梅雨の合間にでかけよう!花を楽しむ関西のお手軽ハイキングコース4選
最大でもトータル3時間半程度のハイキングコースをピックアップ。数時間なら雨のハイキングも楽しい。曇りや晴れの場合は、気温が高くなる前の午前中にさっと登って、午後はゆっくりするプランがオススメ。
文・写真=根岸真理
目次
花の寺として知られる京都西山の名刹を訪ねる京都洛西・善峯寺(よしみねでら)
京都府京都市/351m(金蔵寺)
西国三十三所巡礼の第二十番札所でもある善峯寺。山号が西山、まさに京都西山を代表する名刹となっている。花の寺として知られ、早春のウメに始まり、サクラ、ボタン、シャクヤク、ツツジなどに続いて梅雨時には多くのアジサイが咲き誇る。見晴らしのよい高台にある寺で、北摂から京都の市街地、東山の峰々から比叡山(ひえいざん)まで一望する絶景も楽しめる。
起点は紫式部(むらさきしきぶ)ゆかりの大原野(おおはらの)神社。青モミジが美しい参道を通って参拝した後は、向かいにある「石の寺」とも呼ばれる正法寺(しょうぼうじ)南側から小塩山(おしおやま)へ続く尾根道へ。
標高450m付近で尾根を外れて金蔵寺(こんぞうじ)へ続く道を下る。門前から西山古道・東海自然歩道に合流し、のどかな里山風景の山村を歩いて善峯寺方面へ。約3万坪の善峯寺境内は、国の天然記念物に指定されている「遊龍(ゆうりゅう)の松」をはじめ、見どころも多い。帰りはバス便があるので、先にダイヤを調べておくといいだろう。
目次
プロフィール
根岸真理(ねぎし・まり)
六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。
今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
こちらの連載もおすすめ
編集部おすすめ記事

- 道具・装備
- はじめての登山装備
【初心者向け】チェーンスパイクの基礎知識。軽アイゼンとの違いは? 雪山にはどこまで使える?

- 道具・装備
「ただのインナーとは違う」圧倒的な温かさと品質! 冬の低山・雪山で大活躍の最強ベースレイヤー13選

- コースガイド
- 下山メシのよろこび
丹沢・シダンゴ山でのんびり低山歩き。昭和レトロな食堂で「ザクッ、じゅわー」な定食を味わう

- コースガイド
- 読者レポート
初冬の高尾山を独り占め。のんびり低山ハイクを楽しむ

- その他
山仲間にグルメを贈ろう! 2025年のおすすめプレゼント&ギフト5選

- その他