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~2021年登り納め~ 塔ノ岳・丹沢山 (みやま山荘一泊 菩提峠より往復)

塔ノ岳・丹沢山( 関東)

パーティ: 1人 (O.Y. さん )

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行程・コース

天候

1日目 晴れ → 丹沢山山頂 曇り、2日目 快晴

登山口へのアクセス

マイカー
その他: ヤビツ峠から少し進んだ先にある、菩提峠駐車場へ駐車しました。
未舗装ですが広い駐車場です。トイレは駐車場への林道入口にありますが、若干距離があるので予めヤビツ峠の公衆トイレで用を足しておいたほうが良いかもしれません。

この登山記録の行程

【1日目】
06:57 [06:30] 菩提峠
07:51 [07:36] 二ノ塔 ※休憩 19分 [10分]
08:24 [08:06] 三ノ塔 ※休憩 8分 [10分]
09:02 [08:46] 烏尾山 ※休憩 8分 [10分]
09:50 [09:56] 政次郎ノ頭 ※休憩 無し [10分]
10:14 [10:56] 新大日 ※休憩 16分 [10分]
10:40 [11:16] 木ノ又小屋 ※休憩 10分 [10分]
11:17 [11:56] 塔ノ岳 ※休憩 56分 [30分]
13:39 [13:56] 丹沢山 ■みやま山荘にて一泊

休憩時間 … 2.0 [1.5時間]
行動時間 … 4.7 [5.9時間] ※計画の80%
合計 … 6.7時間 [7.4時間]

【2日目】
03:00 起床
06:00 朝食
07:30 [06:40] 丹沢山
08:24 [08:10] 塔ノ岳 ※休憩 54分 [60分]
09:37 [09:30] 木ノ又小屋 ※休憩 無し [10分]
09:43 [09:50] 新大日 ※休憩 4分 [10分]
10:03 [10:40] 政次郎ノ頭 ※休憩 無し [10分]
10:37 [11:40] 烏尾山 ※休憩 33分 [10分]
11:34 [12:30] 三ノ塔 ※休憩 5分 [10分]
11:49 [12:55] 二ノ塔 ※休憩 5分 [10分]
12:37 [13:51] 菩提峠

休憩時間 … 1.7時間 [2.0時間]
行動時間 … 3.4時間 [5.2時間] ※計画の63%
合計 … 5.1時間 [7.2時間]

※[ ]は計画タイム

★コース定数 … 46 (体重 58Kg / 荷物重量 13Kg)
※山と溪谷社公表の計算式より

コース

総距離
約17.3km
累積標高差
上り約1,856m
下り約1,856m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

【コース状況】
全体的に整備されていた歩きやすい登山道でした。
軽アイゼンを持って行きましたが出番はありませんでした。ただ、丹沢山山頂付近の登山道脇には少し雪が残っていました。今後の降雪次第という事もありますが、念の為持っていたほうが安心だと思います。


【周辺情報】
1日目は丹沢山の山頂に建つ「みやま山荘」にて一泊しました。
1泊2食付き ¥8,100でした。(神奈川県要請のトイレ使用料¥100含む)
※jRO(日本山岳救助機構)会員は¥500引きとなります。

夕食は18:00、朝食は06:00となっていました。(20:30 消灯)

2004年に立て替えたばかりの綺麗な山小屋です。平日で人数が僕を含めて4名だけだった事もあり2階奥の半個室で泊まる事が出来ました。
事前情報で食事が豪華だと聞いてはいましたが、想像以上で感動しました!
夕・・・焼肉にご飯、味噌汁、高野豆腐、黄桃 などなど
朝・・・炊き込みご飯、味噌汁、きんぴらごぼう などなど

-----------------------------------------------------------------------

下山後は東海大学湘南キャンパス近くの「秦野天然温泉 さざんか」にて入浴しました。
大人一人平日料金 ¥700でした。

菩提峠駐車場から40分ほど (約20Km)

脱衣所や洗い場がとても広くて綺麗でした。温泉の湯温もそこまで熱くは無いですが、しっかり暖まります。(コロナウイルス対策で常時露天風呂の扉を開けてあるので洗い場が少々寒かったです)
温泉併設の食事処も有ります。今回は鶏唐揚げ定食(¥900)を食べましたが、唐揚げが大きく美味しかったです。


【感想】
2021年の登り納め & 新調した広角レンズのテストを兼ね2017年末に続いての塔ノ岳、さらに丹沢山山頂のみやま山荘にて山小屋泊登山へ行ってきました。
人生初の登山だった思い出の菩提峠 → 二ノ塔・三ノ塔を経て塔ノ岳・丹沢山へ至るルートを選びました。(どれだけ自分が成長したのか確認する意味も込めました)

※2015年秋に職場の後輩に誘われ菩提峠ルートで塔ノ岳を目指しましたが、訳あって行者ヶ岳で無念の撤退。翌年6月に再挑戦で登頂を果たし登山の魅力にどっぷりとハマってしまった経緯がある僕にとってとても思い入れのあるルートです。

登りはじめから快晴で塔ノ岳山頂では360°の大展望でしたが、1日目の丹沢山山頂到着時は残念ながら曇ってしまい眺望はありませんでした。夕日の沈む景色を見れなかったのは残念でしたが、翌日朝3時に起床した時には雲はすっかり無くなっていて、秦野市街や富士山方面の夜景、そして相模湾の日の出を満喫出来ました。2日目も終始快晴で、これまた富士山をはじめとした山々を眺めながらの山歩きを楽しむ事が出来ました。

宿泊したみやま山荘では事前の情報で食事のレベルがとても高いと聞いてはいましたが想像以上でした!夕飯は焼き肉、朝飯は炊き込みご飯でした。料理の準備もさることながら食器の後片付けもとても大変だと思います。

山荘には鹿除けの柵を整備している業者の男性二名が月曜から連泊していて、色々なお話しを聞く事が出来ました。特に初日の夜は小屋番の石田さんも交えて僕の苗字の話題からはじまり、日の丸半導体の繁栄・衰退や世界的なコンテナ不足・脱炭素社会・果ては山での出会いなどなど話に花が咲き(笑)、時を忘れるようなとても楽しい時間を過ごす事が出来ました。

2016年当時よりも三脚やカメラなどの装備品が増えてザックの重量も倍以上になりましたが、標準コースタイムと同じか早いくらいで歩け自分自身の成長を感じる事が出来、他にも天気に恵まれ新調したレンズのテスト・山小屋での食事や一期一会など最高の登り納めとなった山行でした!

来年も「家に帰るまでが遠足、早出早着、段取り八分」の基本を徹底し登山を楽しんでいきたいと思います!

下記リンクは今回の登山のログデータです。
https://connect.garmin.com/modern/activity/8001942165

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フォトギャラリー:104枚

今回の登山で持って行ったカメラ。
先月新調したPENTAX 「K-1 Mark II J Limited 01」と、
今月この登山の為に新調した「HD D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」。
そしてRICOH 「GR IIIx」です。
全てリコーイメージングの製品ですね(笑)
※決してリコーの回し者では無いですよ!

本日の朝飯。
孤独のグルメ in 海老名SA 下り。
「なんつっ停 スペシャル」¥1,300

本日の山行のスタート&ゴール地点である菩提峠駐車場。
千葉の自宅出発 02:50 → 5:20頃到着。
出発時間まで仮眠を取りました。

人生三回目の菩提峠です。

駐車場から大山を望む。

綺麗に整備された木段を進む。

二ノ塔に到着。

二ノ塔の標識。

秦野市街と箱根の山々、金時山、奥にうっすらと愛鷹山も見えます。

同じアングルをGR IIIxの40mmにて撮影。
今回の山行は新たに新調した21mm広角レンズを装着したPENTAX K-1とGR IIIxの単焦点二刀流メインでいきます!

三ノ塔に到着。

太陽を真正面に捉えて撮影。
新調した21mmは耐逆光性能も素晴らしいです。

三ノ塔休憩所。
あれ?2016年に来た時はもっと古くさい建物だったような気が…

新しく立て直されたようです。内部も滅茶苦茶綺麗でした。
三ノ塔に限らず登山道や各山頂も含めてかなり手入れがされていて綺麗になっていました。

三ノ塔より富士山。

これから進む尾根道を見る。
各山小屋も綺麗に見えます。

三ノ塔地蔵菩薩。

烏尾山まで一度下って登り返します。

富士山が常に綺麗に見えるので、ついつい脚を止めて撮影してしまいます(笑)

冬枯れの登山道を進む。

同じアングルを40mmで。

烏尾山に到着。

烏尾山荘。

行者の鎖場を見上げて。
人生初の登山で来た時は怖かったなぁ。僕も成長したものです。

※今思えば初登山でこのルートを選ぶ職場の後輩も鬼教官ですね(笑)

足場材で固められたやせ尾根を進む。

新大日への登り。

新大日に到着。

木ノ又小屋に到着。

先に休憩をしていた男性の方と少しお話し。
僕の荷物がかなり多いのが気になったそうです。
※交換レンズに三脚など諸々入っていて全部で16Kgくらいありますと言うと驚いていました。

2016年のリベンジ登山時に下山の際、ここで飲んだコーヒーがとても美味しかった思い出があります。

塔ノ岳への最後の登り。

尊仏山荘が間近に見えてきました。

登ってきた尾根道を見下ろして。

塔ノ岳に到着。

快晴の塔ノ岳山頂。

休憩していた男性の後ろ姿と富士山。

山頂の石仏。

山頂より東京・神奈川の街並みを見下ろす。
遠くにうっすらスカイツリーも見えました。

蛭ヶ岳。山頂の蛭ヶ岳山荘も綺麗に見えます。

尊仏山荘。

尊仏山荘入口の標識。

丹沢山を目指して出発します。

気持ちの良い尾根道。
ところどころで脚立が置いてあったのですが、のちほど理由がわかりました。鹿除けの柵を整備している方々が使っているそうです。

アップダウンを繰り返しながら丹沢山を目指す。

途中で数名の方とすれ違いました。

写真中央奥に見えるのピークが大室山。右手が蛭ヶ岳。そして左手の一番大きなピークが桧洞丸。

丹沢山までもう少しです。

先ほどまで晴れていたのですが、ものの数十分で曇ってしまいました…
光芒が綺麗でした。

丹沢山に到着。

山頂にて一枚。

丹沢山山頂の観音様。
登山者を見守っているみたいでした。

広い山頂で各ルートへの案内板もありました。

みやま山荘に無事到着。

山荘入口の標識。

洗面所。
冬場は水が無いので使用不可でした。

気温はマイナス2℃を差していました。

入口にアイゼンは事前に外すよう注意書きが。
まぁ、当たり前ですよね。

受付を済ませて2階の寝室へ。

本日の居住スペース。半個室を一人で使えました。
他に男性3名、僕を含めて4名だけでした。

コーヒー (¥400)を頂きました。
ゼリー付きです。

休憩スペースにある不動様。
元々は蛭ヶ岳への稜線にある不動ノ峰にあったもので、悪戯か自然かは不明ですが台座から倒れていたのをみやま山荘の主人が保護して山荘に移して今に至るのだそうです。
無事の安全登山を祈ってきました。

お待ちかねの本日の晩飯 。
噂に聞いていた以上に豪華で普通の温泉宿みたいな焼き肉でした!ご飯も美味しくて3杯くらいお代わりしてしまいました(笑)

肉も旨かったです!
※前までは牛肉を使っていたそうなのですが、昨今のコロナウイルスの影響による物流問題で豚肉を使うようになったとの事でした。

食後の食堂にて。
小屋番の石田さんが僕の苗字が珍しく気になったようで少しお話しを。(山に関係する言葉です)
その後、休憩スペースにて鹿除けの柵整備の為に連泊をしていた男性二名と石田さん、そして僕の4人で話に花が咲いてしまい、消灯時間まで楽しい時間を過ごせました!

夜のみやま山荘。
就寝前はガスの中で展望は全く無かったのですが、すっきり晴れて街の灯りが綺麗に見えました。

PENTAXカメラオンリーワン機能のアストロトレーサーを試してみました。街灯りと月明かりのダブルパンチで上手く撮れるか心配でしたが、初心者にしては上出来かな?

丹沢山頂より夜の富士山。
街の灯りと富士山の奥に南アルプスもはっきりと見えます。

こちらでもアストロトレーサーを試しました。

1階の休憩スペース。階段を上がると寝室、写真左がトイレと乾燥室です。

休憩スペースで朝のコーヒーを。
2階での飲食は禁止。ガスバーナーは休憩スペースで使えます。
写真正面は受付 兼 売店です。

本日の朝飯 。
朝飯も豪華で炊き込みご飯でした!
こちらもとても美味しく2杯大盛りでお代わりをしてしまいました(笑)

日の出前のみやま山荘。

山荘2Fより日の出が綺麗に見えます。

クリスマスイブの日の出です(笑)

日の出のみやま山荘。
身支度を整えて出発しました。
皆さんお世話になりました!

丹沢山の山頂標柱(?)を取り忘れていたので一枚。
先日と違い、富士山も綺麗に見えます!

朝日に照らされる富士山。

本日も天気に期待出来そうです!
富士山をはじめ南アルプスの山々も綺麗でした。

さすがに登山道はガチガチになっていましたが、凍結している箇所は殆どありませんでした。軽アイゼンの出番も無さそうです。

雲一つ無い青空が広がっています。

木道を塔ノ岳へ向かって進む。

冬枯れの木々と青空。

塔ノ岳に到着。
いつもあれだけ賑わっているのに、今日は誰も居ない静かな山頂でした。何だか不思議な気分です。

塔ノ岳登頂3回目にして初めての自撮り写真(笑)

誰も居ない山頂を今のうちに撮影!
すぐに大倉方面から何人かの方が登ってきました。

素晴らしい快晴です。

山頂より富士山①

山頂より富士山②

南アルプスの山々。
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。その右手奥に仙丈ヶ岳も見えます。
仙丈ヶ岳手前に鳳凰三山。その右手奥に甲斐駒ヶ岳。
北岳手前稜線のピークは御坂黒岳。
そのさらに手前に三ッ峠山の稜線。

南アルプスの山々。
左から聖岳、赤石岳、荒川三山、小河内岳、蝙蝠岳、塩見岳。

遠く八ヶ岳連峰を望む。
左手の大室山の稜線の奥から権現岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳。

山頂より富士山③

苦労して担ぎ上げた撮影機材たち。
努力も報われます。

山頂からの眺望を満喫したので、下山を開始します!

木ノ又小屋へのなだらかな尾根道。

行者ヶ岳へのやせ尾根を見下ろす。

烏尾山に到着。

烏尾山より相模湾を見下ろす。
先日より気温が高いせいか眺望は思っていたほど良くなかったです。

三ノ塔に到着。

二ノ塔に到着。

日が射す登山道。

菩提峠駐車場に無事下山。お疲れ様でした。

「秦野天然温泉 さざんか」にてサッパリしました。

本日の晩飯。 孤独のグルメ in 「秦野天然温泉 さざんか」。 「鶏唐揚げ定食」¥900
唐揚げがとても大きく美味しかったです。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ ツエルト
健康保険証 ホイッスル 医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食
行動食 軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター カップ

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登った山

蛭ヶ岳

蛭ヶ岳

1,673m

丹沢山

丹沢山

1,567m

塔ノ岳

塔ノ岳

1,491m

鳥尾山

鳥尾山

1,136m

新大日

新大日

1,340m

三ノ塔

三ノ塔

1,205m

二ノ塔

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1,144m

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