梅雨の合間にでかけよう!花を楽しむ関西のお手軽ハイキングコース4選

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最大でもトータル3時間半程度のハイキングコースをピックアップ。数時間なら雨のハイキングも楽しい。曇りや晴れの場合は、気温が高くなる前の午前中にさっと登って、午後はゆっくりするプランがオススメ。

文・写真=根岸真理

目次

東六甲にある市街地至近の公園をつなぐ甲山(かぶとやま)~北山公園

兵庫県西宮市/309m(甲山)

北山緑化植物園

交通アクセスのよい阪神間の裏山ともいえる六甲山地。そのなかでも、特に東六甲エリアの甲山(かぶとやま)周辺は町と隣接しているため、ビギナーや小さい子ども連れのファミリーも気軽に行けるエリア。

阪急電鉄今津(いまづ)線仁川(にがわ)駅を起点に、地すべり資料館脇から甲山森林公園へ入り、甲山自然の家前から甲山へ。山頂を通らずに南麓のトラバース道から神呪寺(かんのうじ)へ抜けられるほか、山頂から直接北山貯水池へ下ることもできる。甲山を眺められる北山貯水池の南側から北山公園へ。北山緑化植物園では、名残のバラ、アジサイ、ハーブなど、四季折々の花が多彩に楽しめる。

ボルダリングエリアとしても知られる北山公園の園内を通り抜けて、阪急電鉄甲陽線甲陽園(こうようえん)駅へ。本コースの途中には、トイレやあずまや、バスに乗れるポイントもいくつかあり、エスケープも容易なので、天気がよくない日でも歩きやすい。

MAP&DATA

甲山
ヤマタイムで付近の地図を見る
コースタイム: 約3時間10分
行程:仁川駅・・・地すべり資料館・・・甲山・・・北山貯水池・・・北山緑化植物園・・・甲陽園駅
総歩行距離:約8,200m
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プロフィール

根岸真理(ねぎし・まり)

六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。

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