早くも猛暑の金剛山へ

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読者レポーターより登山レポをお届けします。KEI☆景さんは日帰りで金剛山(こんごうざん、1125m)へ。

文・写真=KEI☆景


大阪府の金剛山へ行ってきました。金剛山は大和・河内のパノラマ絶景が楽しめ、初心者からベテランまで楽しめる人気の山です。登山道も多く、ルートの数は数十に及ぶとか。四季折々のお花や野鳥も多く、季節を問わずたくさんの人でにぎわっています。

今日は百ヶ辻(もがつじ)登山口からスタートです。駐車場は、平日500円、休日600円です。南海高野線河内長野駅からバスもあります。

まだ夏至というのに真夏並みの暑さでした。梅雨前線が消えたそうで、このまま夏突入でしょうか。水分をしっかり持って行きました。

百ヶ辻登山口は標高600mです。ヒンヤリした空気を感じます。いいお天気でまぶしく、歩き出すとすぐに暑い暑い……。

金剛山 百ヶ辻登山口

例年のこの時期はしとしと小雨の中をカエルの声を聞きながら、傘を差して歩いていたのに、今年は様子がまったく違います。出会った人たちとの会話は、「暑いねー!まだ6月だよー!」ばかり。

タツナミソウ
タツナミソウ
ウツギ
ウツギ
サワギク
サワギク
ミゾホウズキ
ミゾホオズキ

でも、道すがらのお花たちはもう初夏の花です。

金剛山 中腹にある寺谷の水
中腹にある寺谷の水! 冷たい

1時間少しで頂上に着きました。温度計は22℃と、この時期にしては暑いです。

金剛山山頂
金剛山山頂から大阪平野を望む
大阪平野

今日は少し霞んでいますが、いいお天気のときは六甲山脈や鳴門海峡大橋まで見えます。

金剛山登山700回の記念メダル

金剛山は回数登山でも有名です。私も以前、700回の記念メダルをいただきました。

金剛山 転法輪寺

頂上で展望を楽しんだ後、転法輪寺(てんぽうりんじ)さんにお参り。

金剛山 金剛葛城神社

続いて金剛葛城神社にお参り。

金剛山 夫婦杉の石碑

夫婦杉にはこんな石碑も。

金剛山 岩屋文殊

少し下って岩屋文殊様にもお参りします。受験にもご利益があります。どこもお賽銭はクレジットやQR決済が使えます。

下山は文殊尾根ルートから。

金剛山 文殊尾根ルート

尾根道なので時折感じる風が気持ちいいです。緑もきれい。ウグイスのかわいい鳴き声も遠くから聞こえていました。

新緑と猛暑を感じながら下山です。

アジサイ

あちこちでアジサイがきれいでした。

下山するにつれ、暑さも増してきました。

金剛登山口

1時間ほどで無事下山。今日もありがとうございました。金剛登山口でおいしいお豆腐を買って帰りましょう。季節外れの猛暑でしたが、新緑と鮮やかな太陽の両方を楽しめた一日でした。

(山行日程=2025年6月20日)

MAP&DATA

金剛山周辺のコースマップ
ヤマタイムで周辺の地図を見る
最適日数:日帰り
コースタイム: 2時間45分
行程:百ヶ辻・・・寺谷ルート・・・葛木神社・・・岩屋文珠・・・百ヶ辻
総歩行距離:4,700m
累積標高差:上り 約504m 下り 約507m
コース定数:13
KEI☆景(読者レポーター)

KEI☆景(読者レポーター)

絶景ハンターです。頂上からの展望、山並み、木々、水の流れを見ている時間が好き。大阪南部、奈良を中心にあちこち出かけています。

この記事に登場する山

大阪府 奈良県 / 生駒・金剛・和泉山地

金剛山・葛木岳 標高 1,125m

 金剛山は、大阪府の南東部に位置し、奈良県との県境にあって、金剛生駒国定公園に指定されている。これは標高の高さや山容の立派さによるが、史跡によるところも大きく、南北朝の楠木正成(くすのきまさしげ)にまつわる史跡で代表される。有名な千早城跡をはじめ、葛木神社、国見城跡、さらに修験道に関係ある転法輪寺もある。  山頂は杉の喬木に囲まれて昼なお暗く、厳粛な雰囲気を漂わせている。また、中腹から上の西側斜面は、巨大なブナの自然林に取り囲まれ、小鳥たちの楽園にもなっている。そのほか山中には、ヤマシャクヤクやクリンソウなどの草花も息づいている。  コースも多彩で、春から夏、そして秋にかけてはピクニックやハイキングに訪れる人が多い。冬になると、耐寒登山や霧氷見物に大勢の登山者が押し寄せ、夏以上に賑わいをみせる。大阪側の金剛登山口から登頂し、奈良側の御所に下山する約5時間のコースが代表的。その他、二上山(にじようさん)、大和葛城山、金剛山を経て紀見峠に下る健脚向きのコースもある。

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