このエントリーをはてなブックマークに追加

空気が澄んでくる季節――。山頂で夜景を楽しむナイトハイキングに行ってみよう

From ワンダーフォーゲル編集部
基礎知識 2018年11月20日

山頂で夜景を楽しむナイトハイキング。空気が冷えて澄んでくるこれからの季節がおすすめです。ナイトハイキングを楽しむポイントとおすすめの山をご紹介します。

文/松原了太、編集部 写真/堀 寿伸

 

初めてのナイトハイキングQ&A

『ワンダーフォーゲル』2018年12月号の特集は「日帰りハイク100ルート」。「低山で岩場! スリリングハイキング」、「ご当地アルプス」、「四季を感じる季節限定の山」、「駅前登頂2時間のコースガイド」など、さまざまなテーマの日帰りコースガイドを掲載。春夏秋冬・1年中楽しめる、保存版大特集となっている。

その、テーマの1つとして紹介しているのが、「ナイトハイキングの山」だ。夜間に登山するとなると街灯などがなく真っ暗となる登山道は、さまざまな危険を伴うことになる。一方、日没時間が早く、空気が澄んでくる冬は夜景が一層きれいな季節。山頂から壮観な夜景を楽しむには最高の時期だ。

そこで、『関西ナイトハイキング』(創元社)の著者である松原了太さんに、ナイトハイキングを始める際のポイントを教えてもらった。

 

Q1:ナイトハイキングの魅力って何?

A:公共交通機関を利用して簡単にアクセスできる夜景でも感動はできますが、暗い登山道をてくてくと歩いて山の頂に立ち、眼前に広がる夜景を目にしたときの感動は格別です。また、夜景観賞は空気の澄んだ秋から冬が適期です。

 

Q2:ナイトハイキングに欠かせない装備はある?

A:暗い登山道では光源が不可欠です。ヘッドライトは予備と合わせて2つ、予備電池も必ず携行しておくことです。万が一に備えて、ツエルトもあるとベストです。夜間に地図とコンパスの使用は困難ですので、正確な位置を示すGPSを活用しましょう。

 

Q3:夜に歩くと道に迷わない?

A:夜間でも、踏み跡がある整備された登山道であれば、あまり迷うことはありませんが、分岐点などは注意深く意識しながら歩く必要があります。そして、必ず昼間の明るいうちにルートの下見をしておくことが絶対条件です。

 

Q4:夜に歩くと動物に襲われない?

A:ナイトハイキングをしているとシカやイノシシと遭遇することがありますが、ほとんどがヘッドライトの光におびえて逃げていきます。初めて見たときはびっくりしますが、立ち止まって動物がその場を離れるのを待ちましょう。

 

Q5:その他、ナイトハイキングの注意事項を教えて!

A:ルート選びは、沢筋をできるだけ避けて尾根道の最短ルートでのピストンが基本となります。暗い登山道では、足元にある岩などを見逃してつまずくこともありますので、足元を照らしながら一歩ずつ慎重に歩くようにしましょう。

 

ナイトハイキングにおすすめの山

赤城山・鍋割山(群馬県)

標高: 1332m、歩行時間: 計2時間40分(荒山高原登山口から往復)

赤城山の一峰、鍋割山。トワイライトタイムの夜景は格別。

⇒赤城山・鍋割山の詳細情報

 

高御位山(兵庫県)

標高: 304m、歩行時間: 計1時間5分(高御位神宮から往復)

播州平野の夜景が一望。高御位神社の参道でもあるため歩きやすい。

⇒高御位山の詳細情報

 

ナイトハイキングについてもっと知るなら・・・

『関西ナイトハイキング』
(著:堀寿伸、松原了太 発行:創元社)

関西でナイトハイキングを始めるならこちらの書籍。関西の29の山を紹介。写真家・堀寿伸さんによる夜景の美しい写真も楽しめます。

また、本書の著者である松原さんのホームページ「Nighthiking & Nightview」では、ナイトハイキングにおすすめの関東・関西の山を綺麗な夜景写真と合わせて紹介されています。ナイトハイキング情報も豊富、あわせてご覧ください。

 

教えてくれた人

ワンダーフォーゲル編集部

スリルと展望の岩稜の山は、3000m級の日本アルプスだけにあるわけではない!
まさかと思うようなスリリングな岩稜歩きが楽しめる低山や中級山岳は全国各地に存在。関東・関西近郊をメインに、全国の「岩稜名山」を紹介します。
 ⇒詳細はコチラ!
 ⇒Facebook
 ⇒Twitter

同じテーマの記事
知れば知るほど奥深い!「全国岩稜名山」の魅力とリスク
全国各地に存在する岩稜の名山。北アルプスなど、高山の岩稜の山とは一味違った地方・低山のリスクと、それを押しても行きたくなる魅力について紹介する。
身の丈に合った登山プランを着実に実行するために――、ソロハイクのプランニングTips
自由気ままなに1人で山に登るのは、登山の醍醐味のひとつだ。登山計画を1人で計画して、ひとりで歩く。身の丈に合ったプランを着実に実行し、スキルアップしていくためのプランニング術のTipsには、どんなものがあるだろうか。
テント泊登山で守るべきルールとマナー、4ヶ条。登山地ならではの行動と気遣いを!
登山のテント泊には、守るべきルールとマナーがあるのをご存じだろうか。周りに迷惑をかけない、自然をいたわるなど、登山地ならではの行動が求められる。他者と自然を気遣う心をもって、テント泊登山を楽しもう。
桜花のいってきマウンテン~低山おやまぁ発見記~ 『ワンダーフォーゲル』で新連載スタート
山が好きすぎて芸名にもなった、山登り大好き芸人、“ダジャレのスペシャリスト”として名を馳せる、桜花さんの新連載がワンダーフォーゲル6月号からスタート! 初回は栃木県の低山、両崖山&天狗山へ――。
記事一覧 ≫
最新の記事
記事一覧 ≫
こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

曇一時雨
明後日

曇時々晴
(日本気象協会提供:2019年12月15日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 冬こそおすすめの富士山周辺の山
冬こそおすすめの富士山周辺の山 澄んだ空気がいっそう景色を美しく見せてくれる冬。だから今こそ行きたい富士山一望の山々へ
NEW 安達太良山の紅葉と源泉見学 レポート!
安達太良山の紅葉と源泉見学 レポート! 福島県内からの3組の読者と、紅葉の安達太良山へ。山麓の岳温泉や二本松市の観光スポットもチェック!
NEW 1000フィルパワー&雨・濡れに強いダウン
1000フィルパワー&雨・濡れに強いダウン マーモット「1000イーズダウンジャケット」は、撥水加工を施した羽毛で、雪や汗、濡れに強く、保温力の高い一着!
NEW スノーシューの楽しみ方、冬の山の遊び方
スノーシューの楽しみ方、冬の山の遊び方 本格的な雪山登山は不安で二の足を踏んでいる…そんな人はスノーシューハイキングに行ってみましょう!
NEW 750mlサイズ新登場!サーモスの山専用ボトル
750mlサイズ新登場!サーモスの山専用ボトル 「もうちょっと」の声に応えた「ちょうどいい容量」の山専ボトル。「萩原編集長」の活用術もご紹介!
NEW 山岳ガイドが冬期登山でゴアテックスを選ぶ理由
山岳ガイドが冬期登山でゴアテックスを選ぶ理由 ゴアテックスのハードシェルは過酷な冬季登山でいちばん信頼がおける、と話す山岳ガイドの加藤直之さんに、その理由を聞いた
NEW 汎用性高く快適な寝袋! 連載「山MONO語り」
汎用性高く快適な寝袋! 連載「山MONO語り」 山岳ライター高橋庄太郎さんの連載は、シートゥサミット「アセントACⅠ」をテスト。快適な寝心地の秘密とは…。
NEW 伸縮素材で動きやすい!高機能ミッドレイヤー
伸縮素材で動きやすい!高機能ミッドレイヤー コロンビア独自の保温機能「オムニヒート」を搭載したアイテムの中から「サンタフェパークフーディ」をご紹介!
グレゴリーの軽量バックパックを徹底分析
グレゴリーの軽量バックパックを徹底分析 抜群の背負い心地と通気性を兼ね備えた「ズール」「ジェイド」。最上級のフィット感と快適性の秘密をチェック!
カリマー 最上位モデル開発物語
カリマー 最上位モデル開発物語 カリマーから、高所や雪山のために開発した最上位モデル「ultimate series」が登場。開発物語をチェック!
NEW 山梨県 一部山域の冬期登山は計画書提出を
山梨県 一部山域の冬期登山は計画書提出を 山梨県では12月から3月までの冬期期間、八ヶ岳、南ア、富士山の一部山域で登山計画書の提出を義務化する。詳しくはこちら
ガイドが試した こだわりのトレッキングハット
ガイドが試した こだわりのトレッキングハット 女性のためのトレッキングハット「アルピア」。視野の広さ、収納性など、女性登山ガイドの菅野由起子さんがチェック!