奥多摩の山を楽しむための十カ条――。東京都山岳連盟救助隊の奥多摩パトロールを通して感じたこと 4月下旬、奥多摩で東京都山岳連盟救助隊によるパトロールが行われました。日ごろは行方不明になってしまった方々の長期捜索などをしていますが、今回は事故を防ぐ呼びかけを行いました。その際に配布した「奥多摩の山を楽しむための十カ条」の内容も含めてご紹介します。 2022.05.23
眺める山の良さ、山麓の施設の味わい―― 山を愛する方々の想いを”つなぐ” 「無理をして山に登らなければ事故に遭うリスクは減らせる」――。はるばる目指す山の麓まで出かけていたりすると、ついつい無理をしてしまいがちですが、今回はそんな時の過ごし方を記してみます。 2021.11.08
ある報告書が教えてくれた「登山道」の大切さ。~これでいいのか登山道 ―よりよい「山の道」をめざして― 日本における遭難事故の原因には「道迷い」が一番多い。統計(令和2年)では、その割合は44.0%にも及ぶ。道迷いを減らすためには、登山者の読図能力向上なども必要だが、登山道そのものの在り方も考える必要があるかもしれない。 2021.08.20
「事故事例集」から学ぶ様々なことがら。『事故防止は仲間の知恵で』が伝えること 山で事故に遭うリスクを軽減する上で、数々の事故報告書や事例集などから参考にさせてもらえることも多いと思います。報告書に寄せられた貴重な体験や分析は、「同じ事故を繰り返さないで欲しい」というメッセージが込められたいます。 2021.06.14
便利な世の中だからこそ、失ってしまった感覚もあります。山々を眺めつつ、思ったこと こんな時期は、山の雑誌や本の存在が余計にありがたく感じます。ページを開くだけで、時間と空間を超えて、新鮮な山の空気を思い出させてくれたり、楽しかった場面に連れていってもらえるのですから。今回は、ある雑誌記事をきっかけに思い出した話をさせていただきます。 2021.03.03
「山で死んではいけない」。山岳遭難統計から考える事故を少しでも減らす取り組み 今回は警察庁から発表される遭難事故統計の話題。近年は「統計開始以来最多を記録した」という状況が続いて来ましたが、9月10日に発表された今年の夏期の概況も、6月に公表された令和元年の年間統計も、いずれも前年対比マイナスとなったのです。 2020.09.19
自然環境のことも考え、「山を畏れ敬う」心が自分を謙虚にしてくれる 今回は山の自然環境のことも含めて、その恩恵に感謝することが、間接的にはリスク軽減につながるのではないかという視点から記します。 2020.07.07
遠くに眺める山だからこそ、 さらに思いを募らせてくれることもある。 しばらく出かけない日々が続いています。しかし、そんな時だからこそ、山への思いは膨らむもの。今だからこそ、山のことを考えたい。山の本に触れるのもひとつだし、このコラムの趣旨からは、技術書や啓発書をじっくり読むのもいいかも知れません。今回は「山を眺める」という観点から、私自身が得られた気持ちを綴ってみます。 2020.05.25
地域の山を、関係する人々が分かち合って守り育てる――、つくばトレイルガーディアンズの活動で気付いたこと 環境保全や登山道、道標のあり方を模索し、そうした目標を参加型で実現すべく活動を開始した「つくばトレイルガーディアンズ」の皆さんと一緒に山を歩くなかで、安全登山について気づいた点を記します。 2020.03.16
遭難事故防止の講演会で気付いた、人から人へと直接伝わる言葉の力と、感動に伴う記憶の深さ 羽根田治さんによる講演を聞く機会がありました。本講演を通して「人から人へと直接伝わる言葉」の力や画像や映像を見ての感動を伴った記憶は、深く心に残り続けることを感じたのでした。 2020.01.06