半日でも気軽に自然を満喫できる、東京近郊の丘陵ハイキング【後編】
秋から冬にかけての時期、高い山は雪が積もり、限られた登山者のみの世界となるが、標高の低い山はハイキングのベストシーズン。空気が澄んで視界もよく、天気がよければ日だまりも心地いい。前編に引き続き今回も、東京近郊の丘陵地帯に目を向けてみたい。
構成=山と溪谷オンライン、トップ写真=桜山展望台からの展望(写真=モーちゃん)
目次
樹林帯の散策路歩きと絶景の展望台へ 加治丘陵(かじきゅうりょう)
埼玉県入間市・飯能市/189m(阿須山)
加治丘陵は埼玉県入間市と飯能市の境に位置し、青梅市東部の霞丘陵から連なる丘陵だ。西武池袋線が通っている北側からのアクセスがよい。桜山展望台まで足を延ばしてみよう。
仏子(ぶし)駅からスタートして、標識に従って舗装された樹林の道を上がっていく。分岐を左に曲がり南に向かうと、桜山展望台に到着する。階段を上がると、富士山や奥多摩の山々をはじめ都心部までのパノラマが楽しめる。
展望を楽しんだ後は、もと来た道をたどってトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園に下り元加治(もとかじ)駅へ。あけぼの子どもの森公園に下る部分がかなり急なので注意が必要だ。また、公園には休園日があるので事前に確認しておいた方がよい。
なお本コースだけでは物足りない場合は、加治丘陵西部まで足を延ばしてみるのもおすすめ。トラスト保全地になっている静かな樹林帯に八高線の警笛が響き、一瞬軽井沢にいるかのような錯覚に陥るかもしれない。またさらに青梅市に延びる霞丘陵までつないでみてもよいだろう。この付近はヤマタイムの地図に詳細を掲載しているので参考にしてほしい。
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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