梅雨の合間にでかけよう!花を楽しむ関西のお手軽ハイキングコース4選
最大でもトータル3時間半程度のハイキングコースをピックアップ。数時間なら雨のハイキングも楽しい。曇りや晴れの場合は、気温が高くなる前の午前中にさっと登って、午後はゆっくりするプランがオススメ。
文・写真=根岸真理
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大阪府民の森にあるアジサイ咲くプロムナードへ生駒山(いこまやま)・ぬかた園地
大阪府東大阪市/約535m(ぬかた園地)
奈良県と大阪府の府県境にある生駒山(いこまやま、642m)。アクセスがよく、気軽に歩ける登山道も多いが、特に西斜面は「大阪府民の森」として整備されており、道もわかりやすいので、ビギナーでも安心。梅雨時におすすめなのが、ぬかた園地。関西地区最大級のあじさい園では、1500mにわたって続くプロムナードを2万5千株以上のアジサイが一面に彩る。
近鉄奈良線枚岡(ひらおか)駅から「摂河泉(せっかせん)展望ハイキングコース」へ。河内国一宮である枚岡神社にも立ち寄れて、眺望スポットもあって楽しいコースだ。生駒山上手前からあじさい園へ。つづら折りの散策路を歩きながら、多品種のアジサイをたっぷりと堪能できる。下りは、北側にある辻子谷(ずしだに)へ。谷あいの涼しい道で、下っていくと伝統的な和漢薬の工場があり、生薬の香りが漂っている。
近鉄奈良線石切(いしきり)駅から電車に乗るが、時間が許すならそのまま坂を下って「石切さん」と親しまれている石切劔箭(いしきりつるぎや)神社へ向かってもよいだろう。参道のレトロな商店街は活気にあふれており、食べ歩きなども楽しめる。
MAP&DATA
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プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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