都市近郊の自然探索ハイキング。朝夷奈切通から鷹取山へ
都市近郊の里山を歩いていると、道や分岐が結構多く、また小さな尾根を隔てて風景がガラッと変わることもあっておもしろい。まだ見ぬトレイルや風景を求めて、都市近郊の自然探索へ。
写真・文=中島タツヤ
鷹取山の磨崖仏
やがて鷹取山も近くなってきた頃、突如してそそり立つ岩壁が現われた。踏み跡をたどって東側に回りこんでいくと、木々の間に磨崖仏や彫刻のある岩壁や広い石切場のような空間が広がり、言葉を失う。
周辺には、岩壁や磨崖仏がひっそりと点在しているのだが、説明板などは一切ない。いったいいつ彫られたのかなど、詳細がわからずなにかモヤモヤしたまま、その場所を離れた。やがて神武寺からの道と合流して、山頂直下の広場に飛び出す。広場周辺は、垂直に削り取られた岩場がそこかしこにあり、アスレチックのようだ。奥の階段から展望台に上がると、絶景が待っている。
山頂広場から岩場を縫って下っていくと、今度は巨大な磨崖仏が現われる。こちらは、ヤマタイムの地図でも表示している。説明板によると昭和40年ごろ、彫刻家の手により彫られたとのこと。意外と新しいわけだが、すでにかなりの年月を経てきたような雰囲気である。
ここからは追浜(おっぱま)駅に下ることができるのだが、鷹取山山頂部から東へ続いている細い尾根の方面へ、足を延ばしてみた。
都市近郊の自然探索ハイキング
都市近郊の里山を歩いていると、道や分岐が結構多く、また小さな尾根を隔てて風景がガラッと変わることもあっておもしろい。この道はどこにつながっているのだろう?また、どんな景色が広がっているのだろう?まだ見ぬトレイルや風景を求めて、都市近郊の自然探索へ
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