首都圏から日帰りで楽しむ。群馬のおすすめ秋山【紅葉コースガイド2025】

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秋深まるころ、西上州の山々は奇岩に紅葉を飾って屹立する。知る人ぞ知る西上州の山々を中心に、このエリアを熟知した打田鍈一さんおすすめの5コースを紹介しよう。

写真・文=打田鍈一

目次

西上州の入門岩山へ 笠丸山(かさまるやま)

群馬県/1189m
 10月下旬〜11月上旬

アクセスの林道から見上げる笠丸山。見えているのは東峰で、西峰はその陰だ

ミニ岩峰の宝庫・西上州の中で、笠丸山は入門クラスの岩山だ。東西2峰に分かれ、山麓の住居附(すもうづく)集落を基点に約3時間で周回できる。稜線とその付近は岩場が連続し、紅葉あでやかなツツジ類をかき分けつかまりながらの登降はスリル満点だ。

新高畑橋の駐車場から沢沿いに地蔵峠へ。紅葉を背にしたお地蔵様に挨拶をすると岩場が始まる。そそり立つ西峰の大岩壁を左にそれ、固定ロープで登り出た岩稜を右に行けば最高点の西峰だ。西上州の大展望が開ける。スリルも紅葉もハイライトの岩稜を戻ると、神社の祭られる東峰で「頂上」の標識が立つ。山麓からはこちらが目立つのだ。東峰から住居附へ急に下る尾根道は、カエデ、ナラ、サクラなどの紅葉が見送ってくれる。

大木の根本にお地蔵様が祭られる地蔵峠は、休憩によい
稜線付近は紅葉の木立が手掛かりの急な登降の連続だ

MAP&DATA

高低図
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最適日数:日帰り
コースタイム: 3時間
行程:新高畑橋・・・地蔵峠・・・笠丸山・・・笠丸山登山道入口・・・新高畑橋
総歩行距離:約3,300m
累積標高差:上り 約478m 下り 約478m
コース定数:11
アドバイス:現地の群馬県上野村にタクシーはないに等しく、マイカーか民宿の送迎車に頼る。バス利用の場合は最寄りの日本中央バス藤沢バス停から往復3時間以上の車道歩きが加わる。
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