錦秋の高原歩きも岩稜歩きも楽しめる剱・立山エリア【紅葉コースガイド2025】
初心者向きの高原歩きから、剱岳(つるぎだけ)の奥深くに入り込む玄人向きのコースまで、レベルも楽しみもそれぞれな剱・立山(たてやま)エリアの紅葉おすすめコースを写真家・星野秀樹さんが紹介。
文・写真=星野秀樹
池塘が点在する秋色の高原をたどる 弥陀ヶ原(みだがはら)
北アルプス/2422m
紅葉の見頃 9月下旬〜10月上旬
室堂平、天狗平、弥陀ヶ原と続く、立山火山の溶岩台地。高層湿原が広がる台地は花と展望に恵まれた高原歩きが楽しめる。秋には周囲の山腹を彩る木々の紅葉とともに、草もみじ広がる湿原に続く木道散策が満喫できる。
弥陀ヶ原へのルートは天狗平から旧道である美松坂(みまつざか)コースと、獅子ヶ鼻(ししがはな)岩を経由するルートに分かれる。獅子ヶ鼻岩前後は滑りやすい急な鎖場が続くので、ここを登りになるように、行きを美松坂、帰りを獅子ヶ鼻岩経由とした方が歩きやすい。木道沿いの草もみじや、弥陀ヶ原を俯瞰するポイントなどがあり秋の高原歩きが味わえる。
MAP&DATA
プロフィール
星野秀樹(ほしの・ひでき)
写真家。長野県飯山市在住。剱岳や黒部源流域、上越・信越などの山を中心に活動。近著に『上越・信越 国境山脈』(山と溪谷社)、『黒部の谷の小さな山小屋』『山に登る』(アリス館)、『雪のくに移住日記』(信濃毎日新聞社)、共著に『飛べ! 山小屋ヘリコプター』『がんばれ! 田んぼマシーン』(新日本出版社)など。『森を歩くと』(仮題・アリス館)を2026年3月に出版予定。
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