山と水遊びを同時に楽しむ! 盛夏におすすめのハイキングコース7選【関東周辺】
夏休みは家族でハイキングを楽しみたい季節だが、夏ならではの水遊びも捨てがたい。そこで、関東のハイキングコースのなかから、登山の後に川や海で水遊びが楽しめるコースをセレクトしてみた。いずれも公共交通機関が利用でき、渋滞の心配がないので週末でもスムーズにアクセスできる。登山後に水辺で冷えたビールを傾けるのもよいだろう。なお、水遊びの際は必ず大人が付き添い、安全管理は確実に行ないたい。
構成=山と溪谷オンライン
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山と海が近い鎌倉の人気コースを南下し、海へ鎌倉大仏コースと由比ヶ浜(かまくらだいぶつコースとゆいがはま)
神奈川県/93m(源氏山)
北と東西の三方を山が囲み、南の一方が海に面した鎌倉。山からまち、海へと緩やかに続くグラデーションが、鎌倉ならではの山歩きのスタイルを生み出している。鎌倉の山は海も一緒に楽しむのが正解。そこで鎌倉駅を起点に山を歩いて南下し、由比ヶ浜海岸に出るルートを紹介する。
鎌倉駅西口から、まずは登山口のある源実朝と北条政子の墓がある寿福寺(じゅふくじ)へ。そこから一気に山道になり、登り切ると源氏山(げんじやま)公園に到着する。広場奥の階段を上った源氏山山頂で北鎌倉方面の見晴らしを楽しんだ後は、源頼朝像の前を過ぎ、大仏ハイキングコースへと進んでいく。山道に入る手前に数軒民家が立ち並ぶ間に、まちと海を見下ろすスポットがある。
大仏コースに入ると、アップダウンやむき出しの木の根、長い階段、岩場などが次々に現われ、本格的な山道がスタート。時折、木々の間から垣間見える海、リスや鳥、セミの鳴き声を聞きながらの山歩きは飽きることがなく、あっという間にまちに下りる大仏坂トンネル脇の階段に到着する。もし時間に余裕があれば、そこから鎌倉の山ならではの切通(きりどおし)の1つ、大仏切通に足を延ばすのもおすすめしたい。
下山後はにぎわう長谷(はせ)のまちを歩いて江ノ電長谷駅を経て、海までは徒歩20分弱。海の家が立ち並ぶ鎌倉随一の由比ヶ浜海水浴場で、次は海を満喫する番だ。
(文・写真=鈴木志野)
MAP&DATA

編集者・ライター 鈴木志野さん
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今がいい山、棚からひとつかみ
山はいつ訪れてもいいものですが、できるなら「旬」な時期に訪れたいもの。山の魅力を知り尽くした案内人が、今おすすめな山を本棚から探してお見せします。
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