行程・コース
天候
1日目:晴れのち曇り、二日目:曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
京王高速バスで新宿(7:20)ー上諏訪駅(10:55 30分延着)、JR中央線で上諏訪(11:32)から茅野駅(11:37)、茅野駅(11:55)からアルピコ交通バスで北横岳ロープウェイ駅(12:50)
北横岳ロープウェイで山麓駅から山頂駅まで
高速バスは、鉄道に比べ安価だが、渋滞でなくても延着の可能性があり要注意。ロープウェイも順番待ちですぐ乗れるとは限らない。
北横岳ロープウェイ http://www.kitayatu.jp
http://tozanguchi.net/chino_tokyo_
この登山記録の行程
【1日目】
山頂駅(13:17 13:37)・・・北横岳ヒュッテ(14:30 15:00)・・・北横岳 (15:12 15:19)・・・七つ池(15:47)・・・北横岳ヒュッテ15:55
【2日目】
北横岳ヒュッテ(8:00)・・・縞枯山荘(08:55)・・・ 雨池峠(09:04)・・・縞枯山(09:29)・・・茶臼山(10:28 10:42)・・・ 五辻(11:31)・・・山頂駅(12:02)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今シーズン2度目の雪山登山。装備も技術も経験も乏しい出戻り登山者が選んだのは、ロープウェイが使えて、営業小屋がある北横岳。雪が例年よりずっと少なく10センチ程度、天候も今ひとつだったが、雪が少ないということは苦労なく登れるということでもある。気温は氷点下12度、稜線上では風も強く、雪山ではどのような装備や備えが必要かイメージが少し具体的になったのは収穫だった。
<コース状況とアイゼンの選択>
北横岳から縞枯山、茶臼山を結ぶ登山路は、雪もよく踏み固められ、チェーンスパイクもよく効いた。事前に雪が少なく岩が出ているという情報があったので6本爪軽アイゼンとチェーンスパイクを持参したが、やはり所々岩が露頭しているので、6本爪は出番なし。岩と少ない雪のミックスのような状況では、チェーンスパイクが一番効果的だったと思う。
積雪が少ないので、ラッセルはもちろんなく、楽に歩けた。トレースもしっかりついていて、まず迷うことはないと思われた。無論、大雪が一度降ればトレースも消え、新雪を踏み分けていくには余計に体力が必要になるだろう。樹林帯を抜け出ると途端に強風(風速15mあるいはもっと?)が吹き荒れ、氷点下10度程度の気温と相まって体感温度が一気に下がる。耳が覆える帽子、防風性能が高い手袋はもちろんだが、頬も痛くなるほどでバラクラバが欲しかった。持参したネックゲイターを鼻の高さまで引き上げると良いのだが、眼鏡が曇ってしまい都合が悪い。ここも次回、工夫が必要な点。
縞枯山ー茶臼山の鞍部から五辻に下る区間は、人が少なくなり、特に下部は氷の上に薄く雪が乗っているところもあった。テープはあるのだが、樹林帯で踏み跡もやや薄いので、降雪時などはルート確認に注意が必要かもしれない。
<ウェアについて>
備忘録として記すと、ウェアは定番となったドライナミックメッシュ+メリノウールアンダー+フリースジップシャツ+サーマラップパーカー+ネックゲイター。下は、メリノウールタイツに夏用のパンツ+ゲイター。前述のように強風時の頬の保護に工夫が必要だが、氷点下10度程度の今回の山行には十分だった。アウターとして持参した夏山用のレインウェア上下は、今回も出番なし。ウールのインナー+アウトドライのオーバーグローブでは、運動量が少ない間は指先に冷えを感じた。
地図や記録にiPhoneを使っている皆さん。オーバーグローブを外していられない冬季雪山登山では、タッチ操作が難しいので、あらかじめロックを解除しておく工夫や、他の手段を用意しておいたほうがよさそうです。重ね着をした上から腕時計を巻ければ良いが、そうでなければ胸ポケットにつけるのも工夫の一つ。いちいちグローブは外さなければ、記録をつけたりするにも一苦労する。
<バラクラバについて思い出したこと>
そういえば出戻り登山者が英国駐在中、自宅のそばにバラクラバ通りというのがあって、毎日歩いていた。バラクラバは第一次大戦の戦地の一つで、寒冷なこの地に出征していく兵士のために家族が編み上げた目出帽がのちにバラクラバと呼ばれるようになったのだとか・・・。
みんなのコメント