首都圏から日帰りで楽しむ。群馬のおすすめ秋山【紅葉コースガイド2025】

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秋深まるころ、西上州の山々は奇岩に紅葉を飾って屹立する。知る人ぞ知る西上州の山々を中心に、このエリアを熟知した打田鍈一さんおすすめの5コースを紹介しよう。

写真・文=打田鍈一

目次

紅葉に屹立する“じい”と“ばあ”に会いに行く 御堂山(みどうやま)

群馬県/878m
 10月下旬〜11月上旬

裏展望所から。遠くに平坦な荒船山、手前に左からじいとばあ、箪笥岩

西上州北部の御堂山は、山麓からも指呼できるじじ岩・ばば岩(じいとばあ)が一番の特徴だ。これらに登ることはできないが、直前で見上げ、また少し離れた尾根上の裏展望所から見下ろすのが楽しい。植林が多く季節感に乏しい御堂山だが、じいとばあ周辺と山頂で貴重な紅葉を楽しめる。

藤井入口バス停からの沢沿いの林道は荒れた山道となり、ミノ滝を越えて尾根上へ。左に行けば岩根を巻いて箪笥岩(たんすいわ)展望台に出る。目前にそそり立つじじ岩・ばば岩と、岩根を彩る紅葉が圧巻だ。戻って山頂へ向かう途中で裏展望所に寄り道すれば、荒船山を背景にしたじいとばあ、箪笥岩を見下ろす絶景が待っている。山頂で紅葉越しに妙義山を眺め、下りは多様なルートを取れるが、往路を戻るのが確実だ。

箪笥岩展望台から見上げるじじ岩(右)とばば岩(左)

MAP&DATA

高低図
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最適日数:日帰り
コースタイム: 4時間25分
行程:藤井入口バス停・・・ミノ滝・・・じじばば分岐・・・展望岩・・・じじばば分岐・・・山頂分岐・・・御堂山・・・山頂分岐・・・下宿分岐・・・5m滝・・・分岐・・・藤井入口バス停
総歩行距離:約6,400m
累積標高差:上り 約633m 下り 約633m
コース定数:17
アドバイス:整備された登山道ではないので、読図力、道のない岩山の経験が必要。これらに自信があれば、山頂分岐から尾根を西へ進み、下宿(しもじゅく)または根古屋(ねごや)へと下るのも一興だ。ヤブ好きなら高石峠から北に四ツ家下バス停へと下るのもよい。
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