梅雨の合間にでかけよう!花を楽しむ関西のお手軽ハイキングコース4選

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最大でもトータル3時間半程度のハイキングコースをピックアップ。数時間なら雨のハイキングも楽しい。曇りや晴れの場合は、気温が高くなる前の午前中にさっと登って、午後はゆっくりするプランがオススメ。

文・写真=根岸真理

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海を見渡す絶景の公園で花巡り淡路島公園(あわじしまこうえん)

兵庫県淡路市/199m(展望台)

淡路島公園の展望台からは、明石海峡の絶景が広がる

鉄道網がない淡路島は、マイカーでないと行きにくいイメージがあるが、高速バスが運行されていて、案外交通の便がいい。特に県立淡路島公園は、淡路インターバス停から徒歩約15分。三宮・舞子からバスが多く運行されており、高速舞子からならわずか10分。ほか、やや本数は少ないものの「ニジゲンノモリ」経由のバスを利用すれば、公園入口にダイレクトに着く。

園内は、東端のハイウェイオアシスゾーン、森のゾーン、草原と花のゾーンなどタイプの異なる4つのゾーンがあり、森のゾーンにあるアジサイの谷では、9千株のアジサイを眺めながら散策できる。園内には2カ所の展望スポットがあり、明石海峡や海を一望する景観が楽しめる。

園内に咲くアジサイ

園内には子どもたちに人気のアトラクションも多くあり、花巡りのハイキングと合わせていろいろな楽しみ方ができる。またハイウェイオアシスでは、淡路島名物のグルメもいろいろ。4月下旬から11月下旬にかけては、季節限定の「生しらす丼」も味わえる。帰りは岩屋ポートまで歩いて、明石海峡を渡る「ジェノバライン」というフェリーも利用できる。

MAP&DATA

淡路島公園
ヤマタイムで付近の地図を見る
コースタイム: 約2時間30分
行程:淡路ハイウェイオアシス・・・ふれあい橋・・・大きな芝生広場・・・展望デッキ・・・展望広場・・・淡路ハイウェイオアシス
総歩行距離:約6,900m
NEXT京都洛西・善峯寺
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プロフィール

根岸真理(ねぎし・まり)

六甲山西端の神戸市須磨区生まれ。現在は六甲山東端の宝塚市在住。アウトドア系を得意とするフリーライター。親に連れられ、歩き始めると同時に須磨の山に登っていたため六甲登山歴60年。アルパイン歴は約30年。 神戸新聞「青空主義」欄で月に1回六甲山の情報(六甲山大学)を発信中。主な著書に『六甲山を歩こう!』『六甲山シーズンガイド春夏』『六甲山シーズンガイド秋冬』など。兵庫県立六甲山ガイドハウスで「山の案内人」ボランティア活動中。

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