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ガイド 日本の山

街のすぐそばにある豊かな自然と展望を満喫。楽しみ方いろいろな鎌倉・三浦周辺の山歩き

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季節を問わず観光客に人気の神奈川県鎌倉・三浦周辺のエリアは、一般的には海の印象が強いが、起伏に富んだ丘陵が広がりハイキングコースも多い。市街地至近にもかかわらず、一歩トレイルに入れば豊かな自然が広がる。海や富士山、街並みの眺めがよいのも、このエリアならではの魅力だ。

目次

巨石の荒々しさとシダ・コケの静寂。対照的な自然の二面性を楽しめる鷹取山（逗子・横須賀）

鷹取山（写真＝すくらっぷ・ブックさん）

鷹取（たかとり）山は、山頂に切り立つ岩場を擁し、湘南妙義とも呼ばれる。かつては石切場だったが、開放的な山頂部は今では絶好のお弁当スポットとなっている。ファミリーやグループなど訪れるハイカーも多く、どこかアットホームな雰囲気の山。鷹取山の魅力を楽しむのにおすすめなのが、今回紹介する神武寺（じんむじ）を通るコースだ。

東逗子駅から神武寺表参道に進み、境内を抜けて山道へ。途中の大岩で富士山を眺めたり、アスレチック感覚で大岩の間をすり抜け、親不知と呼ばれる鎖場をよじ登れば、むき出しの岩場が切り立つ山頂広場だ。山頂広場はクライミングスポットにもなっており、クライマーを見かけることもある。時間があれば、80mの石壁に弥勒菩薩像が彫られた磨崖仏まで足を延ばしてもよいだろう。下山は神武寺まで戻り、分岐を京急神武寺駅方向へ。乾いた岩場の景色が一変し、シダとコケに覆われた鬱蒼とした湿った森になる。夏場は沢の水を楽しみながら裏参道を進むと神武寺駅側の登山口に到着し、市街地を駅に向かう。（編集部注：2022年より神武寺駅方面は一部通行止めとなっているので、東逗子駅に戻る。）

行程・コース

最適日数：日帰り 2時間10分
総歩行距離：4,846ｍ　／上り標高： 326ｍ　下り標高： 329ｍ
行程：東逗子駅(08:00)・・・神武寺(08:25)・・・鷹取山(09:00)・・・神武寺(09:30)・・・神武寺駅(10:10)
高低図
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ぶらり休日　鎌倉・三浦・湘南エリアのハイキング案内

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