初めての親子ハイキングにおすすめ！ 高尾山グルメコース

新しい年を迎えてからの初登山とくれば、縁起のいい山や初詣ができる山などに行きたくなりませんか？ 東京都の高尾山は初日の出も初富士も見られ、初詣までできちゃうスペシャルな山。そして、親子で初めてハイキングするにもおすすめの山です。

今回は家族でハイキングするため、マイカー利用で高尾山までやってきました。10時過ぎでは高尾山最寄りの駐車場は満車でしたが、周辺には個人で貸し出している有料駐車場も多くあります。

支度ができたら、さっそく高尾山へ向かいます。本日は家族に高尾山のおいしいグルメを満喫してもらうコースを計画してきました。清滝駅までの道のりには2024年に新しくできたお店が何件かあり、まずは「高尾さんかく堂」さんで揚げたてのドーナツを。

清滝駅からはさまざまなコースに分かれますが、「初めての高尾山」でぼくがおすすめしているのはリフトorケーブルカーを利用して中腹まで上がり、そこから4号路を歩いて山頂へ向かうコース。子どもたちはこのアトラクションを楽しみにしていますし、中腹にはおなじみの名物「天狗焼」が。乗り物や飲食店は混雑するイメージがありますが、10時～11時台はけっこう空いているんですよ。（※繁忙期は例外）

小さい子連れの場合、中腹から薬王院を通る1号路を歩くのがいちばん安全なのですが、やっぱり高尾山のすばらしい自然を体験してほしい。そこで、比較的平坦な道が多く、途中に吊り橋という非日常スポットのある4号路へ。以前は土や根っこの坂道が多かったのですが、木道のような階段が整備されたのでとても歩きやすくなりました。また、4号路は登り切ったすぐそばにトイレがあり、こういうところも親子ハイカーにはありがたいところです。

山道を歩いてたどり着いた山頂では、真っ白にお化粧した富士山が迎えてくれました。行きの高速道路からも見えましたが、それとは別に山の上から望む富士山は格別です。

さて、1時間弱の山道歩きでお腹もちょうどすき始めてきたところです。山頂には茶屋もありますが、ここは高尾山グルメを小出しにして下山まで味わいつくしましょう。一人前のメニューを食べきれない小さい子向けに、おでんやフランクフルトをシェアするのがおすすめです。

下山は高尾山薬王院にお参りするため1号路へ。すると、法螺貝と太鼓の音が鳴り響き、お坊さんの行列が見えました。天狗様のようなお坊さんたちのいでたちを「すごいゲタだったねえ」と子どもたちもしっかり目に焼き付けたようです。

薬王院を訪ねたら欠かせないのが、こちらの天狗十穀力団子。焼きたての団子に塗られるくるみ味噌は絶品。ぼくもいちばん好きな団子です。

団子といえば、高尾山では色んな味の団子の食べ比べができます。麓の売店では醤油団子が、ケーブルカー山頂駅ではほんのり甘めの三福団子が、権現茶屋ではごま団子がいただけます。お好みの団子を食べるのもよし、全部食べるのもアリです！（笑）

中腹からリフトを使って一気に麓まで下山します。高尾山温泉で締めくくり、そのままごはんを食べて帰るのがお決まりのコースなのですが、最近は駅ナカにあるイタリアン「高尾山FuMotoYA」に通っています。こちらは親子ハイカーにうれしいお店で、メイン料理＋前菜ブッフェがお腹いっぱい食べられます。さらにうれしい特典として、店舗利用者は足湯の無料サービスも。至れり尽くせりとはこのことです。

お腹も満たして、あとは車で家路まで安全運転で。親子で初めての高尾山を、朝から夜まで遊び味わい尽くすコースのご紹介でした。

（山行日程＝2025年1月13日）

MAP＆DATA

高低図

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最適日数：日帰り

コースタイム： 1時間21分

行程：高尾山駅・・・４号路・いろはの森コース出合・・・高尾山・・・薬王院・・・高尾山駅

総歩行距離：約4,100m

累積標高差：上り 約467m　下り 約467m

コース定数：9

スラ男（読者レポーター）

関東近郊の低山をメインに活動。低山で出会う、人と山とが深く結びついた歴史や民俗などを調べるおもしろさにのめりこみ、低山ワールドのさらなる深みへ。そのおもしろさを親子で分かち合いたく、子どもたちの原体験を育む意味も込めて親子ハイキングを始める。