ロープウェイで夏の北八ヶ岳へ！　ご当地産グルメで満腹に

夏の終わり、ぽっかりあいた1日の休日を使って北横岳へ。朝一番の特急とバスを乗り継ぎ、ロープウェイに乗って坪庭駅に降り立った。溶岩が露出した坪庭を進み、北横岳へ向かう登山道へ。天気がとてもよく、観光客も登山者もだいぶ多かった。夏休みのせいか、小学生ぐらいの子供のいる家族連れとたくさんすれ違った。

最初に到着する南峰からは八ヶ岳の山並みが一望のもと。南八ヶ岳の山々や南アルプスは残念ながら雲の中だった。それでも中央アルプスの山々や木曽御嶽山が雲の間から眺められれば、この季節としては上出来だ。北峰まで足を延ばし、蓼科山の美しい山姿を眺める。日帰りで来るにはだいぶ遠かったけど、絶好の夏山登山日和に来られてよかったな。

モデルコース：北横岳

コースタイム：北八ヶ岳ロープウェイ坪庭駅（1時間）北横岳ヒュッテ（20分）北横岳南峰（5分）北横岳北峰（20分）北横岳ヒュッテ（45分）坪庭駅　合計2時間３０分

アクセス：JR中央線茅野駅からバス約1時間、北八ヶ岳ロープウェイ下車、ロープウェイ約7分で坪庭駅

みっしり厚み、味わい深いポークカツレツ

坪庭駅に戻り、ロープウェイで景色を楽しみつつ、あっという間に山麓駅へ。

北八ヶ岳ロープウェイは山頂駅にカフェ、山麓駅にレストランがある。今回は日帰りでバスの時間が気になったので、早めに山麓駅に下り、駅内のレストランでゆっくり昼食をとることにした。

なにを食べようか、写真付きのメニューを眺める。ボリュームのありそうな洋食メニューがたくさん、どれもおいしそう。信州サーモンや信州牛のメニューなど、地元産の食材もある。今回は「信州ポークカツレツ」をオーダーした。メインにライスまたはパンがつく。

店内はガラス張りで明るく、広々としている。窓際の席に腰掛けた。いつものことだが、周りの人が食べているものを見て、あれはおいしそうだ、こちらもよかったか…と思う。待つことしばし、料理が出来上がり、カウンターに取りに行く。

おお、思ったよりカツが大きく分厚い。デミグラスソースがたっぷりとかかっている。かぼちゃやブロッコリー、きのこなど付け合わせの野菜もカラフルでかわいいな。

まずはカツを切ってみる。うわ、思ったよりも肉の厚みがある。一口味わうと、サクサクとした衣の食感とともに、豚肉のうまみが口に広がる。肉はやわらかくてキメが細かい。ふふふ、これは「大当たり」ではないか。ソースの味わいもいい感じで、ニヤリとしてしまう。野菜もそれぞれの食感や風味を生かした調理法、芸がこまかいぞ…。

続いてパンを一口。ふんわりとあたたかく、もっちもちの生地。風味もよくて、これは好きな感じのパンだよ。見た目はそれほど大きくないけど食べごたえがあるね。

カツはボリュームたっぷりだけど、肉の質がよいのかどんどん食べ進められる。信州ポーク、侮りがたし…。ソースと和えながらしっかり味わって、いい感じにお腹いっぱい。ごちそうさまでした。

ほかのメニューも美味しそうだったし、次回は信州サーモンを味わってみたいな。いや、次回は泊まりで訪れてたっぷり山を歩き、下山前に坪庭駅のカフェで景色を見ながらゆっくり過ごすのもいいなあ。ほかの人が食べていたこけもものソフトクリームも美味しそうだった。次回はいつ北八ヶ岳に来られるだろうか。