富士山を「撮る」名人直伝!「夏の富士山を眺める」ポイント4つとおすすめコースをご紹介
「夏にしか見られない富士山がある!」。富士山を「撮る」ことをライフワークとしている低山フォトグラファー・渡邊明博さんに4つのポイントを聞きました。
文・写真=渡邊明博
目次
ポイント④ 湖畔でゆっくりと富士山を楽しむ
猛暑登山を避けるのであれば、富士五湖周辺で富士山を眺めながら涼し気な湖畔ハイキングという手もあるでしょう。条件がそろえば、湖に浮かぶ「逆さ富士」を眺めることもできますし、1〜2時間のハイキングを楽しんだあとはカヤックに乗ったり、温泉に行ったり、富士山麓を楽しみ尽くすのも一つの手です。
おすすめのコース
山中湖(やまなかこ)
山梨県/1304m
富士五湖のなかでも最大の面積を誇り、富士山に最も近い山中湖を歩いてみましょう。山中湖の周りで富士山が見えるのは北側半分くらいで、山中湖の北側を走る県道729号の通称「マリモ通り」を歩くのがおすすめです。バス停で言えば大出山入口バス停から山中湖交流プラザ近くの三国山ハイキングコース入口バス停までが富士山を見るのに適しています。なかでも長池地区や平野地区は湖畔に寄れるので、風がなければ水面に映る逆さ富士をゆっくり見られます。今夏は8月1日に山中湖花火大会が予定されているので、この日に合わせてハイク計画を立てるのもいいでしょう。
モデルコース
大出山入口バス停~三国山ハイキングコース入口バス停(参考コースタイム:1時間20分)
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この記事に登場する山
プロフィール
渡邉 明博
1957年生まれ。富士山撮影をライフワークとし、最近では中央線沿線の山をはじめ、低山の四季折々の風景を撮り続けている。『すばらしい富士に出逢える!富士山絶景撮影登山ガイド』(山と溪谷社)をはじめ、富士山関連の著書を多数執筆。山岳写真ASA会長。(写真=水谷和政)
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