行程・コース
天候
1日目 曇り時々晴れ → 山頂 曇り、2日目 快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
丹波山村村営駐車場 (小袖駐車場)に駐車しました。
綺麗なトイレもある広い駐車場です。
※奥多摩方面から駐車場へ向かう小袖林道へ入ろうとしましたが、道路が狭い且つ林道入口のカーブがかなりキツかったので、一度林道入口を通り過ぎて集落を突っ切り国道でUターンをして林道へ入りました。
この登山記録の行程
【1日目】
05:04 [05:00] 村営(小袖)駐車場
05:36 [05:30] お祭バス停
06:49 [07:05] 塩沢橋 ※休憩 7分 [20分]
07:52 [08:40] 後山林道終点 ※休憩 7分 [無し]
08:22 [09:10] 三条ノ湯 ※休憩 31分 [20分]
11:50 [11:35] 三条ダルミ ※休憩 17分 [20分]
12:52 [12:40] 雲取山 ※休憩 45分 [60分]
13:59 [14:00] 雲取山荘 ■雲取山荘にて一泊
休憩時間 … 1.8時間 [2.0時間]
行動時間 … 7.1時間 [7.0時間] ※計画の101%
合計 … 8.9時間 [9.0時間]
【2日目】
03:50 起床
05:00 朝食
06:18 [06:00] 雲取山荘
06:40 [06:30] 雲取山 ※休憩 83分 [60分]
08:29 [07:50] 小雲取山 ※休憩 3分 [無し]
08:56 [08:10] 雲取奥多摩小屋跡
09:23 [08:40] ブナ坂 ※休憩 4分 [無し]
09:42 [08:55] 七ツ石山 ※休憩 55分 [30分]
10:55 [09:50] 七ツ石小屋 ※休憩 7分 [無し]
11:42 [10:20] 堂所 ※休憩 無し [20分]
12:56 [11:55] 村営(小袖)駐車場
休憩時間 … 2.5時間 [1.8時間]
行動時間 … 4.1時間 [4.1時間] ※計画の100%
合計 … 6.6時間 [5.9時間]
※[ ]は計画タイム
★コース定数 … 52 (体重 58Kg / 荷物重量 13Kg)
※山と溪谷社公表の計算式より
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
【コース状況】
全体的に整備されていた歩きやすい登山道でした。
・お祭バス停~三条の湯までは約10Kmの長い林道(後山林道)歩きがあります。
・三条ノ湯~三条ダルミまでは急な傾斜や道幅が狭い箇所、木橋なども有ります。
雨天や降雪時などは注意が必要かなと思いました。
・雲取山 ~ 村営駐車場(小袖駐車場)は整備の行き届いたとても歩きやすい登山道でした。
【周辺情報】
1日目は雲取山の埼玉側直下に建つ「雲取山荘」にて一泊しました。
1泊2食付き ¥8,500でした。
※jRO(日本山岳救助機構)会員は本人のみですが¥500引きとなります。
夕食は18:00、朝食は05:00となっていました。(20:30 消灯)
※朝食は弁当として前日に貰う事も出来るそうです。
丸太造りの綺麗な山小屋です。コロナ対策で宿泊人数制限をしてる関係か完全個室で泊まる事が出来ました。部屋に暖かい炬燵が用意されていて感動しました。
山荘前に水場が有ります。とても冷たく美味しい水でした。
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下山後は道の駅こすげ併設の「多摩源流温泉 小菅の湯」にて入浴しました。
大人一人 ¥750でした。
丹波山村村営駐車場から20分ほど (約12Km)
pH 10近い高アルカリ性温泉で肌がつるつるになります。脱衣所や洗い場も広くて綺麗で温泉併設の食事処も有ります。岩魚や山女魚などの川魚料理もあって美味しかったです。
【感想】
4月の大菩薩嶺登山から6ヶ月ぶりに弟と日本百名山の一座、雲取山へ行ってきました。
弟本人が山小屋泊に興味があったのと、弟との登山は今までほぼ山梨の中央道方面だった事もあり、元々は会津駒ヶ岳の「会津駒の小屋」にて一泊登山を予定していました。
が、10月下旬からの強烈な寒気の影響で会津駒ヶ岳は完全な雪山に…サブプランとしていた瑞牆山・金峰山も降雪+凍結があるとの事でした。
なので第3候補としていた雲取山に行き先を変更としました。
天気は初日は曇り、翌日晴れとの事だったので今回は村営駐車場を拠点に三条の湯 → 雲取山荘一泊 → 七ツ石山経由の周回ルートとしました。
山荘の予約も無事完了し「後は出発するだけ。午後年休を使って帰るか!」と楽しみにしていた前日、まさかの隣の職場のプラントトラブルによる生産計画変更で山行中止の可能性が…(泣)
しかし僕の執念が天に届いたのか、とりあえず翌日のプラントスタートの準備を本日夜に終わらせれば予定通り年休を取得可能との事!という訳で午後に一旦アパートへ帰宅し登山道具を準備 → 2時間ほど仮眠を取り20時前に再び出社 → 翌日のプラントスタートの準備を終わらせて24時前に帰宅 → 急いで風呂に入り2時前に弟を迎えに行ってそのまま出発…と想定外の滅茶苦茶なハードスケジュールとなりながらも無事の山行を迎える事が出来ました。
初日は10Km近い林道を歩き、13時頃に雲取山山頂に到着。山頂は天気予報通りガスに巻かれていたので30分ほどの休憩のみで移動を開始。14時頃に無事雲取山荘に到着しました。
弟も初のロングコース & 僕も先日のハードスケジュールの影響もあり、山荘到着後~晩ご飯前までの約2時間爆睡、そして晩ご飯後も消灯を待たずに爆睡…とひたすらに寝まくった山小屋泊となりました(笑)
※山小屋泊じゃ無かったら今回は登山に行かなかったと思います。
今回は残念ながら夜の星空や東京の夜景を見る事は出来ませんでしたが、小屋前から日の出は見る事が出来、雲取山山頂到着時は快晴で冠雪の富士山をはじめ奥秩父や南アルプスの山々の大展望を楽しむ事が出来ました。
弟も人生初の総歩行距離30Km超え + 山小屋泊登山でしたが、日帰りと比べて全然体が楽だった事+今回の山行に備えて固めの登山靴を新調 & トレッキングポールを導入した効果も有って雲取山一泊二日の山行を快適に楽しんでくれていました。苦労してハードスケジュールをこなした甲斐がありました。
下山後は道の駅こすげ併設の「多摩源流温泉 小菅の湯」にて汗を流し、食事処お互いにたらふく晩ご飯を食べてから帰路につきました。
※先週の川苔山登山に続き、二週連続での再訪となりました。
結局、弟は今回も中央道の呪縛から逃れる事は出来ませんでした(笑)
日帰りで登られている方もたくさん居ましたが、僕のように山でのんびりと時間を過ごしたい方は山小屋泊で行かれる事を是非おすすめしたいです!
(例えるなら観光地の空港に降りて、そのまま何もしないで直ぐに帰ってくるような感じがしてしまって…あくまで一個人の意見として聞き流して下さい)
下記リンクは今回の登山のログデータです。
https://connect.garmin.com/modern/activity/7727891246
フォトギャラリー:85枚
千葉の弟の社員寮出発 2:00 → 4:30頃到着。
村営駐車場を出発して1時間ほどが経過しました。
まずは片倉橋のゲートを目指して歩きます。
凝った作りの林道後山線の標識。この先に車両通行止めのゲートがあります。歩行者はゲート脇のスペースを通過します。
約2時間半の林道歩きでようやく林道終点に到着。
ここから登山道となります。
三条の湯を目指し沢沿いの登山道を歩く。
山間にひっそりと建つ三条の湯。
温泉も併設されているそうです。
三条の湯前の竈。
直ぐ横にベンチがあったので、かなり早いですがこの後の登りに備えて昼食としました。
三条の湯を出発すると直ぐに急登が始まります。
斜面が少し緩やかになりました。
少し呼吸を整えます。
写真のような木橋も所々にありました。
三条ダルミに到着。
三条ダルミ~雲取山までの道もなかなかの急登です。
ようやく山頂かな?と思ったらまだでした…
山梨側の標柱がポツンと建っています。
後で七ッ石山方面から登ってきた人もここが山頂だと勘違いしていました。
東京都の立派な山頂標柱。
後ろ側に東京都と埼玉県の両都県の名前が刻まれていました。
なんだが山梨が仲間外れにされているような…
明治16年に設置された原三角測点の説明碑。
原三角測点。通常の三角点よりも太く大きいです。
こちらはよく見る通常の三角点。
時々雲の切れ目が出来て一瞬だけ遠くの山が見える事もありましたが、ほぼ終日雲の中の山頂でした。
これは織り込み済みなので、明日の晴れに期待し雲取山荘を目指します。
雲取山荘手前にあった立派な祠。
埼玉側の鬱蒼とした原生林の森を190m程下ってきました。
まさに奥秩父の山という雰囲気の道でした。
立派な雲取山荘に無事到着。
弟は人生初の山小屋泊です。
雲取山荘入口の大きな標識。
山荘の目の前に水場があります。
タンクからオーバーフローしていると思われる水が常時勢い良くホースから出ていました。
とても冷たくタオルを濡らして顔を拭かせて貰いました。まさに「気分は10才若くなるのダ!」ですね(笑)
トイレも小屋前にあります。
山頂から小さいほうを我慢していたので、まさに「標高1830mの爽快感」でした(笑)
※トイレ内は必ず靴を脱いで行きましょう。さもないと百叩きの刑になりますよ…(汗)
本日のお部屋。
暖かい炬燵があって感動しました!
宿泊人数を制限しているのもあるのか完全個室でした。
早速、お互い新調したモンベルのインナーシェラフの準備をしようとしますが、付け方がイマイチわかりません…
幸運にも小屋内はauの回線がバリバリ入っていたのでネットで調べることが出来ました(汗)
インナーシェラフの準備完了!
僕も前日の勤務の疲れからか、2時間ほど爆睡してしまいました。
本日の晩ご飯。
ハンバーグにポテトサラダ、ワラビなどなど美味しかったです。
夜の雲取山荘。
曇っていて残念ながら星空と東京の夜景は見る事は出来ませんでした…
このあと19時過ぎから翌4時頃まで再び爆睡…
計10時間近く寝てしまいました(笑)
普段はここまで寝る事ってなかなか無いので、自分でも相当疲れていたのかなと思います。
本日の朝食。
鮭に卵かけご飯、沢庵とシンプルなTHE 朝食というメニューです。
雲取山荘の大きな扁額。
前日はずっと寝ていて撮れなかったので山荘内を少し。
玄関に置いてあるだるまストーブ (正確には対流形ストーブですが)。
二階の廊下。
小屋の玄関周り。飲み物やお酒も販売されていました。
身支度を整えて山荘を後にしました。
小屋番の方々、お世話になりました!
小屋前より日の出。
弟も人生初のご来光を見る事が出来ました。
朝日を浴びる雲取山荘。
山荘南側にあった「田部重治氏」のレリーフ。
奥秩父のパイオニアと呼ばれる方のようです。
こちらは「富田治三郎氏」のレリーフ。
雲取山荘の初代管理人だった方で、腰に常に鎌を差していた事から「鎌仙人」と呼ばれていたそうです。
下山後に調べてみたら、ちょっと失礼かもしれませんがまさに「山小屋の頑固親父」という感じの人だったみたいですね。
雲取山まで再び登り返します。
快晴の雲取山山頂。
大展望が広がっていて、冠雪した富士山をはじめ奥秩父や南アルプスの山々を眺望出来ました!
山頂標柱にて一枚。
雲取山山頂より富士山。
中央に北奥千丈岳と国師ヶ岳。
写真中央左の小高いピークが甲武信ヶ岳、その右に三宝山。
そしてその手前、甲武信ヶ岳と三宝山間に見えるピークは雁坂嶺。
冠雪の南アルプス。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。
そして北岳右手前に鳳凰三山。
一番手前に見える農鳥岳と間ノ岳間のピークは飛龍山。
左から聖岳、赤石岳、荒川三山。
写真中央左より仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。
大展望を十分楽しんので下山を開始します!
立派な雲取山避難小屋。
山梨側の山頂標柱も記念に。
富士山方向を再び。
大展望についつい脚が止まってしまいます。
雲取山を振り返って。
普段、自分が写る写真って山頂標柱以外になかなか無いので弟に撮って貰いました。雲取山登りました!って感じが出てる写真ですよね(笑)
雲取山を再び振り返って。
お世話になりました!
コース途中の紅葉。
黄葉進む石尾根を富士山を眺めながら下る。
この風景、好きですね。
旧雲取奥多摩小屋跡に到着。
大きな緊急用ヘリポートです。
平 将門の迷走伝説ゆかりの地が丁度登山道となっているようです。
再び登り返し七ッ石山に到着。
とても広い山頂です。少し早いですが昼休憩としました。
山頂標柱にて一枚。
七ツ石神社。ここも将門伝説ゆかりの地のようです。
神社前の灯籠。
七ツ石小屋に到着。
七ツ石小屋の標識。
七ツ石小屋と黄葉、青空が映えます。
七ツ石小屋のトイレと鮮やかな紅葉。
これも青空に映えますね!
水分補給をして出発です!
昨日の三条の湯方面の水無尾根とは違い、なだらかなとても歩きやすい道です。
だんだんと植林の森に変わってきました。
「茶煮場(ちゃにっぱ)」と呼ばれる場所で小休憩。
小さな祠がありました。
どこかで見覚えのある市松模様と桃色の旗です(笑)
今回のルートで最後の将門ゆかりの地。
昨日は真っ暗で気付きませんでしたが、お祭バス停付近にも案内板があったのかもしれません。
村営駐車場に無事下山。お疲れ様でした。
平日にもかかわらず駐車場にはかなりの台数が停まっていました。
駐車場併設のトイレ。
夜間も灯りが付いていて明るかったです。
登山道や駐車場の整備協力金箱。
トイレの利用料ですね。
こちらもどこかで見覚えのある市松模様です(笑)
「多摩源流温泉 小菅の湯」にてサッパリしました。
先週の川苔山登山に引き続き二週連続の訪問になりました(笑)
道の駅こすげにて。
入浴後は道の駅併設の「源流レストラン」にて食事を予定していましたが、コロナ渦の為か営業時間が変わっていました…
もう少し下調べをしておけば良かったと後悔…
再び小菅の湯へ。
本日の晩飯。多摩源流温泉 小菅の湯併設の食事処にて。
「山女魚の唐揚げ」¥600
「小菅村産 水耕栽培ニンニクを使用したスタミナ満点★味噌豚丼」 ¥990
「岩魚のお造り」 ¥700
こちらは「マコモの天ぷら」¥500
マコモダケというもので、タケノコの繊維感をもっと優しくしたような食感とクセが無い味で美味しかったです。
道の駅こすげの物産館にてお土産を買って帰路につきました。
帰りの休憩で立ち寄った談合坂SAにて。
「抹茶大福」 ¥180
「十八穀米大福」 ¥180
「桔梗信玄餅生ロール」 ¥216
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 |
トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | ライター | カップ |
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