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立山三山は2泊3日がおすすめ! 初めての3000m峰の縦走への誘い

From ワンダーフォーゲル編集部
ガイド・記録 2020年06月02日

北アルプス北部にある立山連峰。アルペンムード漂う3000m峰の山々に、室堂平、弥陀ヶ原などの広大な高原台地が広がる、夏には多くの登山者が訪れる人気の山域だ。豊富な残雪、色とりどりの高山植物、信仰の歴史、温泉などなど、立山には多彩な魅力があふれている。
そんな立山連峰の魅力を思いっきり味わいたいのであれば、立山三山を2泊3日の行程で計画するのがおすすめだ。

文=編集部 写真=矢島慎一

※緊急事態宣言は解除されましたが、お住まいの地域と訪問する山域の自治体の情報を確認して行動をお願いします。

 

多彩な魅力あふれる立山三山

室堂平の東側に連なる雄山(3003m)、大汝山(3015m)、富士ノ折立(2999m)の総称を立山という。これに南の浄土山(2831m)、北の別山(2880m)を合わせて立山三山と呼ばれている。登山起点は約2450mの室堂。立山アルペンルートの交通機関を利用してここまでアクセスすることができる。

コース上では山小屋や休憩所が充実しており、エスケープルートもあるので、さまざまな行程を考えることができる。7月~8月には高山植物が花を咲かせ、稜線に立てば、眼下に室堂平が広がり、北アルプスの山々はもちろん、富山湾の眺めも楽しむことができる。

 

2泊3日の行程がおすすめ

『ワンダーフォーゲル』2020年6月号の特集「剱・立山大全」で紹介している立山三山ルポでは、2泊3日の行程で立山三山を訪れている。

1日目は室堂の山小屋に泊まり、2日目は浄土山~立山、真砂岳を経て内蔵助山荘泊、3日目は別山に登頂し、雷鳥沢、室堂へ下山する。頑張れば最短2日で行ける。

しかし、体調を整えて、立山の魅力をじっくり味わうには余裕を持たせた2泊3日の行程をおすすめしたい。

◆モデルコース

1日目:室堂ターミナル・・・ミクリガ池・・・雷鳥平(宿泊)
2日目:雷鳥平・・・立山室堂・・・室堂山展望台・・・浄土山・・・一ノ越・・・立山・・・大汝山・・・大走り分岐・・・真砂岳・・・内蔵助山荘(宿泊)
3日目:内蔵助山荘・・・別山・・・別山乗越・・・雷鳥平・・・ミクリガ池・・・室堂ターミナル

⇒コースタイム付きの登山地図を確認

 

初日は室堂の山小屋に1泊し、高度順応も兼ねる

アルペンルートで室堂にアクセスできても、一気に標高を上げれば高山病のリスクは高くなる。立山では、高山病などで体調不良に陥る登山者が比較的多く、高山病への配慮はしていきたい。

室堂にはいくつかの山小屋がある。今回は雷鳥沢ヒュッテに宿泊。明日登る立山の山々を眺めながら、室堂平や雷鳥平周辺を散策したり、地獄谷を源泉とする温泉に浸かってゆったり過ごすのが室堂泊の醍醐味。

 

稜線の小屋に1泊して、内蔵助カールを散策

2日目は真砂岳近くにある稜線の山小屋、内蔵助山荘に1泊し、稜線から眺める日の出、日の入りをぜひ満喫しよう。さらに、内蔵助山荘の東側、15分ぐらい下ったところに2018年に氷河と認定された内蔵助雪渓がある。

日本に7つある氷河の1つ、内蔵助カールを散策。一般登山道からアクセスできる氷河はここだけ


立山三山の縦走コースから外れるが、山小屋に宿泊すれば、散策する時間もとれる。現在、日本の氷河は7つあるが、一般登山道として立てる氷河は内蔵助雪渓のみなので、ぜひ訪れたい。

他にも、立山三山の稜線上には、剱御前小屋や一の越山荘などの宿泊可能な山小屋がある。剱御前小屋からは迫るような剱岳の眺めを楽しむことができなるど、泊まる小屋によって楽しみ方もさまざま。

山荘付近を散策中に、虹がかかるというサプライズが! 


コース上に山小屋が充実している立山三山は、アルプスの3000m峰の縦走にチャレンジしてみたいという人にもおすすめだ。ぜひ余裕持った計画で、立山の魅力を味わってほしい。

剱岳の展望台である別山から、憧れの剱岳を望む

 

記録・ルポ 日本の山
教えてくれた人

ワンダーフォーゲル編集部

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