行程・コース
天候
1日目 晴れ時々曇り 2日目 晴れのちガス 3日目 晴れのちガス 4日目 晴れのちガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
いつかは行こうと思っていた東海フォレスト帝国に潜入し、南アルプス南部、荒川岳(悪沢岳)、赤石岳、聖岳の百名山三座をぐるっと回ってきました。
東海フォレスト帝国への進入には、帝国グループの山小屋予約、椹島へのバス予約、さらに、畑薙ダムへの遠い遠い道のり(全く土地勘がなく、さっぱり位置がわからない?)など、登山前から高い高いハードルを越えなければなりませんでした。
この登山記録の行程
【1日目】
椹島ロッヂ(09:00)・・・滝見橋(09:15)・・・鉄塔下(10:25)・・・小石下(11:55)・・・清水平(13:05)・・・蕨段(13:40)・・・見晴岩(13:55)・・・駒鳥池(15:15)・・・千枚小屋(15:55)
【2日目】
千枚小屋(05:00)・・・千枚岳(05:45)・・・丸山(06:30)・・・悪沢岳(東岳)(07:10)・・・中岳(08:15)・・・荒川小屋(09:10)・・・大聖寺平(09:50)・・・小赤石岳(10:55)・・・赤石小屋分岐(11:15)・・・赤石岳(11:35)・・・百間平(12:55)・・・百間洞山の家(13:40)
【3日目】
百間洞山の家(04:00)・・・分岐(04:50)・・・中盛丸山(05:15)・・・小兎岳(05:55)・・・兎岳避難小屋(06:35)・・・聖岳(08:30)・・・奥聖岳(08:50)・・・聖岳(09:10)・・・小聖岳(10:00)・・・薊畑分岐(10:45)・・・聖平小屋(14:30)
【4日目】
聖平小屋(05:00)・・・滝見台(06:00)・・・聖沢吊橋(08:30)・・・聖岳登山口(10:40)・・・椹島ロッヂ(11:30)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目
東海フォレスト帝国の玄関口となる畑薙ダムPへ移動がまず大きなハードルでした。車運転スイッチが2時間で切れる僕にとって、6時間の運転は地獄でした。さらに、夜中の静岡県道60号線は細くてすれ違い不可、急カーブ連続、電灯もなく真っ暗、な三重苦の道で、いつ幽霊がでてもおかしくない、恐怖の峠道でした。(カモシカ飛び出し注意!)
本当に畑薙Pに着くかも分からず、著しいカーナビ不信に陥りました。(でもカーナビは正しかった。)
2日目 椹島~千枚小屋CS
何とか畑薙ダム臨時Pに到着し、予定通りに帝国の心臓部、椹島に向かうバスに乗れました。帝国のバスは安全上の観点からヘルメットの装着が義務です。帝国心臓部への初進入に緊張感が高まります。
椹島から千枚小屋間は、樹林帯の上りが続きます。展望はなく蒸し暑いです。おまけに千枚小屋近くまで車が走れる林道があるというちょっと興ざめな道のりになります。
ただ、意外と急な上りになります。想像をはるかに超えた上りと暑さで完全にバテました。
千枚小屋のテント場は静かでとてもよいです。小屋のビールもよく冷えてます!。テン場争奪戦に完全に敗れる時間に着きましたが、テントは5張りほどでガラガラ。食後すぐに爆睡でした。よく寝れました。
3日目 千枚小屋CS~悪沢岳~赤石岳~百間洞山の家
あまりに静かで寝心地がよく、寝坊…。出発が遅くなりました。千枚岳山頂付近でご来光を見るつもりが、出発時にはヘッドライト不要なほど、お日様は高く昇っていました。
悪沢岳はそんなに悪ではなく、ルートも整備され、高山植物もきれいで、どちらかというと「善」な山です。悪沢岳というネーミングは、この山にとってかわいそうです。
晴れて、暑い稜線歩きとなり、どうも半熱中症ぽい感じになりました。全然ペースが上げられません。
赤石岳にはがっつり下って、がっつり上り返します。がっつり下って上り返すのが東海フォレスト帝国の山々の大きな特徴です。さらに一つ一つの山がでかい。とにかく大きいです。赤石岳の頂上に着くのが予定より2時間近く遅れ、山頂はガスガスでした。
赤石岳避難小屋の管理人さんと軽くお話して、翌日のルートはもっとキツイという情報をいただき、心が折れかけました。重い腰を上げて百間洞に向かいます。ここもがっつり下ります。
百間洞は小屋泊ですが、テント場もいい感じでした。ここもテン場はガラガラ。水は冷たく、ビールも冷たく、いいロケーションです。
4日目 百間洞山の家~兎岳~聖岳~聖平小屋
この日も寝坊しました。大沢岳はパスして、巻道で兎岳を目指します。この兎岳、名前はかわいいですが、なかなか曲者でした。最初のピーク中盛丸山を子兎岳と勘違いして、中盛丸山ピークから本物の兎岳と、その奥にそびえる聖岳のピークを目視したときは心が折れました。
子兎岳~聖岳間も、これでもか!というほど、がっつり上って、がっつり下ります。熱中症のような状態も再発し、特に聖岳ピークへの上りはカメになりました。
聖岳山頂はガスに巻かれる前にギリギリで到着。素晴らしい展望で五色ヶ原➡薬師岳到着の時と同じような達成感でした。
が…ここで体調、体力的な限界を感じ、聖平に泊まって、椹島に下りる決断をします。僕の登山経験の中で、体力的な理由でのルート変更、短縮は初めてでした。(もう歳ですね…)
またがっつり下って聖平に到着。ビールが売っていないことを知り、目の前が真っ暗になり倒れそうになりました。聖平のテン場も余裕ありでした。静かな夜で、この夜も爆睡でした。
5日目 聖平~椹島
熱中症症状のせいか、食欲がなく、なにも食べずに椹島に向かって下山開始。このルートは、途中、(特に聖沢吊り橋~登山口)崩落したトラバース箇所があります。通行には注意してください。また、いくつかある吊り橋の板が折れそうな所もあるので、万が一折れても大丈夫な態勢で渡ってください。
登山口から50分のロード歩きを経て、椹島に到着。東海フォレスト帝国を大きく一周しました。ソフトクリームの甘さが脳に突き刺さりました。2時間待って、バスで畑薙Pに戻りましたが…また、あの恐怖の県道60号で富士見峠を越えると思うと、下山を喜ぶ心境にはなれませんでした。(でも明るいうちに通過したので、行きよりぜんぜんラクでした。)
このコース、時計回りか、反時計回りか迷われる方も多いかも知れません。個人的には、ちょっと危険な聖沢コースを体力があるうち上り、下りを比較的ルートが安全な千枚から下りに設定した方がいいかと思います。また、時計回りの場合、ラストの林道歩きが短くなります。
アップダウンが思ったより激しいため、コースタイムにも余裕をもつようにしてください。
とにかく、東海フォレスト帝国の広さ、山容の大きさ、激しいアップダウンに驚かされた登山でした。
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#聖岳
#赤石岳
#悪沢岳
#荒川岳
#時計回り 反時計回り
フォトギャラリー:86枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | フリース | ロングパンツ | ショートパンツ |
| サポートタイツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | サンダル | バックパック |
| サブザック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| 傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
| ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
| ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
| GPS機器 | テント | シュラフ | シュラフカバー | テントマット | スリーピングマット |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |


























































































