けば問題ない。八峰キレットは鎖や梯子のお陰で淡々と通過できるが、何ともすごい場所に登山道を通したもので、切り立った岩壁の合間を縫っていく。やがてキレット小屋の真上に飛び出し初日終了。到着時刻は15:03。宿泊客は10名ほどで、3畳の区画をひとりで使用させてもらえた。
翌朝、濃いガスの中でまずは口ノ沢のコルを目指す。濡れた岩と鎖で下降やトラバースは気を遣う。コルの先、登り返した北尾根ノ頭で朝食休憩し、赤抜のガレ場は落石に注意して登る。この先、G7、G5、G4と岩峰の登下降が続くのだが、視界が悪く、はっきり認識できたのはG5だけ。岩が乾き始めたこともあり、順調に歩を進める。安定した登りが続くようになると五竜山頂は目前。運良くガスが切れ始め、山頂では鹿島槍の秀麗な双耳峰が雲海に浮かぶ姿を見ることができ、コーヒーを淹れてのんびり休憩。
再びガスが上がってきた頃合いで山頂を辞し、遠見尾根を下山。終始高曇りで降られることもなく、大中小遠見山や高山植物園をハイキング気分で歩く。テレキャビンで楽々下山後、今夏営業最終日のエスカルプラザの温泉に浸かり、南蛮カレー蕎麦をいただいてから帰路についた。
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