夏に歩きたい!涼しさ満点の名瀑を巡る厳選コース(後編)
夏は高原やアルプスが人気ですが、涼を求めて滝を巡る山歩きはいかがでしょうか。名瀑が見られるコースを中心に、ハイキングコースから登山コースまで幅広くピックアップ。
構成・文=山と溪谷オンライン
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世界遺産の大瀑布と熊野古道を巡る那智大滝から「かけぬけ道」へ
日帰り/和歌山県
和歌山県南部に位置する那智(なち)の滝。落差は133mもあり、熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)の別宮である飛龍神社の御神体になっています。世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもあります。
大門坂(だいもんざか)駐車場から登り、大門坂へ。老杉に囲まれた石畳の道は、古道らしい雰囲気が漂います。上がった先から那智の滝に向かいますが、熊野那智大社、青岸渡寺(せいがんとじ)にお参りしてからでもよいでしょう。飛龍神社を過ぎ、すぐ近くから見上げる那智の滝は圧巻です。
那智の滝からは、熊野本宮大社まで続く熊野古道中辺路に向かいたいところですが、1泊2日の行程で大雲取越(おおくもとりごえ)、小雲取越(こぐもとりごえ)と山並みを越えていくかなり険しい道のりとなります。日帰りで熊野古道を歩くなら、熊野古道中辺路の一部、「かけぬけ道」がよいでしょう。熊野那智大社から少し登り、阿弥陀寺(あみだじ)、妙法山(みょうほうざん)を周回して、大門坂駐車場に戻ります。暑い夏は「かけぬけ道」を先に登ってから那智の滝に向かう順でも、クールダウンできるのでよいかもしれません。
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