二つ玉低気圧のリスクVol.2 平地とは違う山の天気の立体構造を総合的に判断する 前回に引き続き、登山においては特に警戒する必要がある「二つ玉低気圧」について解説。今回は立体構造を総合的に判断するために、高層天気図による解析を行う。 2020.04.03
登山者が警戒すべき二つ玉低気圧のリスクVol.1 2009年4月の鳴沢岳遭難事故の教訓 最近、よく耳にする「爆弾低気圧」という言葉。中でも「二つ玉低気圧」と呼ばれるものは、過去に大きな山岳遭難を引き起こす原因となっている。今回は、2009年4月に発生した北アルプス鳴沢岳遭難事故を取り上げる。 2020.03.18
太平洋側に大雪を降らせる「南岸低気圧」による遭難事例/那須岳雪崩事故から学ぶこと 冬の日本列島の太平洋側に大雪を降らせることもある南岸低気圧。この低気圧が招いた悲劇として記憶に新しいのが2017年3月に起きた那須岳雪崩事故。今回はこのリスクについて取り上げる。 2020.02.07
30年前の記録とともに、鮮やかに蘇る記憶――。アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ登山を楽しむ基礎知識 総集編 過去の登山記録は、できるだけ詳しく残しておきたい。改めて目を通したときには記憶も鮮やかに蘇る――。2度めに訪れたキリマンジャロ、過去の記録と記憶によって、さらに想い出深いものになった。 2020.01.27
キリマンジャロでは1年中、昼と夜の長さが同じ!? キリマンジャロ登山の「トリビア」 山の気象を知るには、地球規模・・・、いや宇宙規模のスケールで気象を考えることも必要だ。今回は、赤道・キリマンジャロの頂上で地球規模の「へぇ~」について考えてみよう。 2020.01.15
高所の気象と医学の知識で高山病対策を! ~キリマンジャロ登山を楽しむための基礎知識~ アフリカ最高峰のキリマンジャロに登る際、事前に対策すべきことの1つに「高山病対策」が挙がる。高山病の原因と対策を、気象予報士の観点と実際の経験から説明するが、この方法はキリマンジャロ以外にも通用する内容となっている。 2019.12.18
キリマンジャロの雪――、氷河減少の原因は地球温暖化? ~キリマンジャロ登山を楽しむ基礎知識~ 熱帯地域に聳えながら、山頂部に氷河を抱くキリマンジャロ。その氷河は近年縮小傾向で、過去と比べると明らかに小さくなっている。その原因は「地球温暖化」のひとことでは説明できないことを、気象予報士の大矢氏は指摘する。 2019.12.02
気象予報士の目を通して伝える、アフリカ大陸最高峰・キリマンジャロ登山を楽しむ基礎知識 ――導入編 大矢康裕氏が、長期予報や気候変動に関心を持つキッカケの1つとなったのが、2度のキリマンジャロ登頂で氷河縮小を目の当たりしたことだった。気象予報士の目を通しての様子を今回から数回に渡ってルポする。 2019.11.14
雲や雪煙の動きで上空の風の強さを知る――、観天望気で山頂や稜線の風の強さを見積もる方法 今回のテーマは観天望気。麓にいながら山頂や稜線の風の様子がわかれば、当日の行動計画を綿密に計算できるもの。本記事から、指と簡単な計算式で風の強さを見積もる方法を身につけて、山での強風のリスクに備えてほしい。 2019.10.17
『麓は秋でも山は冬』が起こる条件――、2006年10月の白馬岳遭難事故の教訓 10月上旬は紅葉を見に標高の高い山に行く人が多い時期だ。この時期の登山で、最も気をつけなければならないのが『麓は秋でも山は冬』という気象状況だ。10月上旬、山は一気に真冬へと変わることがある。 2019.10.03