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後立山連峰縦走:五竜〜爺ヶ岳

八峰キレット、鹿島槍ヶ岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (VAN さん )

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行程・コース

天候

1日目:ガス時々晴れ、夕方から夜半にかけて雨、一時土砂降り。東の風。
2日目:未明ガス濃い、ガス時々晴れ、午後から夜半にかけて雨、一時雷雨。東の風のち南東の風、一時強い。
3日目:未明晴れ、日出後よりガス時々晴れ。南東の風。

利用した登山口

扇沢  

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路:バスタ新宿より栂池高原行き夜行バス、白馬五竜BS下車。
復路:扇沢よりJR信濃大町駅行き路線バス。

この登山記録の行程

【1日目】
地蔵ノ頭(08:51)・・・小遠見山(09:53)[休憩 5分]・・・大遠見山(11:04)[休憩 13分]・・・五竜山荘(13:20)

【2日目】
五竜山荘(03:47)・・・五竜岳(05:00)[休憩 7分]・・・口ノ沢のコル(07:13)・・・八峰キレット(08:17)[休憩 10分]・・・北峰分岐(10:00)・・・鹿島槍ヶ岳北峰(10:10)・・・北峰分岐(10:20)・・・南峰(10:57)[休憩 20分]・・・布引岳(布引山)(11:53)・・・冷池山荘(12:43)

【3日目】
冷池山荘(04:38)・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(04:53)・・・爺ヶ岳南峰(06:11)[休憩 6分]・・・種池山荘(06:45)[休憩 2分]・・・柏原新道登山口(09:05)・・・扇沢(09:21)

コース

総距離
約23.6km
累積標高差
上り約3,023m
下り約3,267m
コースタイム
標準19時間50
自己17時間5
倍率0.86

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

稜線上は花の季節終盤。トウヤクリンドウとウメバチソウがたくさん咲いていた。

コース概況
白馬五竜BS~エスカルプラザ:徒歩30分ほど。時間帯によっては無料シャトルバスも運行されているので、それを利用する手もあり。テレキャビン+リフトで地蔵ノ頭からスタートできる。日によって運行開始時間が異なるのでホームページで事前にチェックしておくこと。

遠見尾根〜五竜山荘:なだらかな登りだが距離が長い。下草も多く朝露や雨で濡れていることが多い。スパッツ推奨。登山靴の防水対策は万全に。白岳手前にクサリ場あり。五竜山荘テント場要予約。水有料500mL100円。

五竜山荘〜五竜岳:五竜岳山頂直下は岩場。クサリのないところもあり、初歩的なクライミングスキルを要求される。また、暗い時間帯やガス時は指導ペンキが見えづらく、ルートミスを犯しやすいので慎重に。

五竜岳〜北尾根ノ頭:山頂直下九十九折れに下降する。クサリあり。G4手前に休憩できる小さなコルあり。G5から岩峰のやせ尾根を行く。強風時あおられないよう注意。北尾根ノ頭手前、2段ハシゴあり。北尾根ノ頭山頂広い。

北尾根の頭〜キレット小屋:口ノ沢のコルまでは歩きやすい下り坂。三段登りと呼ばれる岩場は、鎖のない部分もあり気が抜けない。指導ペンキをよく確認してルート取りする。長い鉄ハシゴを越えるとキレット小屋。

キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳:キレット小屋を出るとすぐ鎖ハシゴの連続する登下降。鉄製の桟道あり。口ノ沢のコルからここまでが本ルート核心部。鹿島槍北峰に続く尾根筋を登る。途中西にトラバースして吊尾根分岐に至る。分岐から北峰10分。南峰30分。

鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘:歩きやすい下り坂。冷池山荘テント場は山荘より北の離れた場所にある。山荘まで往復15分。トイレ水場も山荘側にある。テント場は広いが水平な場所はほぼない。特定日のみ要予約。水有料1L100円。テント泊は1Lサービス。

冷池山荘〜扇沢:爺ヶ岳へはハイマツ帯を歩く。北峰はピークに上がれない。西側を巻く。柏原新道はよく整備されていて歩きやすい。種池山荘下の沢崩壊部トラバースは上部からの落石注意。特に雨後は緩んでいる可能性あり。上部の鉄砲坂と入り口近くのもみじ坂は急坂。扇沢駅2階レストハウスは7時半開店。

携帯水量
1日目:2L携帯 1L使用
2日目:2L携帯1.5L使用、ポカリ0.5L携帯0.5L使用
3日目:1.5L携帯1L使用

気温:稜線上15〜27℃
南から湿った風が入り蒸し暑かったが、山頂付近では急激に風が強まり体温が奪われる。


先月のリタイヤが悔しくて、残りを歩きに行った。
五竜岳へは日出前に登り始めたが、暗闇の岩場で一時ルートを外れてしまった。前回登った時もそうだった。ヘッドライトだけでは指導のマーキングを見落としがちなので慎重に。
2日目の天候が思わしくなく午後寄りで悪化の予報だったので、できるだけ早く出発し昼までに鹿島槍を抜けることを目標にした。冷池山荘に到着したところで雨が降り出した。間に合ってよかった。
八峰キレットはバリエーションルートではなく一般登山道ではあるものの、基礎的なクライミングスキルと慎重さが求められる。
鹿島槍ヶ岳山頂分岐下付近で負傷要救助者を見た。すでに山岳救助隊が到着しており、応急処置を終えブルーシートに包まれた状態だった。あらためて、登山は決してお気楽なレジャーではないと認識する。
鹿島槍登頂時は終始ガスで残念だった。天気のいい日に再度挑みたい。

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フォトギャラリー:103枚

前日深夜に新宿を出発。

翌朝白馬五竜に到着。

里は早くも秋の装い。

30分歩いてエスカルプラザに到着。

今日も後立山連峰に東から雲が押し寄せる。

テレキャビンと、

リフトで、

地蔵ノ頭。スタート。

赤い実シリーズ。

振り返って地蔵ノ頭。

ひと月前と咲いてる花がまるで違う。

小遠見山。

ルリホシヤンマ(メス)。

中遠見。

アキアカネ。

時折ガスが晴れる。

下りはそれほどとは思わなかったが、登ってみると割と大変なクサリ場。

あともう少し。

イワヒバリの先導を受ける。

稜線上に上がるとトウヤクリンドウがたくさん咲いていた。

五竜山荘到着。ひと月ぶり。

五竜岳山頂はずっとガスがかかっていた。

コマクサはもう終わり。また来年。

ひとり焼肉まつり開催!(外は土砂降り)

未明に五竜山荘出発。

空が白む。天気はなんとか持ちそう。

五竜岳山頂。東から強風。

勇気を出していざ、八峰、鹿島槍へ。

日の出。

急峻なクサリ場を下る。

G4手前の小さなコル。

G5。

岩尾根を渡る。

赤坂の先にある2段ハシゴ。

ハシゴ1段目。この上に短い2段目のハシゴがある。

北尾根ノ頭。

北尾根ノ頭山頂。

ブロッケンは一瞬で消えてしまうので撮るのが難しい。

口ノ沢のコルへ。

時折ガスが晴れ、剱岳が現れる。

口ノ沢のコル。

長いハシゴ。

ここを越えると、

おお、文明だ。

話には聞いていたがすごいところに建ってる。

岩場は続く。

水墨画のような世界。

まさに切戸。

鉄製の桟道。

鹿島槍北峰に続く尾根に取りつく。

鹿島槍分岐点。

鹿島槍ヶ岳北峰。ガス、展望なし。

吊尾根を南へ。

鹿島槍ヶ岳南峰。ガス、展望なし。

冷池へ。稜線を下る。

布引山。

振り返るとガスの切れ間から一瞬だけ南峰が見えた。

冷池山荘到着。直後に大雨。ギリギリセーフ。

爺ヶ岳の南に次々と雨雲が発生して北に流れていく。

八峰キレット踏破祝賀会開催!(外は土砂降り)

日没時わずかの間だけ晴れる。このあと夜半まで雷雨。

翌未明に冷池山荘を出発。

東は見渡す限りの雲海。

剱立山に陽があたる。

昨日はガスガスだった鹿島槍にも。

爺ヶ岳中央峰。

下山日が一番いい天気。

遥か遠くに槍ヶ岳。

爺ヶ岳南峰と薬師岳。

南峰に着く頃にはもうガスが上がって真っ白に。

種池へ下る。

種池山荘。

扇沢へ。

沢崩壊部のトラバースは上部からの落石注意。

扇沢が見える。見えてからが長い。

柏原新道登山口。

扇沢駅ゴール。

ダムカレーを食べる。

大町温泉薬師の湯で風呂とビール。

JR信濃大町から特急あずさで帰路に着く。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア Tシャツ ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ
靴下 レインウェア 登山靴 サンダル バックパック サブザック
スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
携帯トイレ 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール GPS機器
テント シュラフ テントマット スリーピングマット ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー ローソク・ランタン 安全環付きカラビナ
スリング ヘルメット
【その他】 モバイルバッテリー、新聞紙、

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登った山

五竜岳

五竜岳

2,814m

鹿島槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳

2,889m

爺ヶ岳

爺ヶ岳

2,670m

小遠見山

小遠見山

2,007m

地蔵の頭

地蔵の頭

1,673m

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